内容・目次詳細 Book Detail
本書は、2022年度スタートの新課程、数学Ⅰの「データの分析」と数学Bの「統計的な推測」(現行課程の単元名は「確率分布と統計的な推測」)を、初歩の初歩から学ぶことができる1冊です。
「データの分析」と「統計的な推測」は、同じ統計分野ですので、一緒に学習することが効率的、かつ、効果的です。
本書は、この2つの単元を1冊に収録したので、その学習効果を最大化することが可能です。
また、初歩の初歩、基礎の基礎を扱った学習参考書がないため、どうやって勉強したらいいかわからない人も多かったはずです。
本書は、統計分野の専門家である、元大手予備校講師の佐々木先生が、もうこれ以上やさしくできない! というレベルまでかみ砕いて解説してくれました。
つまり、統計分野の最初の1冊として、超最適です!
現行課程では、数学Bの「確率分布と統計的な推測」を選択する受験生は少なかったかしれません。
しかし、2022年度の新課程では、数学Bの「統計的な推測」が必修となります!
入試でも出題必至の単元となる可能性が高いので、今からしっかり対策をするのがベストです!
また、本書は、高校で学ぶ統計分野の基礎となる「考え方」を扱っているので、現行課程で学んでいるみなさんにも十分役立つ内容です。
目次詳細 Index
第1章 代表値とグラフの基本
テーマ1 データの種類とグラフ
テーマ2 代表値(平均値・中央値・最頻値)
テーマ3 度数分布表とヒストグラム
テーマ4 相対度数・累積相対度数とヒストグラム
テーマ5 四分位数
テーマ6 箱ひげ図
テーマ7 分散の仕組み
テーマ8 分散の求め方と標準偏差
第2章 2種類のデータの間の関係
テーマ9 散布図と相関係数
テーマ10 相関係数の求め方
テーマ11 相関係数の求め方と解釈
テーマ12 2種類のデータの間の関係①
テーマ13 2種類のデータの間の関係②
第3章 仮説検定の基本的な考え方と準備
テーマ14 仮説検定の考え方①
テーマ15 仮説検定の考え方②
テーマ16 場合の数(順列と組み合わせ)
テーマ17 確率の基本と反復試行の確率
テーマ18 確率変数と確率分布
テーマ19 確率変数の期待値(平均)・分散・標準偏差
テーマ20 標本調査の考え方
第4章 確率分布
テーマ21 二項分布
テーマ22 確率密度関数と正規分布
テーマ23 正規分布と標準正規分布
テーマ24 正規分布表と正規分布の標準化
テーマ25 正規分布の標準化の基礎
テーマ26 正規分布の標準化
テーマ27 標本平均の分布
第5章 統計的な推測
テーマ28 母平均と母比率の区間推定
テーマ29 正規分布を用いた仮説検定の準備
テーマ30 統計的検定
著者について Authors
- 著者:
- 佐々木隆宏
茨城キリスト教大学准教授。代々木ゼミナール数学科講師(代ゼミサテライン、教員研修、代ゼミTVネットを担当)、駿台予備学校数学科講師、昭和女子大学現代教育研究所研究員を経て現職。現在、茨城キリスト教大学未来教養学環学環長。
東京理科大学大学院理学研究科科学教育専攻博士後期課程単位取得満期退学、数学教育学会、日本数学教育学会、日本保育者養成教育学会会員。専門は数学教育学(教材開発論、統計教育)。
著書に『佐々木隆宏の数学I「データの分析」が面白いほどわかる本』『流れるようにわかる統計学』(いずれもKADOKAWA)、『体系数学I・A』『体系数学II・B』(いずれも教学社)、『データの分析と統計的な推測が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)など多数。