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著者インタビュー

石田淳先生

『行動科学で成果が上がる組織をつくる! <チーム編>教える技術』著者 石田淳先生に聞きました!

更新:2014.07.14

前著『教える技術』が10万部を超えるベストセラーとなった日本の行動科学(分析)マネージメントの第一人者・石田淳先生。待望の続編のテーマはチームマネージメントについて。第2弾執筆の裏側について、お話を伺いました。

本書を一言で表すと、どんな本でしょうか?

マネージャー向けの本です。企業のマネージャー層、中間管理職に向けて書きました。8割の部下は仕事ができないと言われていますが、そういった部下をどうやってリーダーやマネージャーへ短期間で育成していくのか。どうやってチームを作っていけばいいのか。いわゆるボリュームゾーンにいる層ですし、プレイングマネージャーも増えたので、悩んでいる方も多いと思います。

前著『教える技術』と新刊『<チーム編>教える技術』の違いは?

前著はマンツーマンに近い内容でしたが、『<チーム編>教える技術』はチームを如何に動かすかということですね。部下を何人か持つ人が、どうやって自発的に動くチーム、自発的に動く部下を作っていくのか、ということが最大のテーマです。進んで営業に行く、進んで企画立案をする、どうしたら進んで仕事を行うのか。

本書の読みどころを教えてください。

読んですぐ、明日からすぐにできるところですね。綺麗事を書くこともできますが、行動科学を使って具体的に明日からなにをしたらいいのかがわかる、ということ。やれば成果が出てくるので、自己高揚感も上がってきます。そうすることで、より複雑なマネージメントもできるようになってきます。自分に合った内容でステップアップしてもらえればいいかなと思います。前作『教える技術』と同じで、どこから読んでもいいようになっていますので、ご自分の悩みに合ったページから読まれるのもいいと思います。

どんな方に読んでほしいですか?

プレイングマネージャーですね。メインターゲットは課長や係長です。企業が人の数を減らしているのもあり、マネージャー業だけをやる、というケースは稀です。やはりご自分もプレイヤーとして仕事をしながら、マネージメントする方が増えました。

執筆中にあった印象深いエピソードがあれば教えてください。

本書に書きましたが、コミニュケーションの回数のチェックの話ですね。やり方は簡単で、関係性がうまくいっていない特定の相手との1カ月のコミニュケーションの回数を正の字で書いてもらうだけです。会話の内容などは必要ありません。コミニュケーションの回数が少ないからといって、嫌いなわけではありませんが回数が少ない人は、より多く関わったほうが成果は上がります。実は、人によって非常に偏りがあるんです。単純なことなんですが、まずはそこから初めてもらいます。
あるマネージャー職の男性のエピソードで、扱いづらい女性の部下がいたそうです。彼女が生意気なことを言うので、関わらないようにしていたそうなんです。でも、僕に言われてコミニュケーションの宿題が出たので、正の字を書いて彼女と向き合ったところ、とてもいい子だとわかったそうです。「なんでいままできちんとコミニュケーションをとらなかったんだろう」、と反省されていました。ただ正の字を書くだけですが、思っている以上にいろんな気づきが得られます。
もう一つは、なかなか派遣やパートの人に話しかけられないマネージャーがいました。その方にもコミニュケーションをとる宿題を出したんです。それでパートの方に話しかけたところ「半年ぶりに話しかけてもらいました」と言われたそうです。彼は覚えていなくても、話しかけられた方は覚えてたんです。彼も「なぜ自分からもっと話しかけなかったんだろう」と思ったそうです。話しかけるだけで、職場の雰囲気は変わりますからね。

『<チーム編>教える技術』のテーマはコミニュケーションでもあるんですね。

そうです。やはり、リーダーとして信頼されるというのはとても重要なことです。信頼への第一歩は自分から部下に対して、積極的に関わっていくことです。

前著の感想で、読者から「行動科学と聞くと、冷たいマネージメントのようなイメージがする」という意見がありました。基本的には部下との信頼関係で成り立っている、ということなんでしょうか。

もちろんです。それがベースにないと、テクニック的なことをやったって効果はありません。本書の中でもそこを一番重視していています。

コミュニケーションをベースに、ホウレンソウだったり、ショートミーティングのやり方、上司の聞く技術だったり、会議のやり方、その場ですぐに使えるような内容が入ってますね。

そうですね。「はじめの一歩」として使ってもらえると、いいのではないでしょうか。コミニュケーションをとっていくと必ず気づきがあります。そこからまたどうして行けばいいのか、本書を読んでもらえればと思います。

合わせて読むといい本があれば教えてください。

手前味噌ですが前著『教える技術』ですね。こちらもどこから読んでもいいですし。『<チーム編>教える技術』の中では、前著のこのページを読むと理解が深まります、と見出しがありますので、前著を読まれた方でももう一度楽しめる構成になっています。読者の方にはぜひ具体的な行動をしてほしいと思います。複雑に考えても最初の一歩は出にくいものです。まずは、一週間だけ自分から部下の名前を読んで挨拶をするとか、そんな簡単なことでいいんです。小さくても具体的な一歩をぜひ踏み出してください。

著者プロフィール

石田 淳 (いしだ じゅん)

社団法人行動科学マネジメント研究所所長/(株)ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高責任者

米国行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本の行動科学(分析)マネジメントの第一人者。
アメリカのビジネス界で絶大な成果を上げる人間の行動を科学的に分析する行動分析学、行動心理学を学び、帰国後、日本人に適したものに独自の手法でアレンジし「行動科学マネジメント」として展開させる。
精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法は、短期間で8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。現在は、日本全国の人材育成、組織活性化に悩む企業のコンサルティングをはじめ、セミナーや社内研修なども行い、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。日経BP「課長塾」の講師でもある。
主な著書に12万部のベストセラーとなった『教える技術』をはじめ、『〈チーム編〉教える技術』、大判の『〈図解〉教える技術』(すべて小社)、『課長塾続ける課 行動科学マネジメント実践ワークブック』(日経BPムック)などの組織マネジメント本の他に、セルフマネジメントの指南書『「続ける」技術』(フォレスト出版)、教育書では『子どもの続ける力』(小社)など多数ある。
趣味はマラソンとトライアスロン。

ウィルPMインターナショナル
【特設サイト】マンガでよくわかる 教える技術
「教える技術」研修 8 割の社員を科学的に戦力化する

著作一覧

<チーム編>教える技術

定価 1,512円(税込)
判型 46判
体裁 並製
頁数 184頁
ISBN 978-4-7612-7018-6
発行日 2014年7月14日

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