定価 | : | 2,530円(税込) |
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判型 | : | A5判 |
体裁 | : | 並製 |
頁数 | : | 368頁 |
ISBN | : | 978-4-7612-7221-0 |
発行日 | : | 2016年12月5日 |
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各界トップが取り組む 世界の健康・医療市場 躍進するシナリオとは?
内容紹介
今、先進国も新興国も、伝統的な製造業や労働集約的なサービス産業に依存する体質から抜け出し、より付加価値の高い知的産業で経済力を高めていく戦略に舵を切りはじめている。そして、そうした戦略を迅速に実現する社会インフラ、制度、新産業の経営、科学技術の研究開発などを推進する研究者や、産学官のプロジェクトをマネジメントできる人材の育成・確保に最優先で取り組んでいる。
イノベーションには若い頭脳が不可欠である。この若い経営者を日本でどうやって調達し、育成するかが大きな課題である。とくに、医療産業イノベーションが扱う経営課題は複雑系であり、研究成果の社会実装やトランスレーショナルリサーチ、政府助成の研究開発プロジェクトなど、日本の成長戦略を支える医療産業イノベーションの源泉における経営人材がいないことが成長を阻んでいる。
今、望まれるのは、即効性があり研究開発の生産性を格段に上げていくことができる人材の養成である。ビジネス経験があり、海外在住経験をもち、科学技術関係の教育を受けた人材が標的である。これはアメリカのビジネススクールの医療系アドバンストコースのイメージである。
医療産業イノベーションフォーラムのねらいはいくつかあるが、おもなものをあげておこう。
•最先端のゼロ次情報に接する。
•トップリーダーの志・発想に接する。
•異業種交流・ネットワーキングを構築する。
本年度のフォーラムの講師は組織のトップにこだわった。この方々は決断すれば行動に移せる立場の人びとであり、組織の大小にかかわらず、共通したオーラを、受講者たちは感じてくれたにちがいない。
目次詳細
医療の生産性向上と今後の医療
木村廣道(東京大学大学院薬学系研究科特任教授)
熱き挑戦者たちであれ
相良 暁(小野薬品工業株式会社代表取締役社長)
医療イノベーションを応援する規制当局の取り組み
森 和彦(厚生労働省大臣官房審議官)
スタンフォード大学バイオデザイン
前田祐二郎(東京大学ジャパン・バイオデザイン共同プログラムディレクター)
シリコンバレーが見ている未来
小川周哉(TMI 総合法律事務所/弁護士)
飯塚病院におけるイノベーション活動
井桁洋貴(飯塚病院イノベーション推進本部 工房・知財管理室)
ムーアの法則がもたらす技術革新と今後の事業モデル
宗像義恵(インテル株式会社取締役副社長/BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ)
医療ビッグデータと病院経営
副島秀久(社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院院長)
地域における医療の現状と課題
湯﨑英彦(広島県知事)
医療産業の振興と医療ネットワークの形成
高村 康(三重県健康福祉部ライフイノベーション課課長)
総合特区による医療・健康・福祉産業の振興
鈴木英敬(三重県知事)
世界の思いを、未来へつなげる
榎本 亮(日本電気株式会社執行役員兼コーポレートマーケティング本部長)
医療IoTの現状と規制緩和の状況
齋藤直和(日本電気株式会社ヘルスケア戦略室室長兼医療ソリューション事業部長代理)
金融サービス業と医療
古賀信行(野村ホールディングス株式会社/野村證券株式会社取締役会長)
三井住友銀行から見たヘルスケア領域
関口栄一(株式会社三井住友銀行執行役員 ホールセール統括部長)
ヘルスケア分野における海外への取り組み
工藤禎子(株式会社三井住友銀行執行役員 成長産業クラスターユニット長)
健康、医療・医薬産業と建築づくり・まちづくり
宮下正裕(株式会社竹中工務店取締役社長COO)
ヘルスケア産業の将来とグローバル戦略
渡部眞也(株式会社日立製作所執行役常務 ヘルスケアグループ長兼ヘルスケア社社長)
日本発イノベーションとリーダーシップ
堀場 厚(株式会社堀場製作所代表取締役会長兼社長)
明るい病院改革
麻生 泰(株式会社麻生代表取締役会長)
日本発グローバルイノベーション
藤森義明(株式会社LIXILグループ取締役代表執行役社長兼CEO)
医療保険制度の今後と費用対効果評価
森田 朗(国立社会保障・人口問題研究所所長)
医薬品などの費用対効果の評価と応用
福田 敬(国立保健医療科学院医療・福祉サービス研究部部長)
製薬企業と費用対効果評価
土屋 裕(エーザイ株式会社代表執行役 グローバルバリュー&アクセス・医療政策担当)
今後の社会保障について
二川一男(厚生労働省事務次官)