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市場を変えろ 既存産業で奇跡を起こす経営戦略

永井俊輔
定価
1,760円(税込)
判型
A5判変形
体裁
並製
頁数
256頁
ジャンル
  • 経営
ISBN
978-4-7612-7441-2
発行日
2019年9月19日

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書誌情報BOOKS

看板屋にイノベーションを起こした若き経営者が放つ
レガシーを花形産業に変えるたった一つの方法。

著者は、群馬県に創業された看板屋・クレストの二代目社長で、現在32歳。家業に呼び戻されから行ったのは、元々の家業を活かした事業転換だった。これにより同社は 4 年で売上を 2 倍に成長させ、現在は看板屋ではなく、アパレル企業のウィンドウディスプレイのデザイン施工の No.1 企業、そして、リテールテック事業による広告の画像解析事業を展開している。

この経験を生かし、著者は中小企業の再生屋・エンジェル投資家としても活動。そのノウハウを「レガシーマーケット・イノベーション」と名付け、成熟企業にITやテクノロジーを組み合わせ、新たな価値を創造することに尽力している。

レガシー企業がイノベーションを起こし、市場を刷新するためにはどうすればいいのか。
危機感が欠如している、あるいは「自分たちにはできない」と諦めているすべてのビジネスパーソンに読んでもらいたい、実践的手法をまとめた一冊。

波頭亮氏 推薦
イノベーションを求めるすべての人に読んでもらいたい。
両利きの経営に必要なエッセンスがすべて詰まっている。

目次詳細

はじめに 夢の続きを描こう

序章 レガシー企業だからできるイノベーションがある
投資ファンドから看板屋へ突然の辞令
Noという選択肢はない 二代目の運命
立ち込める暗雲 好き嫌いを排除して本気で努力する
ターニングポイントとなったカメラとの出合い
先人たちが作ってくれた業界のなかにある価値に気づく
……など

第1章 なぜ、レガシー企業にイノベーションが必要なのか
ディスラプターはチャンスにも脅威にもなりうる
自ら市場を変える勇気さえあれば、レガシー企業も市場を変えられる
印刷業界のレガシー企業が次世代の「はんこ」を作るかもしれない
ディスラプトと自然淘汰は別のもの
大手とベンチャーそれぞれの障壁
……など

第2章 自社と市場の「現在地」を把握する
アプリ化・クラウド化できるものは市場の余命が短い
ベンチャーのトレンドはニッチな市場を狙う「バーティカル」
「Legacy Meets Innovator」という新しい構図
身近にある課題に目を向けて、イシュードリブンのプロセスを磨く
即実践できるランダムインプット手法
……など

第3章 「Lの世界」の成長戦略
既存ビジネスの生産性を向上させる
「Lの世界」の成長戦略① オーガニックフィットフェーズ
「Lの世界」の成長戦略② 共感フェーズ
「Lの世界」の成長戦略③ 構造化フェーズ
「Lの世界」の成長戦略④ デジタル化フェーズ
「Lの世界」の成長戦略⑤ クイックウィンフェーズ
「Lの世界」の成長戦略⑥ データドリブンフェーズ
「Lの世界」の成長戦略⑦ 経営理念の浸透フェーズ
……など

第4章 「Iの世界」の成長戦略
イノベーションを起こし、さらなる収益化を図る
「Iの世界」の構想アイデア① カメラ・画像認識技術
「Iの世界」の構想アイデア② IoTとセンサー
「Iの世界」の構想アイデア③ ビッグデータ
「Iの世界」の構想アイデア④ VR,AR,そして5G
「Iの世界」の構想アイデア⑤ ブロックチェーン
「Iの世界」の構想アイデア⑥ フリーペーパー型
「Iの世界」の構想アイデア⑦ 福袋型
「Iの世界」の構想アイデア⑧ ファストファッション型
「Iの世界」の構想アイデア⑨ プラットフォーム型
「Iの世界」の構想アイデア⑩ ネットフリックス型
「Iの世界」の構想アイデア⑪ カーシェア型
「Iの世界」の構想アイデア⑫ 相乗り型
「Iの世界」の構想アイデア⑭ 1000円カット型
「Iの世界」の構想アイデア⑮ サブスクリプション型
「Iの世界」の構想アイデア⑯ 三つ以上の組み合わせ型
……など

第5章 イノベーションの実現に欠かせないこと
リーダーの条件は論理的思考力とモチベーション
常識の枠にとらわれないムーンショットでワクワクする
まずは自分が積極的にLMIを楽しまないといけない
レガシーコストを清算してLMIの資金を調達する
すべてのメンバーの夢と市場の志をつなぐリーダーになる
……など

おわりに

著者について

著:
永井俊輔

クレストホールディングス株式会社代表取締役社長。1986年群馬県生まれ。早稲田大学卒。株式会社ジャフコでM&Aやバイアウトに携わった後、父親が経営する株式会社クレストに入社。CRM(顧客関係管理)やマーケティングオートメーションを活用して4年間で売り上げを2倍に拡大し、クレストをサイン&ディスプレイ業界の大手企業に成長させる。

2016年に代表取締役社長に就任。ショーウィンドウやディスプレイをウェブサイト同様に正しく効果検証するリアル店舗解析ツール「エサシー」を開発するなど、リアル店舗とデータサイエンスの融合を目指す。成熟産業にITやテクノロジーを組み合わせ、新たな価値を生み出すLMI(レガシーマーケット・イノベーション)に尽力。

2019年9月のホールディングス化に伴い、クレストホールディングスの代表取締役社長に就任。複数の事業会社を束ねるレガシーマーケット・イノベーションの企業群を構想している。

読者様の声USER’S VOICE

  • 働き方改革、労働人口の減少、DXなど大きく変わる社会変革に対応すべく、10年先の事業モデルを考えておりました。しかし、コロナ期に突入して、全てが今変わってしまおうとしている。この状況の中で、企業存続するための経験値や考え方が詰まった参考書の様に感じました。

  • 会社、事業のフェーズとして、一般的には衰退期に入っているレガシー企業について、その企業ごとに持っている顧客や技術という資産がある中、その資産を次のマーケットに転用していくリーダーがいれば、再展開の道筋を産み出せる挑戦ができることがイメージしやすくなる内容だった。一方で、リーダーとしてそこに挑戦するには、相当な覚悟が必要になると思う中、誰しもができることではないが、後継ぎが居ないことが理由でなくなる会社も多い中、そこに目を向けて挑戦していく20代が増えていくことを期待したくなる、そんな感想を抱きました。

  • レガシーマーケットイノベーションを起こせる人間になりたい。(26歳男性・技術職)

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