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ケチな社長はなぜお金を残せないのか?

吉澤大
定価
1,650円(税込)
判型
46判
体裁
並製
頁数
240頁
ジャンル
  • 経営
ISBN
978-4-7612-7071-1
発行日
2015年3月24日

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ケチな社長ほど、損をしている。

・減価償却費は支出もないのに費用になるうれしい経費
・借金をしないで自己資金で投資をしたほうが安全
・原価割れするような価格の仕事はやってはいけない
・貯金代わりに若いうちから生命保険に加入をする

それ、全部間違いです!

私は20年以上にわたり、
税理士として中小企業の社長さんたちと話をしてきました。
その経験から、「自分は数字に強い」と思っている人のほうが、
実は損しているケースをたくさん見てきました。

自信がある分、
落とし穴にハマりやすく、正しい損得計算ができないからです。

とくに
「自分は人よりも儲けの仕組みに詳しい」と
思い込んでいる社長のほうが、ずっと“カモ”になりやすい
のです。

なぜなら、
「自分がまだ知らないだけで、もっと得をする方法がどこかにあるはずだ」と
常にアンテナを張っているから。

そして、「自分は数字に強い」という自負が目を曇らせて、
あざとい儲け話に乗って逆に損をしてしまうのです。

正しい損得計算ができず、こっそり得をしたつもりがかえって損をする、
そんな「安物買いの銭失い」とも言うべき社長のことを、
本書では『ケチな社長』と呼んでいます。

本書の目的は、
そんなケチな社長に正しい損得計算の方法をお伝えするとともに、
「経営判断の基準」を身につけていただくことです。

これまで私が出会い、あるいは見聞きしてきた実例をもとに
<本当に儲かるのは、どっち!?> という二者択一形式のQ&Aを15本設定。
個人として会社としてお金を残す、
すなわち「財を成す」ための鉄則を解説しました。

本書で取り上げる主なQ&Aを、ご紹介しておきましょう。

○そもそもお金を残すなら「個人で」vs.「会社に」
○決算前に赤字覚悟のセールを「する」vs.「しない」
○利益アップには「1割値上げ」vs.「1割多く売る」
○低迷から脱するには「新規事業進出」vs.「既存事業強化」
○退職金の準備は「節税保険に加入」vs.「定期積金」
○節税目的で「中古のベンツを買う」vs.「買わずに納税」

リアルな課題に答える、社長の意思決定力トレーニングブックの誕生です!

目次詳細

はじめに
Q1 決算前に“赤字覚悟”の在庫一掃半額セールを「する」VS「しない」、どっち⁉
Q2 より多く儲けたいなら、「1割値上げ」VS「1割多く売る」、どっち⁉
Q3 重点商品にすべきは、「粗利益率の大きい商品」VS「よく売れる商品」、どっち⁉
Q4 儲けても税金を払うくらいなら、「中古のベンツを買う」VS「買わずに税金を払う」、どっち⁉
Q5 設備を遊ばせておくくらいなら、「原価割れでも受注する」VS「依頼を断る」、どっち⁉
Q6 そもそもお金を残すなら、「個人で」VS「会社に」、どっち⁉
Q7 社長の自宅は、「持ち家がいい」VS「賃貸がいい」、どっち⁉
Q8 社長の自宅を借りるなら、「個人で契約」VS「会社で契約」、どっち⁉
Q9 会社を潰したくないなら、借金は「極力しないほうがいい」VS「躊躇せずにしたほうがいい」、どっち⁉
Q10 前向きな投資のリスクを下げるためには、資金を「自社で賄う」VS「借金で調達する」、どっち⁉
Q11 銀行から有利な資金調達をするなら、取引するのは「メイン一行だけ」VS「複数行」、どっち⁉
Q12 資金調達のコストが安いのは、「金融資金からの借入れ」VS「投資家からの出資」、どっち⁉
Q13 事業が低迷しているなら、「新規事業に進出する」VS「既存事業を強化する」、どっち⁉
Q14 リスクをカバーしながらお金を残すなら、加入するのは「貯蓄型の終身保険」VS「掛け捨て型の定期保険」、どっち⁉
Q15 退職金の準備をするなら、「節税保険に加入する」VS「定期積金をする」、どっち⁉
おわりに

著者について

著:
吉澤大

●1967年生まれ。税理士。明治大学商学部卒業。國學院大學大学院経済学研究科博士前期課程修了。本郷公認会計士事務所(現 辻・本郷税理士法人)勤務を経て、1994 年に26歳で吉澤税務会計事務所を設立。現在同事務所代表およびアライアンスLLPパートナー。
●不動産全般、とりわけ相続や事業承継、資産税に強い税理士として、首都圏を中心に活躍。顧問先に不動産会社を多数抱え、税務の戦略的なアドバイスができる不動産のプロの育成に尽力している。
●一方で、税務・資金調達という自身の専門分野で経営者が抱える種々の難問に取り組む「ファイナンス用心棒」を自認し、現在、日経トップリーダー経営者クラブ 「トップの情報CD」でレギュラーコメンテーターを務める。
●著書に、38万部突破となったベストセラー『マジビジPRO[図解]会社の数字に強くなる!』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)のほか、『会社の財務』(日経BP社)、『つぶれない会社に変わる! 社長のお金の残し方』 (日本実業出版社)、『図解いちばんやさしく丁寧に書いた不動産の税金』(監修、成美堂出版)、『2時間で丸わかり インボイスと消費税の基本を学ぶ』『一生食べていくのに困らない 経理の仕事術』 (以上、かんき出版)など多数。