第1章 株式投資の「六悪」
億トレA君の悲劇
超危険な投資手法①「信用取引」
超危険な投資手法②「集中投資」
超危険な投資手法③「回転売買」
超危険な投資手法④「空売り」
超危険な投資手法⑤「小規模会社への投資」
超危険な投資手法⑥「IPO銘柄への投資」
コラム 最大の失敗は、最も自信のある取引から生じる

第2章 長期投資の基本哲学
情報の対価とその質は比例しない
仕手筋を信頼してはいけない
特許や企業間の提携は業績との関係がほとんどない
相場の詐欺師を見分ける方法
鮮度の良い情報はあとから見るとお笑いもの
私が日経新聞を読まないわけ
Yahoo!ファイナンスの掲示板も見ない
アナリストレポートも読まない。IR資料は参考程度に
セクター分類は役立たない
日経の観測記事に登場する上場企業は投資対象にはならない
需給や他人の売り買いを評価しない
PERの低さで勝負をしない
資産バリュー株の不確実性
PBRやPERが低い株は需給が悪い
東証一部昇格を狙う投資手法で失敗する
コラム 私の運用キャリア その1


第3章 リスクとリターンの簡易計算法と金融理論の基礎知識
投資におけるギャンブルは非常に簡単
リターンの計算方法
簡易リスクの定義と計算方法
リスクの簡易的な計算
単利は使わずに「倍率」で考える
金融理論の基礎
ギャンブルの夢の確率と悲惨な現実
信用取引のシミュレーション
信用取引をしてもいいケースとは?
長期投資がシャープレシオでは有利になる
コラム 私の運用キャリア その2


第4章 勝率99%を実現する「ポートフォリオ運用」とは?
「99%勝てる株の見つけ方」のおさらい
ポートフォリオではメンバー同士が助け合う
バランスの良い銘柄選択とは
上場投信ETFの例
「NASDAQ100 ETF(1545)」の実力
「SPDR S&P500 ETF(1557)」の実力
「日経225連動型上場投資信託(1321)」の実力
「NF日経レバ連動型上場投信(1570)」の実力
「セカンドプラン」の重要性
外需と内需
プロのファンドマネジャーの限界数値
短期の振動と長期のトレンドの例①「キーエンス(6861)」
短期の振動と長期のトレンドの例②「ファーストリテイリング(9983)」
株式投資とは、20年で140倍にもなる暴力的なもの
コラム 投資家の社会的な役割

第5章 初心者でも年1回、30分でOK!
「ポートフォリオの構築法」
ポートフォリオ運用を実現する四つの手順
手順1 運用金額を決める-
手順2 投資案件の選定
手順3 投資案件を類別する(外需と内需に分ける)
手順4 個別株でペアを作り 残りはETFで構成
セカンドプランの導入
サードプランの発動
ポートフォリオの改質
ステージを設定する
ポートフォリオの維持
ポートフォリオの維持の方法
「ワンアウト ワンイン」と「ワンイン ワンアウト」
出口戦略の考え方

著：

山本潤

和光証券を経て1997年、日本株運用チームの一員として米系投資顧問クレイフィンレイインク(運用資産8000億円)に入社。その後、英系投資顧問を中心に2004年から2017年まで日本株ロング・ショート戦略ファンドマネジャーを務めた。

現在は、株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチにて定額運用サービスを提供。株式会社リンクスリサーチの「株の学校」講師。2017年まぐまぐ大賞(資産運用の部)で1位となった老舗メルマガ「億の近道」に執筆中。コロンビア大学院修了。哲学・工学・理学の修士号を持つ。中央大学大学院理工学研究科(数学専攻)の博士後期課程に在籍中。

著者に『1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本』(かんき出版)など。