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2021.02.18

【実施報告】テレワーク成功のカギはここにあり!セルフマネジメント力の鍛え方

大平信孝氏
株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役

2月10日(水)に小社刊『指示待ち部下が自ら考え動き出す!』の著者・大平信孝氏にご登壇いただき、「テレワーク成功のカギはここにあり!セルフマネジメント力の鍛え方」と題した無料デモセミナーを行いました。セミナーの内容を一部ご紹介します。

なぜ今、「セルフマネジメント力」が必要なのか?

ご参加者のみなさんに質問です。
1つめの「どんな目的・きっかけ」でこのセミナーに参加しましたか?という質問に対し、以下のコメントが寄せられました。
・リモート下のセルフマネジメントの”カンどころ”を知りたい
・セルフマネジメントはどのような場面でも必要と思うが、テレワーク下で特に大事なテーマなので、参考にしたい
・自分自身に、セルフマネジメント力が改めて必要だと思ったことと、研修のテーマになりえると興味を持っている
・リモートワークが続く中で、マネージャーのバーチャルマネジメントに加え、社員のセルフマネジメント力の向上が課題となるため。社員やマネージャーに伝えられるヒントが得たい
・コロナ禍でリモートワークが急速に進み、生産性があがった人、下がった人の違いはどういったところか知りたい。下がった人の共通点は、だらけてしまう=セルフマネジメントに課題ありと感じている
・自律的に働く力=セルフマネジメント力、ということで参加した

2つめの質問です。リモートワーク環境下もしくはコロナ禍での仕事に関する悩み・課題は?
・出社していた時は聞こえていた周囲の部署の情報や動きが、聞こえにくくなった
・他のメンバーの行動が見えない
・もとからモチベーションが高くない方は、さらに低下している
・自分の行動が早いのか遅いのか、判断基準がうやむやになってしまい、計画性も無くなり生産性が落ちている
・ちょっとした雑談、雑談の中から生まれる業務へのヒントが得られづらくなった
・メンバーのタスク状況や課題が見えにくいためフォローもしづらいこと。対面していれば気軽に聞ける「ちょっとしたこと」が埋まりがち
・長期リモートワークや出勤停止とした社員のメンタルが不安定になりがち
・上司がそれぞれ自己流のマネジメントになっている。どのように行われているのか、全体として把握できていない
・上司と部下のコミュニケーション不足、リモート環境化での人事評価(日々の行動が直接見えない)
・社員同士がつながる機会を意識的に作らないと減ってしまう

その後のブレイクアウトで各社の課題を共有いただきました。

リモートワーク環境における悩みや課題を分析し対応する際に役立つ「2つの視点」をお伝えします。1つめは、元々ある潜在的な問題や課題が顕在化したことです。例えば、リモート前にメンバーの人間関係ができなかったチームは、よりコミュニケーションが難しくなったなどです。2つめは、環境の変化による新たな問題や課題が発生している点です。課題を「2つの視点」のどちらに分類されるかを考えてから、解決策を考えることがおすすめです。

今、セルフマネジメント力が求められる理由は「個人の自由裁量が増えた」「1か所に物理的に集まれない」「スタッフの心身の状態が仕事の成果に直結する」の3点です。自己管理できてている人とできていない人に二極化しています。うまくいかない人はセルフマネジメントで自分自身をリードして、リカバーしましょう。

1分でできるセルフマネジメント

では、セルフマネジメント研修の一部をご説明します。

「心と体のマッピング」というのは、「10点満点で、現状何点か?」点数をつけるワークです。自分の現在が把握できるので、現状に「+1」することを目指します。チーム内で定期的に共有すると、メンバーの状況をお互いに把握しやすくなります。

セルフマネジメント3つの視点

セルフマネジメント3つの視点は、「①決められない」「②行動に着手できない」「③行動しているのに成果に結びつかない」です。3つの視点のどれに該当する課題が多いか意識しましょう。

セルフマネジメントの第一歩は「自分で決める」ことです。目的地を自分で決めないと、うまくいっても、指示命令に従っただけなので、あまり嬉しくない。うまくいかないときは人のせいにします。つまり成長・経験になりにくいのです。
一方、自分で決めると、うまくいったら自信・経験に繋がり、うまくいかないときは学び、成長します。
自分で決められない人は、「どうしてできないのだろう?」「本当はどうしたい?」と問いかけを変えてみてください。

アドラー心理学の目的論的アプローチを活用する

アドラー心理学の三大特徴は、「目的論」「自己決定性」「ヨコの関係」です。
まず、「目的論」から説明します。「なぜダメなのか?どこがダメなのか?」と問うことは原因論と言い、原因を見つけて改善する問題解決型アプローチです。それに対し、目的論は、目的・ゴールを決めて、行動して実現する目標実現型アプローチです。「どうすれば今よりもっとうまくいくのか?」と目的論で考えるようにしましょう。

次は「自己決定性」。アドラーが「人間は自分が運命の主人公である」と言っているように、自分の自由になる部分にフォーカスします。

最後は「ヨコの関係」。立場、年齢、職位など上下の縦の関係ではなく、対等の関係を維持し、相互信頼・共感・協力を土台にしたコミュニケーションをとることを意識しましょう。

10秒アクションのコツ

「10秒アクション」とは、「本当はどうしたい?」を実現するための最初の一歩を考えることです。行動計画をたてる時間ではありません。例えば、「チームワークをよくしたい」という課題があった場合、
 ・10秒だけ、「おはよう」の後に話しかけてみる
 ・10秒だけ、雑談してみる
 ・10秒だけ、+1で対応してみる
などの最初のアクションをしてみることです。
やる気は待っていても降ってきません。小さく動くことで、やる気に繋がります。日々のリモートワークの中で10秒アクションに取り組んでください。

ダラダラ気分を一瞬で変えるルーティン

脳科学や心理学に基づいた「ルーティン」という習慣で、ダラダラ気分を一瞬に仕事モードに切り替える方法をお伝えします。
パニックゾーンの場合は「ユルメル」。毎朝のマイドリンクタイム、とりあえず資料を「眺める」、1分間目を閉じるなどです。
コンフォートゾーンは「タカメル」。仕事始めに「オープニングテーマ」を聞く、「今日の最高のアウトプット」をイメージする、タイマーで15分ずつ時間を区切る。
ラーニングゾーンのときは「キリカエル」。上を見て口角を上げる、お腹を凹ませて姿勢を正す、休憩するときは「10秒コマンドメモ」(休憩する前に、仕事再開後にすぐやることを1つだけメモする)などを行ってください。

ご参加者の声

・セルフマネジメントが必要な働き方を強いられている状況なので、年次や業務に関わらず社員にとって興味深い内容だと感じた。
・業務時間外に行っていた社員同士のコミュニケーション(会食、飲み会、レクレーションなど)がコロナ禍のためできなくなり、社員同士の絆がだんだん希薄になっていきつつある。絆を取り戻すために上司と部下との面談の重要性がより大きくなっている。本日の研修は面談実施の際の会話のヒントになるものが多かったと感じた。面談を行う立場である役職者に対して有益な情報が得られた。
・セルフマネジメントについて方法論を学んだり他者と課題・悩みを共有することも有益だと感じた。
・コロナ禍を機に、当社はリモートワークを一斉に導入したが、会社と社員との関わり・つながりについて配慮が無いまま、現場任せで走っている状態。今後この考え方が有用だと感じた。リーダーの影響力、信頼関係の大切さ、決断力を上げるための問いかけの仕方に共感を持った。
・コロナ禍のリモートワーク環境ではニーズが高いテーマで、初めて伺う内容、具体的なアドバイスも多かった。

講師プロフィール

大平 信孝 (おおひらのぶたか)

株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役

目標実現の専門家。第一線で活躍するリーダーのメンタルコーチ。中央大学卒業。長野県出身。
会社員時代、自身がセルフマネジメントや部下育成に悩んだ経験から、脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。その卓越したアプローチによって、日本大学馬術部を2年連続全国優勝に導いたほか、これまで12800人以上のリーダーのセルフマネジメント・人材育成に関する悩みを解決してきた。オリンピック選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が続出している。また、セルフマネジメント向上のためのメソッド「行動イノベーション・ノート」や、人材育成のためのメソッド「行動イノベーション・トーク」を広めるべく、「行動イノベーションアカデミー」を主宰。熱意のこもった丁寧な指導に定評があり、「行動イノベーションノート」を使ったセルフコーチング指導で業績を上げるだけにとどまらず、人間関係や心身の健康にも効果を実感する人が続出している。日本全国から集まるリーダーに、研修、講演、個人サポートを提供している。これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売りなど40以上の業種にわたる。8冊の著作の累計発行部数は、21万部を超え、中国、台湾、韓国など海外でも広く翻訳されている。

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