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ついに来た! ソーシャルレンディング最大の問題「匿名化」が解除!

新刊『1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門』の著者・SALLOW氏が、本書にまつわる内容をご紹介する連載がスタートしました。今回はついに解禁、ソーシャルレンディング最大の問題である「匿名化」解除の話題について。

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1万円からはじめるソーシャルレンディング入門

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ついに実現、待ち望んでいた吉報

 こんにちは、サラリーマン兼ソーシャルレンディング投資家、それとブロガー&ライターをやっていますSALLOWです。

 ここのところ、ソーシャルレンディングではいくつかの残念な問題が起きてしまいました。
 私もソーシャルレンディングに投資しているため、その損害を受けています。結果として2018年の投資成績は何とか黒字になりましたが、その額は期待していたほどではありませんでした。
 しかし毎日の値動きに一喜一憂する必要がなく、投資すればお小遣いのように収入が入ってくるソーシャルレンディングが私にとって向いている投資方法だということに変わりはありません。

 問題がなく、順風満帆で必ず儲かる投資なんてどこにもありません。
 だからこそ、それぞれの人が良く考えた上で自分に合う投資を続けていけばいいのだと思います。私はソーシャルレンディングが優秀なインカムゲイン投資だと変わらず確信していますので、自分でも実践し、こうして情報発信を続けているわけです。

 さて、そのソーシャルレンディングにおいて長らく待ち望んでいたことが、やっと実現しました。
 貸付先の匿名化を解除する件について、金融庁からの公式見解が出たのです。

 その内容を紹介する前にまず、ソーシャルレンディングにおける匿名化と何が問題なのかについて説明します。

「案件の匿名化」はなぜ起きた? 何が問題?

 ソーシャルレンディングは、別名を「融資型クラウドファンディング」と言い、多数の投資家から資金を集めて貸し付けを行うものです。
 日本においては、個人が貸し付けを事業として行うためには貸金業法の定めにより、貸金業者として登録する必要があります。

 しかし貸金業者としての登録には、例えば純資産が5,000万円以上必要なことを初めにいくつもの要件があり、個人で登録するのは現実的ではありません。
 そこで、ソーシャルレンディング事業者が投資家から資金を集めて貸付を行うことで、投資家は間接的に「金貸し」となることができるようになったわけです。

 ところが当初、関係官庁からこの仕組みに「待った」がかかりました。
 貸付対象が判明している場合、それは個人が貸金を行っているものと同等と見なされ、投資家にも貸金業登録が必要……というのが、官庁の言い分です。
 それを回避するため、貸付対象は分からないようにしなければならない。これが、ソーシャルレンディングにおいて最大の問題である「匿名化」が始まった背景です。

 匿名化により貸付先が特定できなくなり、投資家は貸付先のリスクを判断するのが困難になってしまいました。
 それどころか中には匿名化を悪用し、貸付先が分からないことを良いことに身内に審査の甘い融資をするような事業者まで出てきてしまい、いくつかの残念な事件が起きてしまいました。
 この匿名化が、やっと解除されたのです。

金融庁からの公式見解を紹介します

 その待ち望んだニュースが飛び込んできたのは、3/18のこと。
 (おそらく複数の)ソーシャルレンディング事業者の照会に応じて、金融庁が見解を示しました。

照会のあった具体的事実について、照会書に記載された借り手が法人である融資型クラウドファンディングの投資家の行為については、貸金業法第2条第1項に規定する金銭の貸付けには該当せず、当該投資家は、同項に規定する貸金業者に該当しないものと考える。

 難しい役所言葉で書いていますが、重要な内容は一つだけ。
 「融資型クラウドファンディング(=ソーシャルレンディング)の投資家は、貸金業者とは見なさない」ということです。
 つまりは投資家の貸金業登録は不要。匿名化を行う必要もない、ということになります。

 ソーシャルレンディングでこれまで起きてきた問題の根本が匿名化であったことは、実際に投資をしている方なら異論はないと思います。
 この問題を解決しようとする方々のはたらきがあって、昨年の12月にはSESC(証券取引等監視委員会)から総理大臣や金融庁長官に対し、匿名性の解除を行う意見が出されました。
 その上で今回の金融庁見解。公式見解ということは、実質的には法令と同じような効力を持つことになります。

 *金融庁における法令適用事前確認手続(回答書)

匿名化には注意点もありますが、ともかく朗報!

 これで、まずはソーシャルレンディングに対する匿名化の縛りは消えました。
 この後は、各事業者の対応を見定めていくことになると思います。

 ただ、今回の金融庁の公式見解は「匿名化禁止」ではないという点には注意が必要です。
 つまり、今後もソーシャルレンディングにおいて匿名化はあり得るということ。
 借りる側にとっては、「ソーシャルレンディングで資金調達していることを公表したくない」という意見が一定数あるのはしかたないところでしょう。

 一方で投資家も、「匿名化の解除」=「リスク低下」ではないことは気を付けなければいけません。匿名化の解除はのメリットは、あくまでも「リスクの透明化」です。 
 情報が公開されるようになったことで、投資家はより一層その内容を精査し、自分自身でリスクを見極めるということが求められることになります。

 それでも、これまでのようなリスクが不透明だった時に比べれば明らかな進歩であることは疑うまでもありません。
 これが業界の発展にとって大きなきっかけになることを切に願います。

 私の運営するブログ「ソーシャルレンディング投資記録」では、今回の匿名化解除に関するその他の情報も紹介しています。
 下記の記事も合わせてご覧下さい。

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著者:SALLOW
製造業で働く傍ら、ソーシャルレンディング中心の投資を行うサラリーマン兼業投資家。
リーマンショック時などに出した多くの損失、その後の儲けを通じ、日々の値動きを追いかけ一喜一憂する投資に向いていないことに気付く。
以降、2012年から始めたソーシャルレンディング投資に力を入れ、現在の投資額は8,000万円以上、年間手取り400万円以上の不労所得を得ている。
自身で運営するブログ「ソーシャルレンディング投資記録」で、投資記録、案件の紹介やソーシャルレンディングを初めとしたお金の話題などを取り上げている。
実際に多くの金額を投資した経験を元に『1万円からはじめる投資ソーシャルレンディング入門』を出版。

【書誌情報】

書名:『1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門
定価:1,600円(税抜き)
判型:46判
体裁:並製
頁数:272頁
ISBN:978-4-7612-7385-9
発行日:2018年12月19日

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