定価 | : | 1,518円(税込) |
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判型 | : | 46判 |
体裁 | : | 並製 |
頁数 | : | 288頁 |
ISBN | : | 978-4-7612-6984-5 |
発行日 | : | 2014年3月20日 |
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伸びる子が育つ 家族のつくり方
内容紹介
花まる学習会代表・高濱正伸氏が初めて監訳した
子育て本の決定版!
この本は、ひとりのお母さんの子育て奮闘記です。
そして、これを読んだ子育て中のお母さんが、勇気づけられる本です。
「とにかく私は、頼りにできる何かがほしくてたまらなかった。
子育てや躾に関する本をいくつも読んだが、
心に響くものは正直いってほとんどなかった」
著者のこうした赤裸々な言葉に、
地域が崩壊し人と人のつながりのない中で必死に子育てをしている、
いまの日本のほとんどのお母さんたちは、共感してくれると思います。
そう。
著者が自分をさらけ出して書いてあるのが、この本の一番の魅力です。
飾らない態度に、この人の話なら受け入れようと感じ、
「わかる」とつぶやく母は多いはずです。
仕事と子育てに疲れはて煩悶する中で、
著者はマキャベリの「君主論」に、まさに藁をもつかむ思いですがりつきます。
そして、彼女なりの咀嚼によって、教訓を引き出します。
その教訓は、
教育の現場で多くの悩めるお母さんたちを見てきた私からしても、
間違いのない結論ばかりで、現役の子育てママに力ある助言を与えています。
私には「そうか!」といって、さっそく行動するお母さんの姿が目に浮かびます。
著者が言うように、世にあふれる育児本や教育本がなぜ心に響かないかというと、
人の醜い面や悪い面を直視せず、きれいごとを書いているからでしょう。
正しい人間観をもたねば、本当の教育には触れられないということです。
そういう意味でマキャベリは、
汚さやずるさ愚かさすべて含めて人間を熟知した人だからこそ、
教育に応用すると力を発揮するのでしょう。
世の中は、やれいじめ撲滅だ体罰は許さんと、
それを主張していれば自分が傷つかない意見を言う人であふれています。
だからこそ、「子を自立させる」という目的を見据えたときに、
さらけ出した本音に満ち、
深い人間観を土台に書かれたこの本が果たす役割は、大きいと思います。
(監訳者の言葉より抜粋)
目次詳細
Prologue 『君主論』が約束していること
——現代の親に何を教えてくれるのか
Part1 理想の家族づくりをはじめる
Scene1 私がマキャベリ信奉者になった瞬間
——なぜ、『君主論』に学ぼうと思ったか
Scene2 寛大になりすぎるのは危険である
——優れた親は子どもたちに制約を課す
Scene3 統治に不可欠なのは、健全なルールと守らせる規律
——子どもたちとルールを決めて守らせる
Scene4 新たに取得した公国を統治するほうが難しい
——継子の躾の難しさを乗り越える
Scene5 何かをするたびに、褒めるか咎めるかする
——褒め言葉が持つ力を最大限に生かす
Scene6 君主は優れた人物の言動を研究するべきである
——偉人の言動を通じて子どもに美徳を教える
Scene7 延期すると機会を逃し、適切に軍隊を派遣できない
——宿題を先延ばしにしない大切さを教える
Scene8 民衆に支持されて君主になった、彼らと良好な関係を維持すべき
——時には柔軟に子どもの言うことを聞く
Part2 理想の家族づくりの雲行きが怪しくなる
Scene9 君主が手にできる最強の要塞は人々の愛情である
——子どもたちとの絆を深める
Scene10 あるべき姿のために、いまある姿を放棄してはいけない
——目の前にある現実を受け入れる
Scene11 愛されるよりも、恐れられるべきなのか
——マキャベリの教訓の限界を試す
Scene12 自分の利益のためなら、ウソをつく必要もある
——子どもにウソをつく重大さを知る
Scene13 外部からの攻撃よりも、内部の反乱のほうが危険である
——夫婦間の意見の相違にどう対処するか
Part3 自分なりの家族のあり方を見つける
Scene14 狂おしいほど愛を求める個人のエゴしか残らない
——いちばん恐れていることを克服する
Scene15 有能な人材を見いだし忠誠を誓わせる
——子育ての仲間を見つけて味方にする
Scene16 空想に浸らず物事の真実を突け
——ありのままを受け入れる大切さを知る
Scene17 自分自身で下した判断でなければ役に立たない
——子どもに決めさせ自立心を育ませる
Scene18 運にすべてを委ねる者は身を滅ぼす
——家族のことは親が自分で何とかすべき
Epilogue「マキャベリの謎」