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成功する人は、おみくじのウラを読んでいる!

渋谷申博
監修
三橋健
定価
1,650円(税込)
判型
46判
体裁
並製
頁数
240頁
ジャンル
  • 趣味・実用
ISBN
978-4-7612-7455-9
発行日
2019年12月4日

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大吉、小吉、凶、などに一喜一憂してはいけません!
読むべき所は「そこ」ではありません

読むだけで、運が良くなり、教養まで身につく本
おみくじに隠された古来からの知恵と言霊

神様からのメッセージを
上手に受け取る方法を教えます

あなたは「おみくじ」をどう読んでいますか?

開くとすぐに「大吉だ!」「凶だ!」などと一喜一憂し、その後、気になっている項目(恋愛運や財運など)を読んで、「ああ、よかった」「なんだ、残念」で終わっていませんか?
それではもったいないです。肝心の神様からのメッセージを受け取っていません。「くじ(籤)」は神様の意思をうかがう方法として古くから用いられていました。たとえば、室町時代には将軍の後継者を決めるため、石清水八幡宮の神前でくじが引かれていたほどです。

しかし、なぜくじなのでしょう。
実は、太古の昔から人は神様の意図を正しく受け取る方法を求めてさまざまな方法を試してきました。
巫女が神の言葉を聞いて人々に伝えるという方法もありましたが、これは神の声を聞くことができる特殊な能力をもった巫女がいなければできませんし、解釈を誤ると祟りを受けるという危険性もありました。
仲哀天皇は神の言葉を疑ったため命を失ったと『古事記』は述べています。
「うけい」という一種の占いもよく用いられましたが、やはり神意の解釈が難しく、解釈を誤ったために悲惨な結果を迎えたという話が多く伝わっています。
こうした試行錯誤の末に行き着いたものの一つがくじだったのです。
くじなら特殊な能力は必要ありませんし、人と神が直接関わることがないので祟り
にあうこともありません。それでいて信頼性は高い。
ここから、くじには尊敬を表す接頭語が二重につけられて「お・み・くじ」(御御籤、あるいは御神籤)と呼ばれるようになったのです。

私ごとになりますが、これまで日本の宗教史を研究してきた中で、人々がどうやって神意を図り、希望や願いを神に伝えてきたかについて興味深く思ってきました。それはさまざまな奉納物などからも推察されるのですが、顕著な形で現れているのがおみくじです。おみくじの変遷は日本人の信仰の変遷であり、神様と人の関わり方の変遷ともいえます。
本書はそうした観点に基づいて日本の宗教史を研究してきた知見に基づいたものです。ただ、今回はおみくじを通して神様の意思を知り、人生のさまざまな局面での決断に役立ててもらうことが目的ですので、学問的正確さよりもあえて独自な見解を全面に出して書くことにしました。その方が神様からのアドバイスを正しく理解しやすいだろうと考えたからです。
本書のタイトルは「成功する人は、おみくじのウラを読んでいる!」ですが、ここまでお読みいただければわかると思いますが、ここでいう「ウラ」とは、神様の真意を読み取るということです。
読み取るのはおみくじを受け取ったあなた自身です。正しく読み取れるかどうかは、いかに真摯におみくじと向き合えるかどうかにかかっています。それは、自分自身をちゃんと見つめているかということでもあります。どうか「おみくじ」を通してあなたが進むべき道を見出していただけたらと思います。
―「はじめに」より

目次詳細

はじめに
第一章 人生の言葉
第二章 生命の言葉
第三章 なりわいの言葉
第四章 縁の言葉

著者について

著:
渋谷申博

1960年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。日本宗教史研究家。『0からわかる神道のすべて』(三笠書房)、『絵図解 よくわかる 日本の神社』(KADOKAWA)、『諸国 一宮・二宮・三宮』(山川出版社)、『歴史さんぽ 東京の神社・お寺めぐり』『神々だけに許された地 秘境神社めぐり』『聖地鉄道めぐり』『一生に一度は参拝したい 全国の神社めぐり』(以上、GB)ほか著書多数。よみうりカルチャーなどで神話をテーマとした講座も開講している。

監修:
三橋健

1939年、石川県金沢市生まれ。神道学者。元國學院大學神道文化学部及び同大学院教授。日本の神道文化研究会主宰。國學院大學大学院博士課程単位取得退学。博士(神道学)。『神社の由来がわかる小事典』(PHP新書)、『詳解 神道と日本の神々』(学研パブリッシング)ほか著書多数。