定価 | : | 1,760円(税込) |
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判型 | : | A5判 |
体裁 | : | 並製 |
頁数 | : | 208頁 |
ISBN | : | 978-4-7612-7627-0 |
発行日 | : | 2022年9月5日 |
2時間で丸わかり インボイスと消費税の基本を学ぶ
読者様の声
- 会計が苦手な新米の免税事業者です。インボイスという謎の言葉を耳にしてからインターネットで情報を漁りましたが「なんかヤバいやつ」くらいしか理解ができず、どうしたものかと思っていたところで平積みされていた本書を見つけました。時折挟まれている登場人物の率直なコメントはそうそう!そこが疑問なの!と共感しやすく、本文も初心者が見ても理解しやすいよう平易な言葉や図解満載で正直に申し上げてめちゃくちゃ分かりやすかったです。本書で初めてインボイスが何なのか、自分はどう対応すべきなのかがわかりました。著者の方に直接お礼をお伝えしたいくらいです。ありがとうございました!(30代・女性)
- 消費税の曖昧な部分が、分かりやすく説明されていて、感動しました。実務対応に向けての準備も明解になりました。インボイスかかって来い!と思える内容でした。(30代・女性)
内容紹介
★令和5年(2023年)10月、消費税導入以来最大の改正が実施されます。それが「インボイス制度」の導入。「インボイス」とは、売り手が買い手に対して発行する「消費税の納税額の証明書」のこと。「適格請求書」とも呼ばれています。
★インボイス制度の導入により、存続が危ぶまれる小さな会社や個人事業主が続出します。
★年商1,000万円以下の小さな事業者は、消費税の納付義務を免除されてきました。こうした「免税事業者」には、消費者等から預かった税金を懐に入れる「益税」が認められてきたのです。かつては全事業者の4割が免税事業者と言われましたが、令和5年9月30日をもって、益税は終わります。
★その理由は、免税事業者がインボイスを発行できないこと。そうなると、請求される側(買い手)は消費税納付で自腹を切ることとなり、結果的に「手取り」が減ります。これは死活問題であり、インボイスを発行できない事業者は値下げ要請を受けるのはもちろん、最悪の場合、取引を解除されるのでは、と言われています。
★とはいえ、免税事業者が税務署に届け出て「課税事業者」になれば、顧客から預かった消費税を納めることになり、これまでよりも手取りが減ります。小さな事業者にとっては痛手でしょう。
★インボイス導入の影響は、請求書を受け取る発注者・購入者にとっても頭の痛いところ。たとえば、個人事業主を多数抱える「建設業」「不動産業」「システム開発業」「WEB制作事業」などでは、発注側が消費税納付で自腹を切るケースが続出するのでは、と懸念されています。それを避けるために仕入先に強引な値下げ要請や取引解除をすれば、独禁法に抵触する可能性もあるとの指摘もあり、難しい対応を迫られるでしょう。
★本書は、インボイス制度が始まっても手取りを減らさないために、売り手と買い手のそれぞれができるだけ損をしない「最適解の見つけ方」を、さまざまな角度から解説します。
目次詳細
はじめにインボイス制度導入の衝撃、免税事業者は絶滅!?
■第1章まずはここから! 消費税の基本の「き」
■第2章これだけは知っておきたい! インボイス制度の基本の「き」
■第3章免税事業者はインボイス制度にどう対応すればいいのか
■第4章免税事業者から購入する課税事業者はどう対応すればいいのか
■第5章インボイス制度での消費税の計算と経理処理について
■第6章インボイス制度で請求書はここまで変わる!