夫のがんを消した最強の食事

- ジャンル
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- 暮らし・健康
- ISBN
- 978-4-7612-7190-9
- 発行日
- 2016年7月13日
書誌情報BOOKS
2007年2月に医師から「ステージⅢに限りなく近い難しい種類の悪性リンパ腫」と告知され、入院して抗がん剤治療をすすめられた夫。しかし夫は、「一番大事な腸をダメにするような薬を、治療に使うのはちょっと違うのではないか」と疑問を感じる。そこで抗がん剤治療を断わって、妻がやっている食事で病気を治すという「食養法」だけで治すことを決め実施した。
その結果、半年後には腫瘍マーカーがかなり改善し、1年4か月後以降は正常値内を維持。2年3ヵ月後には初めの経験のマラソンを練習しはじめ、その半年後フルマラソンを完走。発覚後3年目にはあらゆる画像から腫瘍も消失した。その後、老舗の飲食業を経営しながら100㎞マラソン、トライアスロンなどの大会にも挑戦し続けている。
「がんは、ぐれた子どものようなもの。体の中の細胞の一部が反乱を起こしているのだから、私の食べ方や生き方を変えないと良くならない」という姿勢でがんと向き合ってきた夫婦の克服記。がんが消えたレシピも紹介。
まえがきより


まえがき、目次一部

目次一部

本書より

目次詳細
まえがき
1章:食べ方と考え方で、がんを克服した夫婦の記録
2章:エネルギーに満ちた食材を食べる
3章:実践編 おいしくて簡単!マクロビオティックのつくり方
あとがき
参考文献
著者について
- 著:
- 薩摩智恵子
1955年神奈川県生まれ。甲南女子学園卒業後、麺類・和食の料理店「美々卯」に嫁ぎ、78年に若女将、96年より女将となる。
25歳でマクロビオティックに出会い、その美味しさに感激。以来、自らも実践するうちに、心身共に、日々、調子がよくなることを体感。米国で自然食の普及と教育啓蒙活動をしていた故・久司道夫氏に師事。
その後、マクロビオティックの創始者である桜沢如一の直弟子、「真・食養会」代表・松岡四郎氏に師事、本格的に自然食を学ぶ。夫のがん発覚後は食養法の指導を手厚く受けながら、3年間でがんを消すことに成功。現在、仕事の傍らマクロビオティック料理教室を東京、大阪で開催している。
- コメント:
- 薩摩和男
1951 年大阪生まれ。東京大学法学部卒業後、臨済宗妙心寺派・大珠院に入門。盛永宗興老師のもと6カ月の禅寺修行。そこで得た宇宙観・死生観が、のちに「がん」を宣告されたときに役立つことになる。
「京都吉兆」で4年間の料理修業を経て、実家の「美々卯」に入社、41歳で社長就任。堅実経営で全国に21店舗を構え成長を続けている。
56歳のとき悪性リンパ腫が見つかる。抗がん剤治療を一切せずに、妻のつくる食事による食養法でがんが消失。
腫瘍マーカーが正常になったころから体力作りでマラソンを始め、今やトライアスロン、100kmウルトラマラソンなどに挑戦している。
読者様の声USER’S VOICE
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5年後の体のためにと最近常に考えて料理をするようになりました。しかし、本当に体にとって毎日摂るべき食材って何なのだろう?主人や娘たちに何を食べさせたらよいのだろうと考えていたときにこの本に書店で出会いました。完読して満足する本でした。(47歳女性・主婦)
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私は肺がんサバイバーです。本書は一日で読み終えるほどどんどんと吸い込まれるように読める素晴らしい本でした。夫さんのコメントがまた、くすっと笑えるところもあり、女将の愛情が伝わり、これは「愛」そのものの本だと感じました。読み終えるといてもたってもいられなくなって、ゴボウやにんじん、玄米を買いに走りました。がんでない人も、今、戦っている人も、絶対この本を読んでほしい。たくさんの人たちに読んでもらい、「健康」と「愛」を感じてほしいです。素晴らしい本をありがとうございました。(女性・その他)
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母が晩期のすい臓がんになったので、食事療法の本をたくさん買っています。がんの本ではなく、がん患者さんやご家族など、実体験を通して治ったという本は勇気をくれます。(35歳女性・会社員)
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著者の信念の勝利と、感動しました。(67歳女性)
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活き活きと、大きな力をいただける本です。(59歳女性・自営業)
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私自身が56歳で多発性骨髄腫の宣告を受けました。それ以来食事による治療をしており、行き詰ることが多いです。メニューに困っているところ、レシピ本として購入しました。