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瞬考

山川隆義
定価
1,760円(税込)
判型
46判
体裁
並製
頁数
272頁
ジャンル
  • ビジネス
ISBN
978-4-7612-7676-8
発行日
2023年6月7日

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書誌情報BOOKS

仮説が湧けば、あらゆる仕事が秒で終わる。
「エンジニア×戦略コンサル×ビジネスプロデューサー」という異質のキャリアから生まれた思考法

本書では、仮説を一瞬ではじき出すための思考法である「瞬考」と、新しい時代の職種「ビジネスプロデューサー」についてお伝えする。

インターネットによって、モノだけでなく、人も含め、あらゆるものがつながっている状態になった。「つながった時代」云々は、以前から論じられているが、この「つながった時代」によって引き起こされた変化を、日々の働き方、自分自身の思考法に落とし込めているビジネスパーソンは非常に少ないと感じている。

ITの歴史の変遷と原理を振り返れば明らかなのだが、あらゆるモノがつながっているということは、そこには少数の「選ぶ側」と圧倒的多数の「選ばれる側」が生まれることになる。

「選ぶ側」というのが物事を実現していくビジネスプロデューサーである。
ビジネスプロデューサーになるためには、人、モノ、金など、あらゆる資源を集め、統合していく必要があるのだが、その起点になるのが「瞬考」なのだ。

目次詳細

はじめに

第1章 仮説が湧くのは「知っている」から
YOASOBIはなぜヒットを連発できるのか?
丸腰で飛び込んだコンサルティング業界
仮説本を何冊読んでも仮説を思いつけるようにはならない
エンジニアリングとコンサルティングの共通点

第2章 一瞬で仮説をはじき出す「瞬考」
瞬考のポイント
これができれば、コンサルティングファームでパートナーになれる
仮説は「メカニズム」と「アナロジー」から生まれる
瞬考を行うには、インプット、インプット、インプット
事例が増えれば差分がわかる、差分がわかればメカニズムがわかる
「一を聞いて十を知る」人は、「一を聞いて十を調べる」人
まずは「歴史の横軸」、そして「業界知識の縦軸」
「歴史の横軸」を長く取ることの意義
「業界の縦軸」を幅広く見据えることの意義
すべての物事には「背景」があり、そこに「メカニズム」が隠されている
敏腕マネージャーが独立する韓国、大物芸能人が独立する日本
メカニズムから未来予測もできる
瞬考のための四季報丸暗記

第3章 瞬考の実践例
DXの次に来た新規事業の波
DXが進むとIPに富が集約される
「歴史は繰り返す」をエンタメ業界から考察する
「歴史は繰り返す」を証券とNFTから考察する
神社とファンクラブビジネスの共通点を考察する
レコードの復活と書籍の未来を考察する
BTSの曲作りとLinuxを考察する
経済アナリストより、投資家より、2年早く「伸びる企業」を見つける方法
成長企業を見つける方程式
みんなが飛び込んでくる池を作る
コモディティ化したらひねりを入れろ
困ったら歴史に立ち帰る
個人のキャリアもメカニズムで戦略を立てよ

第4章 瞬考とビジネスプロデューサー
IT原理からキャリアの打ち手を考察する
半導体の世界で起こったことがリアル世界に反映されつつある
スペシャリストとビジネスプロデューサー
スペシャリストのトップの目指し方
ビジネスプロデューサーは人間の行動特性を見極めなければならない
ビジネスプロデューサーは「信頼」を結びつける職業
信頼と紹介とビジネスプロデュース
信頼の生まれ方と瞬考
ビジネスプロデューサーを目指すために今日からできること
ビジネスプロデューサーの統合力
信頼をつなぎあわせた、その先に

著者について

著:
山川隆義

ビジネスプロデューサー。
京都大学工学部および同大学精密工学修士(生産システム工学 専攻)。
横河ヒューレット・パッカード株式会社(現在の日本ヒューレット・パッカード合同会社)、ボストン コンサルティング グループ(BCG)を経て、2000年に株式会社ドリームインキュベータ(DI)創業に参画。2005年取締役副社長、2006年から2020年まで代表取締役社長。

BCG、DIを通じ、25年に渡り、数多くのコンサルティングに従事。同時に、多数のベンチャー企業のIPOに貢献。現在はビジネスプロデューサーとして、エンターテインメント、証券、産業財、ヘルスケア、IT分野の企業における社外役員及びアドバイザーとして活動するとともに権利マネジメントビジネスを実践。

スタッフよりSTAFF RECOMMENDATION

著者の山川隆義さんのインタビュー記事が公開されました!

 

メディアMedia

東洋経済オンライン瞬考の著者・山川隆義氏のインタビュー記事が紹介されました。