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正しい答えを導く質問力
- 著
- 山口拓朗
- 定価
- 1,980円(税込)
- 判型
- 46判
- 体裁
- 並製
- 頁数
- 400頁
- ジャンル
-
- ビジネス
- ISBN
- 978-4-7612-7829-8
- 発行日
- 2025年10月8日
書誌情報BOOKS
「質問力って、どうすれば伸ばせるの?」
そう思ったあなたのための“答え”が、この1冊にあります。
聞きたいことをうまく言葉にできない、質問の意図が伝わらない、相手の反応が冷たい……。その原因は“なんとなく”質問していることにあります。本書は、そんな曖昧な質問習慣を変え、「質問する自分に自覚的になる」ことで、質問力を劇的に高める方法を徹底解説します。
著者は、経営者からスポーツ選手、学生まで3,800人以上にインタビューを行い、年間300人以上にコンサルティングを行う質問のプロフェッショナル。膨大な実践経験に裏打ちされたメソッドだからこそ、今日から実践できる具体的なスキルが満載です。
さらに本書では、生成AI時代に必須となる「AIに適切な問いを投げかける力」もカバー。質問の質が高まれば、ChatGPTのような生成AIからも、ありきたりではない深い答えや、予想を超える発見を引き出せるようになります。質問力は、人と話すときだけでなく、AIを最大限に活用するための“武器”でもあるのです。
質問力を磨けば、仕事の成果はもちろん、思考の整理力や判断力、決断力まで飛躍的に向上します。上司やクライアントからの信頼を得る、部下の本音を引き出す、自分の可能性を広げる、そんな未来を手にするための実践的な「質問体質」を育てるガイドです。
質問が変われば、コミュニケーションが変わる。AIとの向き合い方が変わる。そして、人生が動き出します。
目次詳細
はじめに
プロローグ 「問い」の何が大事なのか?
なぜ、「問い」が未来を変えるのか?
質問とは「目的ある言語化」である
「前提」を問い直す
問いを恐れるな、「偉人」に学ぶ質問の力
問いは「設定」が9割
質問は「コンフォートゾーン」の外にある?
第1章 考える力を深める「質問の思考法」
質問の「本質」とは何か?
質問マトリックス──質問の基本4タイプを理解しよう
逆算質問──目的から考える最強3ステップ
その行動、何のため?──手段が目的化していないかを問い直す
質問力の土台を作る「主体性」と「解像度」
完璧を求めすぎの方は「前置き」を添える
「質問が出てこない」がなくなる汎用質問 20選
情報収集の精度は、検索前の「問い」で決まる
「結果の出る質問」は事前準備が9割
「回答予想」で記憶力が劇的に上がる
質問の質を高める「基本4ステップ」
「抽象」と「具体」を行き来しながら質問する技術
質問の基本は「5W4H」で
「なぜ?(Why)」を重ねて本質に迫る
「どのように?(How)」で具体策を導く
「もし~だったら?(If)」で新たな視点を生み出す
「それから?(and then)」で話の続きを促す
「つまり?(So)」で「まとめ」を促す
過去の知見を引き出す
「質問の相手選び」の重要性
質問力を高める2つの習慣
相手との「関係性」で変わる質問の仕方
第2章 仕事で活かす「対話」としての質問力
なぜ仕事ができる人は質問上手なのか?
「この人の質問なら答えたい」と思わせる条件
信頼を損ねる「悪い質問」とは?
質問する前の「4つのチェック項目」
質問の効果を高める「心理的安全性」
なぜ「好意」が、質問の効果を高めるのか?
質問前の「ワンクッション」のすすめ
質問上手は「相づち」上手──会話をつなぐ聞き方のコツ
指示待ち人間に等しい「悪しき質問」
質問で導く、意見を押しつけない伝え方
「その言葉、同じ意味で使ってる?」──ズレを防ぐ質問
「そもそも質問」で仕切り直す
話の迷子を防ぐ「まとめ確認テクニック」
「言った・言わない」を防ぐ「言質取り」
仕事の質を高める「フィードバック促進質問」
即効で効く! 5つの「問題解決のための質問」
順調なときこそ立ち止まれ──副作用を見抜く質問
相手の記憶を呼び起こす「過去ベース」の質問法
「対立モード」から「対話モード」への切り替え術
「1対複数」で効かせる! 質問の宛先戦略
ピリつく議論を整える「柔の質問」
第3章 人を育て、導く「リーダーの質問術」
部下は「指示」ではなく「質問」で育つ
リーダーがしてはいけない質問 5選
リーダーがしてはいけない態度 5選
相談を学びに変える「コーチング質問」
自律型人材を育てる「自己解決型質問」
部下に成長をもたらす「気づき誘発質問」
会話が深まる! リーダーのための「1on1質問」
部下との絆が深まる「労り質問」の極意
沈黙をほぐす「やさしい質問」のコツ
迷っている部下には「ゴール自覚→行動促進」の順で!
相手を自立へと導く「5分調べ」
問いと同じくらい大切な「待つ力」
メンタルマネジメントに効く「リフレーミング質問」
堂々巡りから抜け出すための「行き詰まり解消質問」
危険な「Why」と、安心の「How」
部下の本音を聞き出す「正面から聞かない」技術
第4章 そのまま話す・書くに使える「テンプレ質問」
なぜ「質問テンプレート」が必要なのか?
質問テンプレ❶ 報連相で有効な「結論優先型」
質問テンプレ❷ 複雑な情報を整理する「列挙型」
質問テンプレ❸ 説得力が高まる「比較型」
質問テンプレ❹ 共感を誘う「ストーリー型」
質問テンプレ❺ ミス・トラブル時の「原因分析型」
質問テンプレ❻ 自分の頭で考えさせる「思考促進型」
質問テンプレ❼ 場を回す「ファシリテーション型」
アイデア量産! ブレストを加速させるの「着火剤質問」
どんなビジネスにも使える30の「全方位質問」
第5章 シーン別・質問の技術大全
プレゼンが変わる! 6つの「インタラクティブ質問」
オンライン会議がスムーズに進む「交通整理質問」11選
売り込まずに売れる! 「営業質問」の技術
売れるヒントが見つかる! 6つの「既存客リサーチ質問」
ご縁がなかったお客様の声から学ぶ! 「弱点あぶり出し質問」
第6章 人間関係を豊かにする「コミュ質問力」
「質問の手数」が雑談力を決める!
「推し話」を引き出すと、雑談は自然に盛り上がる
「自分の感想→相手の感想」が会話のゴールデンルート
相手の心を開く「ポジティブな質問」のパワー
「確認する勇気」が、本音を引き出すスイッチになる
「個人的にお聞きしたいのですが」を使い分ける技術
承認欲求を満たす、質問前の「ひと言評価」
どうしても相談しづらいときは「第三者の相談風質問」で
相手の気分が上昇させる「アメトーーク! 質問」
気の置けない会話に効く「ツッコミ質問」
会話の腰を折る人にならないために
「転機」を聞けば、人は語り始める
質問するだけで雑談が続く! 「9割しゃべらせる」技術
「しんどさ」に寄り添う質問力
「質問返し」はマナー違反?
「相手がした質問=相手がされたい質問」の可能性大
第7章 生成AIを使いこなす質問力
ゴミを入れたら、ゴミが出てくる──生成AI活用の大原則
生成AIのポテンシャルを引き出す質問力
生成AIへの問いかけ──「プロンプト設計」の基本
実践! 生成AIを駆使した「ビジネス文書作成術」
汎用性抜群! 「短文プロンプト集」
「添削力」を高める生成AIの使い方
ひとつの答えに頼らない、生成AIの賢い使い方
言葉に強くなる「とは検索」のすすめ
生成AIの出力を「高品質」に仕上げる質問力
第8章 人生を変える「問い」との向き合い方
人生を動かすのは、「内なる問い」である
人生を「悪くする問い」vs「良くする問い」
自己理解が深まる17の「ポジティブ質問」
「捨てる質問」と「自己投資質問」
人の成長は「答え」ではなく「問い」の中にある
非認知能力を鍛える最強の習慣「自問力」
心の奥に眠る「シン自分」を発見する15の「発掘型」質問
「目標達成」のための7つの質問フレーム
ダルビッシュ有に学ぶ「人生を変える一問」
最強の問いは、「自分は、どう生きたいか?」
おわりに
著者について
- 著:
- 山口拓朗
出版社で編集者・記者を務めたのちライター&インタビュアーとして独立。27年間で3800件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆や講演、研修を通じて「論理的に伝わる文章の書き方」「好意と信頼を獲得する伝え方の技術」「売れる文章&コピーの作り方」など、言語化やアウトプットの分野で実践的なノウハウを提供。2016年からアクティブフォロワー数400万人の中国企業「行動派」に招聘され、北京ほか6都市で「Super Writer養成講座」を23期開催。著書に『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則』(明日香出版社)、『「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全』(ダイヤモンド社)などがある。中国、台湾、韓国など海外でも20冊以上が翻訳されている。NHK「あさイチ」などのテレビ出演も。
メディアMedia
2025年11月29日 「本の要約サイト flier」のYouTube公式チャンネルに『正しい答えを導く質問力』著者・山口拓朗さんが出演しました。
2025年11月24日「STUDY HACKER」に『正しい答えを導く質問力』の著者・山口拓朗さんのインタビュー記事が掲載されました。(全3回)
2025年11月13日 「本の要約サイト flier」で『正しい答えを導く質問力』が紹介されました。(本記事は会員登録が必要です)
2025年11月7日 「プレジデントオンライン」に『正しい答えを導く質問力』の記事が掲載されました。(全3回)
2025年10月18日 「東洋経済オンライン」に『正しい答えを導く質問力』の記事が掲載されました。(全2回)














