定価 | : | 1,540円(税込) |
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判型 | : | 46判 |
体裁 | : | 並製 |
頁数 | : | 240頁 |
ISBN | : | 978-4-7612-7659-1 |
発行日 | : | 2023年3月23日 |
特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方
読者様の声
- 子供の頃から持っていた自分の親の教育にする疑問や、私はこういう風に考えていきたいという芯の様なものを改めて考えさせられました。親として、親の子として、1歩大人になれた気がしました。平熱先生の時間と努力の結晶のお裾分け ありがとうございました。(20代・女性)
- 小学校で特別支援学級の担任をしています。信州大学の本田秀夫先生の本を読んでいますが、この平熱さんの本は、とても読みやすく、わかりやすく、しかも納得できることばかりです。新卒の若者にも薦めます。通常学級の先生たちにも、広く読んでもらいたいです。(50代・女性)
- 8年ほど前に実の姉が軽度の発達障害とわかり、姉に感じていた幼稚さをどう理解してよいかわからずにいましたが、この本を読み姉への接し方を学べ、気持ちが楽になりました。(40代・女性)
内容紹介
「みんなといっしょにあそべるようにさせなきゃ」
「空気が読めないのをどうにかしなきゃ」
んー、がんばる方向ちがってない?
Twitterフォロワー6.9万人。
特別支援学校で働く平熱先生の、はじめての本がついにできました。
発達につまずきのある子どもたちと、そのまわりにいる大人のみなさんのために、
特別支援教育をベースにした「困った!」を小さくするヒントが満載。
将来子どもたちが社会に出たとき、たくさんの人やサービスに助けてもらいながら、
少しでも自立して生きていくために。
いっしょに生活する大人ができるサポート、知っておいてほしいことを、
むつかしい話やきれいごとは一切なしで、精一杯書きました。
「どうしてできないんだ!」ではなく、
「どうやったらできるかな?」を考えてく特別支援教育って最高じゃない?
目次詳細
序章 特別支援教育が子育てに有効なワケ
第1章 子どもの「自立」をどう考える?
「できないことが多い」=「自立できていない」じゃない
「好きなこと」は、こんなに人生にプラスになる! ……など
第2章 大人も子どももしんどくならない サポートのポイント
「見えてる」行動の原因は「見えない」ところにあるかもよ
「ちゃんと」「きちんと」「ちょっと」は取扱注意
「どうしてできないの!」が出そうになったら ……など
第3章 こんなときどうする? 日常の「困った」を小さくするためのヒント
感情:怒ったときに、感情を抑えられずにものを投げたり、目の前の人にひどいことを言ってしまったりします。/いつもとちがうことが起こると不安でいっぱいになり、「帰る!」と大騒ぎ。身動きがとれなくなります ……など
ルール:お弁当やプリントなど、学校に持っていくべきものをよく忘れてしまいます。/協調性がなく、遠足や運動会の練習での集団行動ができません。ひとりで列を離れてしまいます。 ……など
生活習慣:おもちゃ、本などを片づけられません。「片づけなさい」と言っても取りかかろうとしません/ほしいものを衝動で買ってしまい、すぐにお小遣いを使い果たしてしまいます。 ……など
対人関係:空気が読めず、見たまま、思ったままのことを伝えてしまい、相手を怒らせてしまいます。/友だちに誘われても、いっしょにあそぶことができず、だれかとの共同作業もできません。 ……など