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労働法 正しいのはどっち?

千葉博
定価
1,650円(税込)
判型
46判
体裁
並製
頁数
256頁
ジャンル
  • 経営
ISBN
978-4-7612-7085-8
発行日
2015年5月20日

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さっそくですが、次の4つの設問をご覧ください。
どこかで見たり、聞いたりしたようなことばかりではありませんか。

* 会社員が休日にバイトしたら、「クビになる」vs.「全然OK!」
* 社内不倫発覚! もしも修羅場を演じたら、「懲戒できる」vs.「放置すべき」
* 支給日の1カ月後にやめる社員のボーナスは、
「減額できる」vs.「満額出すべき」
* 年俸制を導入した会社は、
残業手当を「払わなくていい」vs.「払う必要がある」

ちなみに、この4問のすべてに正解を言える人は、めったにいません。

労働法は大まかにいって、会社と個人の間の問題を解決するための法律です。
対等な個人同士の利害の調整のためにつくられた民法と比較すると、
労働法の当事者である会社(法人)とそこに雇われる社員(個人)との関係は、
必ずしも対等とは言い切れません。

ともすれば弱い立場になりがちな労働者を守る、という意味で、
労働法には独特な考え方が含まれています。

一方で、行きすぎた労働者保護を見直すために、
経営側もさまざまな提案を国に対して働きかけており、
そういったせめぎあいのなかで、
労働法はこれまでに何度もブラッシュアップ(改正)されてきました。

だから、ひと筋縄ではいかないのです。

本書は、
弁護士として労働法や企業法務を専門とする著者が、
年間100回を超えるセミナー等を通じて
相談されることが多いテーマを中心に、29項目のQ&Aで構成しました。

おりしも、現在(平成27年5月13日時点)国会では、
一部で「残業代ゼロ法」と揶揄される労働基準法の改正や、
「一生派遣の労働者が増える」との批判がある
労働者派遣法の改正が審議されています。

これらの改正が成立した場合にどこが変わるのか、についても
本書の後半に〈終章〉として解説しておきました。

本書をきっかけに、労働法についての理解を深めていただき、
ご自身の「武器」として存分に活用してください。

目次詳細

第一章 採用や身元保証に関するトラブルで、正しいのはどっち?
第二章 非正規労働者に関するトラブルで、正しいのはどっち?
第三章 給料・ボーナスに関するトラブルで、正しいのはどっち?
第四章 時間管理・健康管理などに関するトラブルで、正しいのはどっち?
第五章 退職・解雇などに関するトラブルで、正しいのはどっち?
第六章 出向・転籍・懲戒などに関するトラブルで、正しいのはどっち?
第七章 セクハラやパワハラに関するトラブルで、正しいのはどっち?
終章 平成28年4月実施!? 労基法・労働者派遣法の改正で、正しいのはどっち?

著者について

著:
千葉博

千葉総合法律事務所代表。弁護士。大手資格試験予備校LEC専任講師。1990年、東京大学法学部を卒業。
91年に司法試験合格。94年に弁護士登録これまでに扱った事件は累計5000件以上。今でも年間数百回は法廷に立つ。

94年から法律系資格試験の受験指導を開始。以来21年にわたり「カリスマ講師」として人気を集めている。最難関と言われる司法試験をはじめ、公務員試験、司法書士試験など、どんな資格試験にも通用する指導法には定評があり、毎年のように多数の合格者を輩出している。縁起をかつぐ受験生が試験直前に「合格祈願の握手」を懇願するなど、絶大な信頼を得ている。

現在は、LEC東京リーガルマインド(通称LEC)にて、司法試験の入門講座を担当。一人で全6科目を教えており、「迷ったら一歩前に出る」「苦しいときこそ逃げない」という理念のもと繰り広げられるパワーあふれる講義は「限界突破のF1走行のようだ」との伝説がある。

著書に、『スランプに負けない勉強法』(フォレスト出版)、『千葉式オーガナイザーシートなら! 最短で資格試験に合格できる本』(明日香出版社)、『図解で早わかり 民法のしくみ』(三修社)、『労働法 正しいのはどっち?』(かんき出版)など多数。

読者様の声USER’S VOICE

  • 社労士として、判例を知っている方が業務としてやりやすい。非常にわかりやすく面白いです。(46歳男性・自営業)

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