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2018.08.06

今ある不安を解消する2つのカギ

鈴木雅幸氏
臨床カウンセラー養成塾 塾長/心理カウンセラー

そもそも、私たちはどんな時に不安を感じるのか?

それは経験のない未知の事柄についてです。
「先がどうなるかわからない」
この状況は不安になる状況です。

私たちの脳は「空白」を嫌います。
答えがない曖昧な状況=空白を嫌がるんです。

この先、どうなるかわからない。
そんな空白を、脳は無意識に埋めようとし始めます。
そこに「身の危険」の可能性があると判断するからです。
危険という前提で空白を埋めようとすると、どうなるか?
「否定的な推測」を次々と立てていくことになります。

つまり、失敗や危機的な状況になるという推測です。

「こうなったらどうしよう」
「もし、とんでもないことになったら・・・」
失敗して責められたり、笑われたり、恥をかいたら・・・・
立ち直れないほどの挫折につながったら・・・・

そんな思考が働き、やがて否定的な感情が起きてきます。

そう、それが不安の正体といっていいでしょう。

空白を埋めるのに、先ず危険回避のモードになる。
危険を推測することで、否定的な感情が起きる。
それが不安や怖れですね。
私たちは何かを「失う」ということに、強い不安や恐れを感じるようです。

では、この不安や怖れを克服するには、どうすればいいのでしょうか?
実は、この答えはビックリするほどシンプルなものなんです。

ポイントは次の2つです。
1)最悪の事態も受け入れる
2)出来ることから淡々と行動を起こす

最悪の事態を受け容れられないがために、私たちは不安や怖れを抱きます。
でも、受け容れてしまうと、怖れや不安が小さくなります。
言葉にすれば「失敗してもいいや」です。

次に、とにかく何でもいいので、行動してみることです。

・ネットや図書館で調べる。
・人に相談し、助言をもらう。
・資料の1ページ目を読み始める。
・スケジュールを立て始める。

何でもいいですし、小さな一歩でいいんです。
そんな行動をしてみると、それまであった不安が少しだけ小さくなることがわかります。
そうなんです、行動すればするほど、不安や怖れは小さくなっていくんです。
行動した分だけ、気持ちが少しずつ楽になっていくんです。

行動しないで、頭だけで考えている状態が、実は一番不安を増幅します。

昔の人は、このことをこんな言葉で表しました。
「案ずるより産むが易し」
始める前は不安でも、実際にやってみると思ったほど困難ではない。
そういう意味ですね。

もし今、何か不安なこと、心配なことがあるのであれば、この2つを実行です。

1)最悪の事態も受け入れる
2)出来ることから淡々と行動を起こす

きっと、その不安、小さくなっていくはずです。

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