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実家の処分で困らないために今すぐ知っておきたいこと

高橋正典
定価
1,540円(税込)
判型
46判
体裁
並製
頁数
224頁
ジャンル
  • 暮らし・健康
ISBN
978-4-7612-7121-3
発行日
2015年10月21日

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「実家を継ぐ人がいない!」どうする? 実家を空き家にすると大変なことに!
2015年5月「空家等対策の推進に関する特別措置法」が全面施行されました。この法律により、倒壊の危険がある、景観を著しく損なう、など管理を怠っている空き家は、これまで6分の1に抑えられていた固定資産税の軽減措置が解かれたり、行政代執行により、強制的に解体されたりする可能性が出てきました。さらに、相続税の基礎控除額が引き下げられるなど、現在、実家に関するさまざまな問題に注目が集まっています。
空き家を適切に管理するためには、月に1度の換気や庭の草刈り、雪深い地方であれば雪下ろしをしなければならないなど、かなりの労力が必要です。もちろん、実家に行くための交通費や、固定資産税など、多額のコストもかかります。実家を放置することは、大きなリスクを抱えることになるのです。
このようなリスクを回避するために大切なことは、親が元気なうちに、実家を空き家にしないための話し合いをすることです。本書では、「売る」「貸す」「事業化する」「二世帯住宅にする」など、実家の処分や活用に関するさまざまな選択肢とそのノウハウや注意点を紹介しています。さらに、相続に関する知識、親との話し方、実家の片づけなど、実家にまつわる問題を解決するための情報が満載です。
本書を読めば、親も子も、あなたの家族全員が幸せになるための「実家問題」の解決策が必ず見つかります。

目次詳細

第1章 あなたの実家、放っておくと大変なことになるかも
・深刻化する空き家の実態とは
・固定資産税が6倍に! 直撃する空き家増税とは
・空き家にまつわるリスクとお金は想像以上
・相続税改正であなたの実家も課税対象に!?
・「実家」と「相続」は密接につながっている
・実家の今後を考えることは親の幸せを考えること
・親と将来について気持ちよく話すためには?

第2章 実家を売る
CASE1 えっ! 大切な実家がタダ同然!? もっと高く売る方法はないの?
・「田舎の家は売れない」は本当?
・古い実家もこうすれば売りやすくなる
・高く売るために必ず準備すべきこと
・田舎の実家はまず登記簿の確認を
・隣家と揉めがちな土地の境界
・改築履歴を持つ実家は要注意
・更地にするにはお金がかかる
・不動産を売るための手順
・上手に売るための不動産業者の選び方
・理想の売りタイミングとは?
・どうしても売れないときは「空き家バンク」を使う
・ところで、あなたの実家、本当に売るべき?

第3章 実家を貸す、事業化する
CASE2 無責任な管理会社にやられたい放題。甘い賃貸経営の末路
・「実家を残す」と決めたら
・実家をそのままの状態で人に貸す
・はやりのリノベーションとリフォームの違い
・上手なリフォーム会社の選び方
・賃貸住宅は相続税対策になる?
・「相続税対策」という殺し文句に踊らされるな
・過剰な賃貸投資は大怪我のもと
・都心部にある実家なら、「シェアハウス」として貸し出すという手も
・その他の土地活用法
・噂のリバースモーゲージは本当に使えるのか

第4章 実家を二世帯住宅にして住む
CASE3 二世帯住宅建設には、注意すべき点がいっぱい!
・二世帯住宅のメリット
・二世帯住宅は人間関係を保つのが難しい
・増改築による二世帯住宅は法律違反になる場合が多い
・二世帯住宅の登記は要注意
・将来の利用法も考えて二世帯住宅を建てる
・二世帯住宅建設のお金は誰が払う?

第5章 実家をきょうだいで相続するために知っておきたいこと
CASE4「こんなはずじゃなかった!」仲のいいきょうだいにも起こる不動産の相続争い
・遺産の4つの分割方法
・代償分割を行うにあたっての注意点
・ケーキを切り分けるようにはいかない土地分割
・「相続」を「争続」としないために

第6章 これだけは知っておきたい、相続と相続税のしくみ
・そもそも相続できる人は誰か?
・相続にあたっては面倒な手続きがたくさんある
・相続税はこうして計算される
・実家を受け継ぐ人は「家なき子」になっておく
・絶大なる遺言書の力

第7章 そのほかにもある実家の困った問題
・ちょっと見ぬ間に実家がゴミ屋敷になるワケ
・墓じまいや仏壇の扱いについても知っておこう
・タンス預金に要注意

著者について

著:
高橋正典

株式会社バイヤーズスタイル代表取締役。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、国土交通大臣登録証明事業不動産コンサルティング技能登録者。

1970年東京生まれ。顧客と業者の間に大きな情報格差があり、売りっぱなしの「紹介ビジネス」と言われる日本の不動産業界の慣習を変え、より顧客に寄り添う「エージェント(代理人)ビジネス」にシフトさせるべく、株式会社バイヤーズスタイルを設立。業界で初めてすべての取扱い物件に「住宅履歴書」を導入、顧客の物件の資産価値向上を担う。一般的に売りづらいとされる、築年数の古い中古住宅の売買に精通しており、顧客から厚い信頼を得ている。

さらに、一つひとつの中古住宅(建物)を正しく評価し、流通させるため「売却の窓口?」を運営し、その加盟店は全国に広がっている。不動産流通の現場を最も知る不動産コンサルタントとして、各種メディア・媒体等においての寄稿やコラム等多数。一方で、一般社団法人相続支援士協会の理事を務めており、相続問題を始めとする家族の諸問題に造詣が深い。自身も30歳で二世帯住宅を建てるなど、両親の老後問題を真正面から受け止め、その後父親を看取った経験から、「親の幸せとは何か?」「子どもの立場としての本音と葛藤」など、後悔のない親とのかかわり方を提唱している。

著書に『マイホームは、中古の戸建てを買いなさい!』(ダイヤモンド社)、『プロだけが知っている! 中古住宅の選び方・買い方』(朝日新聞出版)などがある。

読者様の声USER’S VOICE

  • 昨年母が亡くなり、実家には父が一人で暮らしています。物があふれ、一人暮らしには大きすぎる家の「これから」をいつも考えています。この本に書かれていた「親の幸せとは?」を考えると、答えが出てくると思いました。(46歳女性・主婦)

  • 古い建物をそのまま放置していたら、後々甚大なトラブルになるとの指摘が書いてあり、この本を買って大変良かったと思いました。(73歳男性・その他)

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