僕がはじめて成功したいと思ったのは18歳、高校生の時です。そこから実際に、これが成功するための道のりだ!と気づくまでに6年間かかりました。その6年は、國分社長(※編集部注:株式会社アースホールディングス代表取締役・國分利治氏のこと。美容室「EARTH(アース)」を約200店舗経営)と出会うまでの6年間なんですけど、その6年は今の僕からしたら、とてももったいないなと思います。
僕の場合は、國分社長という強力なメンターに出会ってやる気に火がついたからよかったんですけど、ほとんどの人は、成功したいと思っても方法がわからないし、教えてくれる人もいません。
この本を読んでいただければ、方法がわからないという人でも「こんなことでいいんだ」と気づけると思います。「この人みたいな成功者になりたい!」と強く思うようになり、本書の元となった「おバカな自分でも成功できるメソッド」を次々と開発しました。それを本にしていろんな人に知ってもらえればと思いました。
著者インタビュー

3月に『なぜかうまくいくバカがやっている驚きの成功法則』という処女作を出版した中野友介先生。元暴走族から年商4億円を叩きだす驚異の営業成績で社会の最下層から業界トップの営業マンへと人生を逆転させた方です。現在も美容業界のトップ営業マンとして活躍中です。どんないきさつで本書が生まれたのか、お話をうかがいました。
本書を執筆するきっかけを教えてください。
どんな人に読んでほしいですか?
うまくいかないなと思っている人。いまの毎日が、「もっと楽しくなればいいな」と思う人や「もっとワクワク、ドキドキする日がほしい」、「成長したいな」と思う方に読んでほしいです。変わりたいけど、きっかけがないという人たちですかね。
本書には驚くような成功法則が多数載っています。「さすがにこれはできないかも…」と思う読者に、どうしたら実践できるかアドバイスをお願いします。

まずは、やってみること! そこから、何ができて何ができなかったのか、という分析をしてほしい。
どのようにしたらできるようになるかなというのも、ちゃんと考えてほしいです。僕は実際にやっていますし、教えた方も実践されています。何も考えずにやってみてください。その「できない」と思っているのは、ただの思い込み。思い込みを外していくところからはじめましょう! できないことは書いていません。
本書で、特に読んでほしいところはどこでしょうか?
いっぱいありますよ(笑)! 好きなのは、139ページの「AGO1000の法則」。「(A)あの(G)ゴミは(O)俺のもの! と思えたら年収が1000万を超える」という法則です。年収の高い美容業界のオーナーさんが、率先して汚いゴミを片付けているのを見て気づきました。仕事と責任を負ったぶんだけ評価を得られるという当たり前の法則です。それ以来、人が嫌がる仕事を見つけると「これは自分の仕事だ!」と体が反応するようになりました。これは今日から誰にでもできるので、オススメです!
執筆中に印象深いエピソードなどありましたら教えてください。
担当編集の重村さんとのやりとりは、同い年でいい感じでした(笑)!
重村
補足すると最初は、全く原稿がまとまらなくて目次案を作るのに半年かかって大変でした…(笑)。ただ印象に残っていることがあって、外のあるお店を借りて取材をしていたときのことです。入店してお店の時計が止まっていたことに気づいた中野さんは、すぐにお店の方へ「時計がとまっていますよ」と教えてました。普通だと、自分の腕時計があるしスマホもあるし、あまり気にしないのですが、本書で書かれている「鬼ダッシュ(すぐに行動すること)」を実践されていて、本当に凄いと思いました。
当たり前のことをしただけですよ。本書のやりとりでこわだったところは、見出しですかね。自分らしさが出るように結構書き変えました。
普段あまり本を読まない人たち、本を買わないような自分のようなバカな人でも、ちゃんと読んでもらいたくて。とっつきやすいように、見出しはとにかくこだわりましたね。
最後にオススメの本を教えてください。
意外かもしれませんが、バカでも結構本は読んでますよ(笑)。
一番影響を受けたのは『アツイコトバ』という本です。タイトル通り熱い言葉がたくさん載っています。たとえば「人がめったにしないことをしろ。人がめったにしないようなレベルで」、「死ぬ気でやれよ。死なないから」などが印象に残ってます。
僕がまったくやる気のない営業だったときに、面倒を見てくれていた美容室のマネージャーさんが「これ読んだら」とくれたんです。何度も読み返して、もう読み過ぎてボロボロになってしまったんです。でも、これは誰か必要な人に読んでほしいし、その人から誰かに渡してほしいと思ったので、買いなおしてマネージャーさんに渡しました。「僕はあなたからもらったあの本がむちゃくちゃ好きなんです。これは僕以外にも伝えてほしいから、また誰かにあげてください」と。そんな本はあまりないですよね。