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精神科医が教える 良質読書
定価 1,512円(税込)
判型 46判
体裁 並製
頁数 192頁
ISBN 978-4-7612-7386-6
発行日 2018年12月17日

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精神科医が教える 良質読書

名越 康文 /著 

内容紹介

「不親切な本」こそが、自分を成長させてくれる本。

「不親切な本」とは、今の自分の能力では読むことが難しい本です。本書ではこのような本を「限界を超える本」と呼びます。古典といわれる作品、名著と呼ばれる本など、今の自分の読解力や教養では理解できそうにない本。つまり、さまざまなジャンルの頂点に位置する“頂にある本”です。
これからの人生をよりよく生きるためには、読書は必要不可欠です。しかし、今の自分の能力の範囲内で読める「親切な本」だけを読むとしたらどうでしょうか?自分がラクにできる筋トレをしても筋肉がつかないのと同じように、「親切な本」を大量に読んだとしても本当の成長には結びつきません。
ウンウンうなりながら、1日数ページ、ときには数行しか読み進めることができない「限界を超える本」に挑戦してこそ、人生で経験するさまざまな「限界」や「壁」を乗り越えることができるのです。

「量」だけを追うのはもったいない読書。
人生に資する「良質」な読書をしよう。

本書は、読書が苦手な人にこそ読んでほしい一冊です。なぜなら、著者自身、読書が苦手だからです。本書では、30歳まで本を読まなかった精神科医の著者が、試行錯誤しながら身につけた読書術を紹介します。
たくさん読む、速く読むことが「いい読書」と思われがちですが、本書で紹介する読書術は、まったくその逆です。つまり「量」ではなく「質」にこだわる読書術です。
本を読むことは間違いなくいいことです。ですから、本書で身につけた読み方で、さらに「良質」な読書を楽しんでください。

著者について

1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。 専門は思春期精神医学、精神療法。
近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。
著書に『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』(角川SSC新書)、『自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン』(医学書院)、『驚く力~さえない毎日から抜け出す64のヒント』(夜間飛行)、『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』(PHP新書)、『「ひとりぼっち」』こそが最強の生存戦略である』(夜間飛行)などがある。

目次詳細

はじめに
私が読書をする2つの理由
「限界を超える経験」が生きる力になる
読書で「聞く力」が育つ
「不親切な本」を読むことで人は成長する

第1章 読書嫌いによる読書嫌いのための読書術
1 苦手なら苦手なりの読み方がある
遅読が速読に勝るわけ
散漫力が読書の幅を広げる
集中力ゼロでも続けられる「三角読み」読書術
本と本とを行ったり来たりの「振り子読み」

2 全部読まなくても1冊理解できる方法
人生をムダにしないために身につける読書術
「普通の本」は各章の数ページだけ斜め読みする
はじめは「上から目線」で読み始める
本の価値は20ページで判断する

3 何種類もの本を同時に読む方法
「10分だけ集中読書」で6冊を1時間で一巡させる

4 異なるジャンルを関連させる「他ジャンルリンク読み」
「専門外」の本を読むべき理由
他ジャンルリンク読みでわかった「ラオウ」=「聖武天皇」説
「ケンシロウ」は「ヤマトタケル」?

5 理解度が深まる音読のすすめ
音読をすると内容がよくわかる
音読で言葉の新たな意味に出会える
俳優の声で読んでみると記憶に残る
音読ソフトを使っての黙読も効果的

第2章 感覚的読書法のすすめ
1 勘をはたらかせる読書
本能でする読書が本当の読書
「直観力」で20ページで1冊を理解する
「アンド」より「バット」に着目しながら読む

2 感覚を刺激する読書
深読み読書で感覚を磨く
「感動」こそが読書の原動力
わかっていないのに「わかった気」になる
「わかった気」の積み上げが飛躍を起こす

3 量子論的な読書
複数ジャンルの本を同時に読む
言葉の意外な使われ方を見逃さない

4 没入する読書
没入できない読書は読書ではない
没入だけでは依存と同じ。醒めることも大切

5 越境する読書
「越境読書」で固定観念から解放される
「十七条の憲法」の「和」はどんな意味?
読んだ本の内容を中学生に説明できますか?
「正統派ミステリー」と『曽根崎心中』の読後感は、なぜ違うのか?
「多ジャンル組み合わせ読書」の効果効能
「学び」は最高の娯楽かつ快楽である
『葉隠』の「物を読むは、腹にて読みたるがよし」のもうひとつの意味

第3章 “頂にある本"をめざす
1 読むべき本の上手な選び方
「読むに値する本」か「ただの紙の束」かを見分ける方法
「1日2行」も読書、「1日1000ページ」も読書

2 “頂の本"と“それ以外"を選ぶ目
「本を選ぶ目」は磨ける
好きなジャンルから始めよう
面白い映画はポスターを見ればわかる
「思わず見入ってしまう本」がエネルギーがある本
「誰にも邪魔されない世界」に導いてくれる本を選ぶ

3 読めない本=自分を成長させる本
「読めない本」を読むことを人生の目標にする
自分にとって“心惹かれる本"を見つけよう
「いつかわかる本」があれば読書は楽しくなる
100ページ読んでダメな本はすぐに閉じる

第4章 本との出会いはタイミングがすべて
1 本と出会う“タイミング"が大切
タイミング次第で良書も悪書に
自然な出会いが一番のグッドタイミング
タイミングが来るまであえて積読しよう

2 新しい出会いの場・電子書籍
ディスプレイで自分の脳内を「見える化」する
電子書籍の「数冊並行読み」で世界を広げる
電子書籍は「掘り下げ」に最適なツール
電子書籍で人生の幸福度が飛躍的にアップする
整理していない本棚こそ面白い

第5章 良質読書歴
1 アングルを変えて読む
ジャンルのプローになるための入門書活用法
3冊1セットの読書術の効用
「正道」と「邪道」の組み合わせが読書を面白くする
参考文献で知識を深堀する方法

2 精神医学で文学が役立つ理由
入門書の次は文学へ飛ぶ
精神医学で役立ったのは心理学より文学
文学から現象学・言語学へ
現象学と言語学が読書を劇的に変えた

3 読書をする本当の理由
「現象学的読書」の長所と短所
真実を知るための読書
脳を刺激する読書