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大豆の発酵食品であるみそは、
放射線、乳がん、肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、前立腺がん、脳卒中、高血圧、糖尿病……
などから体を守ってくれる。
専門家による長年の実験に裏付けられた話がいっぱい。
チェルノブイリ事故のあとヨーロッパではみその輸入が急増し、昨年も注目された。
家族が心配なお母さん、1日2杯の味噌汁を飲んで健康な体になろう!
目次詳細
1章 みそは放射線から体を守る
1 みそは放射線被曝から体を守ってくれる
・放射線を浴びると体はどうなるのだろう
・放射線を浴びる数日前からみそを食べていたい
・みそを食べていると細胞が生まれ変わりが早い
2 みそが放射線に効く力を実験で示した
・みその熟成度別に放射線を防ぐ力を調べてみた
・熟成度の高いみそほど効果は大きかった
3 みそは放射線を浴びたあとの寿命ものばす
・爆心地長崎の病院の人たちはなぜ助かったのか
・被爆者たちは健康に老いることができた
・みそ汁を飲んで生きのびた多くの人たち
4 みその何が放射線に効くのだろう
・みその色素「メラノイジン」が救世主なのか
・みそから抽出した色素でも小腸は治ってきた
5 みそと、どう付き合えばいいのだろう
・みそを食べるのに確実な根拠はいらない
・医療用被曝のためにもみそ汁を飲もう
2章 みそはがんから体を守る
1 がんになる最大の原因は食事にあった
・がんの原因の多くは食事そのものにある
・食事が変わればがんの種類も変わる!?
2 みそは乳がんの発生をおさえる
・みそには乳がんをおさえる効果がある
・妊婦や乳幼児はイソフラボンをとりすぎない
3 みそは肺腺がんの発生をおさえる
・みそには肺腺がんをおさえる効果がある
・タバコを吸わずみそを食べれば最強になる
4 みそは胃がんの発生をおさえる
・みそには胃がんをおさえる効果がある
・みそパワーを胃がんで実験してみた
・みそ以外の大豆食品にも効果はある
5 みそは肝がんの発生をおさえる
・みそには肝がんをおさえる効果がある
・大豆系は肝がんに効き目がある
6 みそは早期前立腺がんの発生をおさえる
・みそには早期前立腺がんをおさえる効果がある
7 みそは大腸がんの発生をおさえる
・みそには大腸のがんをおさえる効果がある
・みそは大腸がんの成長もおさえてしまう
・大豆食品は大腸がんを遠ざける
・みそががんに聞くことは間違いない
3章 みそは血管系の病気から体を守る
1 塩分をみそでとると血圧は上がりにくい
・みそは生活習慣病の予防にかなり役立つ
・塩分を多くとる日本人は高血圧ぎみ
・塩分多めの日本人がなぜ長寿なのだろう?
・みそに含まれる塩分は意外と多くない
・みそには高血圧を改善する働きがある
2 みそ汁を毎日飲めば高血圧にならない!?
・1日2杯のみそ汁で高血圧にならずにすむ
・みそが血圧の上昇をおさえてしまうワケ
3 大豆食品は脳卒中を遠ざける
・大豆を食べると脳卒中になりにくい
・大豆は脳梗塞・心筋梗塞を遠ざける
4章 みそは糖尿病・肥満・便秘…などから体を守る
1 みそは肥満・糖尿病の発生をおさえる
・みそは糖尿病・肥満の発生をおさえる
・インシュリンが効かないと糖尿病になる
・大豆製品には血糖値を下げる効果がある
・コレステロールを下げて肥満を改善、脂肪肝にもいい
2 みそは腸を整えて便通をよくしてくれる
・メラノイジンは腸をきれいにしてくれる
・アトピーや低体温症を改善した例もある
3 みそこそが百薬の長!?
◎あとがき
参考文献
著者について
- 著:
- 渡邊敦光
1940年福岡県生まれ。熊本大学理学部卒、九州大学大学院博士課程理学研究科修了。理学博士、医学博士。1973年広島大学原爆放射線医科学研究所で助手、助教授を経て1996年教授。その間アメリカ ウイスコンシン大学、イギリス パターソン研究所で主に放射線生物学の研究を重ね、2004年退官後も名誉教授として日々研究を続けている。
専門は実験病理学と放射線生物学で、幹細胞に興味を持ち、長年にわたり、がんがどのように生まれ進展するか、どうすれば予防できるかの研究を続けている。一方で1980年から、味噌の有効性について動物実験に基づく研究を本格的に始める。どちらのテーマについても論文、講演での発表は多い。