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なるほどイシューからの使えるロジカルシンキング
- 著
- 和氣忠
- 定価
- 1,650円(税込)
- 判型
- 46判
- 体裁
- 並製
- 頁数
- 256頁
- ジャンル
-
- ビジネス
- ISBN
- 978-4-7612-7685-0
- 発行日
- 2023年7月20日
書誌情報BOOKS
まず、イシューについて、サッと理解しましょう。
難解なイメージがあるかもしれませんが、その定義はたった2行で理解できるほどに、わかりやすく、シンプルなものなのです。
そして、「使えるロジカルシンキング」を身に付けましょう。
イシューはロジカルシンキングの「小さな一部分」であり、その先には、奥深く、そして知的好奇心をくすぐる「思考の世界」が広がっています。
本書では、イシューについてサッと理解をしてもらい、その先のロジカルシンキングの全体像と基本技を解説します。
そして、後半では、ビジネス・日常シーンで役立つ具体的なロジカルシンキングの「型」を共有し、最終章では、ロジカルシンキングと発想法の関係についても解説します。挫折してしまう人が多い「ピラミッドストラクチャー」についてもわかりやすく解説します。
私は、生来、直感的な思考性格で、ロジカルシンキングは不得意でした。
マッキンゼーに入社して、「あなたは右脳人間、そのまま話すとバカと見られる、しっかり説明できるよう整理して語るように」とアドバイスされました。
マッキンゼー時代には、問題解決の基本やピラミッドストラクチャー、ストーリー展開について徹底的に叩き込まれ、必死で研鑽しました。それでも、独り立ちできるようになった、と実感できるまでに2年以上かかりました。
私自身は苦労して身につけましたが、長年の実践を経て、じつは、要点を押さえれば、もっとシンプルに苦労少なく身につけられるはずだろうと思うに至りました。この要点を、後天的に、誰でも習得できるようにまとめたものが本書です。
ぜひ、本書の内容を真似して、実践しながら、ロジカルシンキングを磨いていきましょう。
目次詳細
はじめに
第1章 「ロジカルシンキング」ってどういうシンキング?
1-1 イシューとは?
1-2 「ロジカルシンキング」は、思考の言語ルール・エチケット
1-3 「ロジカルシンキング」で日常がラクになる!
1-4 「ロジカルシンキング」がすべてを統合して機動力を発揮する!
1-5 いつでも、どこでも「ロジカルシンキング」!
第2章 まずは基本を理解して
2-1 目的を明確に定めることがスタートライン
2-2 全体観:MECEよりもまず「ユニバース」が大事!
2-3 システム思考・構造化
2-4 ファクトベースから分析・解釈へ
2-5 ストーリー展開
第3章 よくある罠に注意して
3-1 統計の誤謬-因果と相関
3-2 サンプル誤謬(Over Generalization)
3-3 起承転結
3-4 ことばつなぎはロジカル展開ではない
第4章 基本技を理解しよう
4-1 二項対立・対比
4-2 ステークホルダー視点
4-3 フレームワーク思考
4-4 帰納と演繹
4-5 具体と抽象
4-6 階層思考(レベル観思考)
4-7 未来洞察
4-8 「仮説思考」は間違い思考
4-9 仮説思考と分析設計
4-10 論理性チェック-ディベートの技術
4-11 インサイト発見術
第5章 ピラミッドストラクチャーをシンプルに理解する
5-1 ピラミッドストラクチャーの「型」
5-2 2つのストーリー展開
5-3 メッセージ=伝えたいコト・大事なコト
5-4 言葉使い・言語化のルール
5-5 ピラミッドストラクチャーで文章を組み立てる-実践のコツ
第6章 ビジネス・日常のシーンで
6-1 「取捨選択・優先順位付けする議論」の型
6-2 「合意を得る・影響力を発揮する」の型
6-3 「問題解決する」の型
6-4 雑談力
第7章 ロジカルシンキングと発想法
7-1 ロジカルシンキングと発想法の関係
7-2 「ロジカルシンキング」からの「発想法」?
7-3 「発想法」の起動力・エンジンは?
7-4「ロジカルシンキング」と「発想法」にシナジー?
7-5 発想法の全体像
おわりに
著者について
- 著:
- 和氣忠
日本道路公団のエンジニアとして高速道路計画・建設に従事したのち、マッキンゼー・アンド・カンパニーにてテクノロジー・製造業分野を担当してパートナー就任、グローバルマネジャートレーナーのメンバー兼東アジア地域マネジャートレーニングリーダーとなる。その後、カーライルグループのアドバイザーとして投資先をサポートし、デジタル化の動きが本格化していくタイミングにてアクセンチュア戦略コンサルティングのマネジングディレクター就任。2017年に働くヒトの可能性を開花させることをミッションに、株式会社キャリアデベロップメント・アンド・クリエイションを起業。
東京大学工学部土木工学科卒業、同大学院修了
スタンフォード大学MBA修了
大学院大学至善館特任教授