学ぶ。みがく。変わる。
HOME お知らせ ソーシャルレンディングにおける分散投資のススメ

お知らせ

  • お知らせ

ソーシャルレンディングにおける分散投資のススメ

新刊『1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門』の著者・SALLOW氏が、本書にまつわる内容をご紹介する連載がスタートしました。35回目は、ソーシャルレンディングに本格的な投資を行う際、必ず押さえておきたい「分散投資」について。

市場が急拡大する注目の投資ナンバーワン!
「ソーシャルレンディング」を徹底解説した入門書がついに発売!

1万円からはじめるソーシャルレンディング入門

————————————————————————————–

卵は一つのカゴに盛るな、という格言

 こんにちは、サラリーマン兼ソーシャルレンディング投資家、それとブロガー&ライターのSALLOWです。
 今回は、ソーシャルレンディングにおける「分散」について紹介したいと思います。

 もしあなたが、まずは味見のつもりで少額のお試し投資をするだけなら、分散の考え方はあまり重要ではありません。
 しかし、ある程度の金額をソーシャルレンディングに投資し、本格的に取り区みたいのであれば、この考え方はとても重要だと思います。

 私は現在、ソーシャルレンディングの総投資額は8,000万円を超えていますが、となっていますが、その内容は下記のように分散しています。

  ・SL事業者数 約20事業者
  ・SL案件数 約200案件

 さらにソーシャルレンディングにおいては、当局の指導によって一つの案件で複数の貸付を行っていますので、実際の分散数は200を超えているでしょう。
 これは投資における有名な格言である、「卵は一つのカゴに盛るな」というものを実践した形です。
 卵(=資金)を一つのカゴ(=投資対象)に盛ってしまえば、万が一カゴを落とした時には卵全てが割れてしまう。だからこそ、投資対象は分散させるべきだ、という格言です。

 ソーシャルレンディングのみならず、全ての投資に「安全なカゴ」などありません。
 銀行預金は安全だと言う人もいますが、それだってインフレが起きれば価値はじわじわと目減りしてしまいます。価値が目減りする可能性のあるのに、どこが安全だと言うのでしょうか。

分散にもこんなに種類がある!

 ソーシャルレンディングにおける分散を、私は以下の5つに分類しています。

 ①事業者の分散
 ②保証程度の分散
 ③ファンドテーマの分散
 ④投資時期の分散
 ⑤貸付期間の分散

 それぞれについて説明していきますので、よろしければ参考にして下さい。

 まずは①、事業者の分散。
 ソーシャルレンディングには色々な案件があり、それぞれにリスクはありますが、それらよりも上位のリスクとして事業者リスクがあります。
 なぜなら、事業者のリスクが起きた場合、投資している案件のリスクに関わらず、投資資金が損害を受ける可能性があるからです。

 どんな事業者がいいのか、についてはぜひ書籍やブログを読んで下さい。
 私自身も数千万円の資金を投資した上で、事業者のおすすめを書いています。

 次に②、保証程度の分散。
 この話をする際には、「ソーシャルレンディングでどれだけのリスクを取れるか?」ということについて、まず考える必要があります。

 投資は、リスクに応じたリターンしかありません。
 担保が堅実な方が良いのはもちろんですが、そういう案件は利率が低い傾向があります。
 ですから、目指す利益(と、それに伴って取れるリスク)をきちんと考えてから、その利益が取れるよう、担保の堅い案件、少し弱い担保の案件などを組み合わせるのが大事だと思います。
 なお私の場合はおよそ、税引後で5%くらいを目安にして、案件を組み合わせています。

まだまだ、こんな分散もあります

 次は③、ファンドテーマの分散
 これは、担保の種類を分散させるということです。不動産担保は確かに堅い担保かもしれませんが、地価の影響を大きく受けるという問題点があります。
 そこで一例として、以下のように担保を分散させることで、投資している案件がまとめて影響を受ける事を防げると思います。

 ・不動産担保の場所を分散させる(23区内、首都圏、それ以外、海外など)
 ・不動産担保の種類を分散させる(オフィスビル、住宅、ホテル、商業施設など)
 ・不動産以外の担保を選ぶ(動産、売掛債権など)
 ・小口分散を用いる(マイクロファイナンスなど)

 ④、投資時期の分散。
 名前の通りです。投資時期はずらすようにして下さい。
 ソーシャルレンディング投資は日々の値動きがないので、投資時期の分散効果は株や投信に比べて低いのですが、それでも時期を分散して投資することは、事業者や案件の分散にもつながるので重要です。

 最後に⑤、貸付期間の分散です。
 ④の投資時期の分散が「投資の始まる日付を分散させる」事だとすれば、この貸付期間の分散は投資の終わる日付(貸し付ける期間)を分散させる、ということです。

 なるべく投資期間は短いに越したことはないのですが、だからと言って短期間案件ばかりに投資していると、資金回転率が落ち、利回りの低下を招きます。そこで、ある程度は長い投資期間を取り入れる事で、資金を効率良く回す事ができると思います。
 ちなみに私の場合、今の平均投資期間は9ヶ月程度です。

重要:分散は「失敗しない」方法ではないということ

 以上、ソーシャルレンディングにおける分散についての話でした。

 持論ですが、ある程度の金額をソーシャルレンディングに投資し、本格的に取り組もうとすればするほど、分散の考え方は大事になってくると思います。

 ただ、一つ誤解してもらいたくないことは、分散というのは投資における「失敗(元本が損害を受けるなどすること)」を防ぐための方法ではないということです。
 多くの案件に投資をすれば、もし何かの案件で損害が発生した時、自分がその案件を引いてしまう可能性は高くなるからです。
 分散というのは、失敗する可能性を上げてしまう代わりに、失敗してもその損害を抑えるための方法です。

 一つの案件に100%をつぎ込めば、万が一その案件がおかしくなった時に大損害を受けますが、100個の案件に1%ずつ投資していれば、その中で2、3個おかしくなっても大した損害にはなりません。
 リスクのない投資なんて存在しない。だから、自分の投資している案件は、どこかで必ずおかしくなる。それを前提にした分散投資を行っていくことをおすすめします。

SALLOW氏への質問受付中!
・ソーシャルレンディングのことはもちろん、お金、仕事、恋愛などジャンルは問いません。
・いただいた質問には、当ブログで公開する記事を通して回答させていただきます。
・いただいた質問の数・内容によって回答できない可能性がございます。予めご了承ください。
・お名前(ペンネーム可)とご質問内容をご記入いただき、以下のメールアドレスにお送りください。

sl.info@kanki-pub.co.jp

皆さまからのご質問、お待ちしております!!

著者:SALLOW
製造業で働く傍ら、ソーシャルレンディング中心の投資を行うサラリーマン兼業投資家。
リーマンショック時などに出した多くの損失、その後の儲けを通じ、日々の値動きを追いかけ一喜一憂する投資に向いていないことに気付く。
以降、2012年から始めたソーシャルレンディング投資に力を入れ、現在の投資額は8,000万円以上、年間手取り400万円以上の不労所得を得ている。
自身で運営するブログ「ソーシャルレンディング投資記録」で、投資記録、案件の紹介やソーシャルレンディングを初めとしたお金の話題などを取り上げている。
実際に多くの金額を投資した経験を元に『1万円からはじめる投資ソーシャルレンディング入門』を出版。

【書誌情報】

書名:『1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門
定価:1,600円(税抜き)
判型:46判
体裁:並製
頁数:272頁
ISBN:978-4-7612-7385-9
発行日:2018年12月19日

【本書のご注文はコチラ】
Amazon
楽天