ケチな社長はなぜお金を残せないのか?
内容紹介
ケチな社長ほど、損をしている。
・減価償却費は支出もないのに費用になるうれしい経費
・借金をしないで自己資金で投資をしたほうが安全
・原価割れするような価格の仕事はやってはいけない
・貯金代わりに若いうちから生命保険に加入をする
それ、全部間違いです!
私は20年以上にわたり、
税理士として中小企業の社長さんたちと話をしてきました。
その経験から、「自分は数字に強い」と思っている人のほうが、
実は損しているケースをたくさん見てきました。
自信がある分、
落とし穴にハマりやすく、正しい損得計算ができないからです。
とくに
「自分は人よりも儲けの仕組みに詳しい」と
思い込んでいる社長のほうが、ずっと“カモ”になりやすいのです。
なぜなら、
「自分がまだ知らないだけで、もっと得をする方法がどこかにあるはずだ」と
常にアンテナを張っているから。
そして、「自分は数字に強い」という自負が目を曇らせて、
あざとい儲け話に乗って逆に損をしてしまうのです。
正しい損得計算ができず、こっそり得をしたつもりがかえって損をする、
そんな「安物買いの銭失い」とも言うべき社長のことを、
本書では『ケチな社長』と呼んでいます。
本書の目的は、
そんなケチな社長に正しい損得計算の方法をお伝えするとともに、
「経営判断の基準」を身につけていただくことです。
これまで私が出会い、あるいは見聞きしてきた実例をもとに
<本当に儲かるのは、どっち!?> という二者択一形式のQ&Aを15本設定。
個人として会社としてお金を残す、
すなわち「財を成す」ための鉄則を解説しました。
本書で取り上げる主なQ&Aを、ご紹介しておきましょう。
○そもそもお金を残すなら「個人で」vs.「会社に」
○決算前に赤字覚悟のセールを「する」vs.「しない」
○利益アップには「1割値上げ」vs.「1割多く売る」
○低迷から脱するには「新規事業進出」vs.「既存事業強化」
○退職金の準備は「節税保険に加入」vs.「定期積金」
○節税目的で「中古のベンツを買う」vs.「買わずに納税」
リアルな課題に答える、社長の意思決定力トレーニングブックの誕生です!