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子どもという世界
- ジャンル
-
- エッセイ
- ISBN
- 978-4-7612-7684-3
- 発行日
- 2023年7月24日
書誌情報BOOKS
【2022 Asia Book Awards受賞!】
★韓国で20万部突破!
★子育て世代にはもちろん、幅広い読者層から熱い支持を集めているベストセラー!
★イラストは人気イラストレーター、イム・ジーナさん!
★SF9のロウン、HA:TFELT(ホットフェルト)、歌手でエッセイストのイ・ラン、作家・映画監督などからもSNSで大推薦!
★大切な気づきを与えてくれる! 大人の意識を変える珠玉のエッセイ!
――私たちのそばにいる存在であり、いつかの私たちのすがた
――忘れ去った子どもの心を思い出し、自らの人生を振り返らせてくれる
本書は、多彩な色を放つ子どもたちとのエピソードを集めた一冊。
柔軟で、奇抜な発想で見慣れぬ世界と向き合っていく子どもたち。ちょっとした危険ならば勇敢にたち向かって冒険を楽しむ子ども、どこまでも愛情深くやさしい子ども、大人の間違いをはっきり指摘する子ども…。
特別個性的な子どもたちのエピソードを集めたわけではない。大部分の大人が、なんとなく素通りしてしまいがちな瞬間を著者キム・ソヨンは、つぶさに見つめて心を込めて記録してきた。本書に登場する子どもたちはみな、特別な子ではなく、自分の考えと声をもった一人の個人として登場する。
子どもの心理を解説したりするのではなく、一人ひとりの子どもがありのままの姿で私たちのそばに「存在している」ことを知らせてくれる。
スニーカーの紐を結ぶのに時間がかかったり、一人でエレベーターに乗れなかったり、嫌いなにんじんをお皿から抜いたりするささやかな瞬間をとらえて、少し不器用でもゆっくりでも、自分の役割を必死でこなそうとしている子どもがここにいる、ということを教えてくれる。
どんな姿だってかまわない、どんな子だっていい、一緒に仲良くやっていこう、と子どもたちに向かって両手を広げてくれる著者の声が、大人の読者の世界にも、いつのまにか子どもの居場所を作ってくれる、そんな本だ。
目次詳細
1部 身近にいる子ども
2部 子どもと私
3部 世界の中の子ども
著者について
- 著:
- キム・ソヨン
児童書の編集者として長年働き、現在は読書教室で子どもたちと本を読んでいる。
著書に『児童書の読み方』『話す読書法』(すべて未翻訳)がある。
Blog.naver.com/sohosays
- 訳:
- オ・ヨンア
翻訳家。慶應義塾大学卒業。延世大学国際大学院国際関係学科修士課程修了。梨花女子大通訳翻訳大学院修士・博士課程修了。韓国の小説やエッセイを日本語に翻訳するかたわら、梨花女子大通訳翻訳大学院、韓国文学翻訳院で講師を務めている。チョ・ヘジン著『かけがえのない心』で2023年韓国文学「翻訳大賞」受賞。訳書にチェ・ジウン著『ママにはならないことにしました』、リュ・シファ著『愛しなさい、一度も傷ついたことがないかのように』、キム・ソヨン著『子どもという世界』、ファン・ジョンウン著『百の影』 などがある。