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伸びる子が育つ 家族のつくり方
定価 1,490円(税込)
判型 46判
体裁 並製
頁数 288頁
ISBN 978-4-7612-6984-5
発行日 2014年3月20日

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伸びる子が育つ 家族のつくり方

スザンヌ・エバンス /著  高濱正伸 /監訳  花塚恵 /訳 

内容紹介

花まる学習会代表・高濱正伸氏が初めて監訳した
子育て本の決定版!

この本は、ひとりのお母さんの子育て奮闘記です。
そして、これを読んだ子育て中のお母さんが、勇気づけられる本です。

「とにかく私は、頼りにできる何かがほしくてたまらなかった。
子育てや躾に関する本をいくつも読んだが、
心に響くものは正直いってほとんどなかった」

著者のこうした赤裸々な言葉に、
地域が崩壊し人と人のつながりのない中で必死に子育てをしている、
いまの日本のほとんどのお母さんたちは、共感してくれると思います。

そう。
著者が自分をさらけ出して書いてあるのが、この本の一番の魅力です。
飾らない態度に、この人の話なら受け入れようと感じ、
「わかる」とつぶやく母は多いはずです。

仕事と子育てに疲れはて煩悶する中で、
著者はマキャベリの「君主論」に、まさに藁をもつかむ思いですがりつきます。
そして、彼女なりの咀嚼によって、教訓を引き出します。

その教訓は、
教育の現場で多くの悩めるお母さんたちを見てきた私からしても、
間違いのない結論ばかりで、現役の子育てママに力ある助言を与えています。
私には「そうか!」といって、さっそく行動するお母さんの姿が目に浮かびます。

著者が言うように、世にあふれる育児本や教育本がなぜ心に響かないかというと、
人の醜い面や悪い面を直視せず、きれいごとを書いているからでしょう。

正しい人間観をもたねば、本当の教育には触れられないということです。

そういう意味でマキャベリは、
汚さやずるさ愚かさすべて含めて人間を熟知した人だからこそ、
教育に応用すると力を発揮するのでしょう。

世の中は、やれいじめ撲滅だ体罰は許さんと、
それを主張していれば自分が傷つかない意見を言う人であふれています。

だからこそ、「子を自立させる」という目的を見据えたときに、
さらけ出した本音に満ち、
深い人間観を土台に書かれたこの本が果たす役割は、大きいと思います。

(監訳者の言葉より抜粋)

著者について

スザンヌ・エバンス
弁護士、歴史学博士、作家。子育てをしながら、カリフォルニア大学バークレー校で歴史学の博士号を取得。ヒストリーチャンネルのウェブサイトや、ニューヨーク・タイムズ紙、ロサンゼルス・タイムズ紙、ロサンゼルス・ビジネス・ジャーナル誌などさまざまな新聞・雑誌に寄稿している。かつては離婚訴訟専門の弁護士で、再婚後は在宅勤務で法律文書を作成するようになったが、解雇を言い渡され作家に転身。歴史上に登場する料理とそのレシピを紹介する彼女のブログ「ザ・ヒストリー・シェフ」は、親子で歴史が学べると人気を博している。南カリフォルニアに夫と4人の子どもたちと暮らす。

高濱正伸
花まる学習会代表。1959年、熊本県生まれ。
県立熊本高校卒業後、東京大学に入学。在学中から塾講師や幼児の野外活動の指導者などのアルバイトを経験。同大学大学院修士課程修了。
93年2月、小学校低学年向けの「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を重視した学習教室「花まる学習会」を設立。同時に、ひきこもりや不登校児の教育も開始。95年には、小学4年生から中学3年生対象の進学塾「スクールFC」を設立。算数オリンピック問題作成委員や決勝大会総合解説員も務める。

子どもを「メシが食える大人に育てる」ことが教育信条。教室での独創的な授業はもとより、サマースクールや雪国教室など、さまざまな試みが評判を呼び、たちまち爆発的な人気を得る。各地で精力的に行っている講演会は、毎回キャンセル待ちが出るほどの盛況ぶり。

著書に『夫は犬と思えばいい』(集英社)、『わが子を「メシが食える大人」に育てる』(廣済堂出版)、『13歳のキミへ』(実務教育出版)など多数。

花塚恵
翻訳家。福井県福井市生まれ。英国サリー大学卒業。英語講師、企業内翻訳者を経て現職。主な訳書に、『THE ALMIGHTY DOLLAR 1ドル札の動きでわかる経済のしくみ』(小社刊)、『ハーバード あなたを成長させるフィードバックの授業』(東洋経済新報社)、『最強マフィアの仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『「習慣で買う」のつくり方』(海と月社)、『脳が認める外国語勉強法』(ダイヤモンド社)などがある。

目次詳細

Prologue 『君主論』が約束していること
——現代の親に何を教えてくれるのか


Part1 理想の家族づくりをはじめる

Scene1 私がマキャベリ信奉者になった瞬間
——なぜ、『君主論』に学ぼうと思ったか
Scene2 寛大になりすぎるのは危険である
——優れた親は子どもたちに制約を課す
Scene3 統治に不可欠なのは、健全なルールと守らせる規律
——子どもたちとルールを決めて守らせる
Scene4 新たに取得した公国を統治するほうが難しい
——継子の躾の難しさを乗り越える
Scene5 何かをするたびに、褒めるか咎めるかする
——褒め言葉が持つ力を最大限に生かす
Scene6 君主は優れた人物の言動を研究するべきである
——偉人の言動を通じて子どもに美徳を教える
Scene7 延期すると機会を逃し、適切に軍隊を派遣できない
——宿題を先延ばしにしない大切さを教える
Scene8 民衆に支持されて君主になった、彼らと良好な関係を維持すべき
——時には柔軟に子どもの言うことを聞く

Part2 理想の家族づくりの雲行きが怪しくなる

Scene9 君主が手にできる最強の要塞は人々の愛情である
——子どもたちとの絆を深める
Scene10 あるべき姿のために、いまある姿を放棄してはいけない
——目の前にある現実を受け入れる
Scene11 愛されるよりも、恐れられるべきなのか
——マキャベリの教訓の限界を試す
Scene12 自分の利益のためなら、ウソをつく必要もある
——子どもにウソをつく重大さを知る
Scene13 外部からの攻撃よりも、内部の反乱のほうが危険である
——夫婦間の意見の相違にどう対処するか

Part3 自分なりの家族のあり方を見つける

Scene14 狂おしいほど愛を求める個人のエゴしか残らない
——いちばん恐れていることを克服する
Scene15 有能な人材を見いだし忠誠を誓わせる
——子育ての仲間を見つけて味方にする
Scene16 空想に浸らず物事の真実を突け
——ありのままを受け入れる大切さを知る
Scene17 自分自身で下した判断でなければ役に立たない
——子どもに決めさせ自立心を育ませる
Scene18 運にすべてを委ねる者は身を滅ぼす
——家族のことは親が自分で何とかすべき

Epilogue「マキャベリの謎」