失敗史の比較分析に学ぶ 21世紀の経済学
- 著
- 逢沢明
- 定価
- 1,650円(税込)
- 判型
- 46判
- 体裁
- 並製
- 頁数
- 320頁

- ジャンル
-
- 経済・金融
- ISBN
- 978-4-7612-7146-6
- 発行日
- 2016年2月10日
書誌情報BOOKS
ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』の著者
水野和夫氏絶賛!
「なぜ景気はよくならないのか?」
「失業率は本当によくなったのか?
「デフレは本当にあったのか?」
「何のためのインフレ誘導なのか?」
「国債を発行が景気を悪くしているのか?」
「リフレが経済を悪化させているのか?」
など様々な疑問を、近代経済の失敗史をひもとき驚愕のデータと明快なロジックで解き明かす、新しい時代に備える本!
表向きの経済データとその説明には、時にウソやゴマカシが潜んでいる。政府は可能なかぎり良く見せようとし、時には政府自身までが自分たちのデータにだまされる。私たちも当然、そういう経済データのダマシや偏った解釈に取り巻かれている。
この本では、そんな経済の「正しい読み方」を、さまざまな実例に即して紹介。現代経済の「原理」や「変容」を示して、経済データやその説明のウソを見破る方法を解説。これからの時代の荒波を乗り切るための経済学。
目次詳細
第1章 経済的苦難の真因──経済データはダマシに満ちている
第2章 経済の宿命──経済学者も政治家も解釈を間違え続ける
第3章 格差は成長余力──庶民は成長エンジンであり富者よりも強い
第4章 借金財政の失敗──国の借金を増やすほど景気は悪化する
第5章 経済矛盾の恐怖──借金で株価を上げても経済は低迷する
第6章 世界恐慌の真相──行き過ぎた金融緩和が国民を大損させる
第7章 軍国経済の暴挙──国民をどん底に陥れた驚愕の錬金術を暴く
第8章 経済学者の詐術──リフレ派の転倒した政策を警告する
終章 最良の成長策──99%のための幸せな経済発展に向けて
著者について
- 著:
- 逢沢明
◎――京都大学大学院博士課程修了。京都大学を定年退職(情報学研究科)。現在、国際情報学研究所理事長。工学博士。情報数理、進化型知能、複雑系情報学の気鋭の研究者であり、かつ文明批評の論客として知られる。コンピューターのパターン認識性能を一挙に100倍に高める「進化型コンピューター」に挑戦するなど、本業での開発・研究は極めて創造性豊かである。クイズ・パズルを10万個集めたと言われるパズル博士ぶりは有名。官庁からは科学技術政策委員の依頼が多く、ゲーム理論を実践する政策通として信頼されている。著者に、『21世紀の経済学』(小社刊)、『頭がよくなる数学パズル』シリーズ、『大人のクイズ』(いずれもPHP研究所)、『複雑系は、いつも複雑』(現代書館)、『転換期の情報社会』(講談社現代新書)、『コンピューター社会が崩壊する日』(光文社)など多数。
読者様の声USER’S VOICE
-
父に勧められて買った本で、初めは難しいかと思ったが、どこにも書いていない視点や内容でとても読みごたえがあった。(20歳男性・その他)
-
この本は、もっと多くの方に読んでもらいたい。(71歳男性・その他)
-
「国債パニック」「金融パニック」をすでに読んでいて、おもしろかった。(69歳男性・その他)