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こころもからだも整う しきたり十二か月
定価 1,512円(税込)
判型 46判
体裁 並製
頁数 192頁
ISBN 978-4-7612-6953-1
発行日 2013年11月7日

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こころもからだも整う しきたり十二か月

井戸理恵子 /著 

内容紹介

365日使える!心地よく暮らすヒント。
家でできる、ちょっとした旧暦暮らし。


千年の時を越えて伝わる日本人の習慣をしっていますか?

旧暦の知恵、月ごとのしきたり・行事……。

先人たちの、月と太陽を味方にした12か月の暮らしのリズム、
現代の暮らしにも実用的な行事やしきたり、
さらに、陰陽五行説にのっとった旬の食べ物、
その月の花や鳥についてもイラスト満載で解説します。

身の回りの樹木、花の開花や鳥の声から季節を読み取り、
こころとからだをを整える。

365日かけてゆっくり読んでください。

NHKラジオ「ラジオ深夜便」、
TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」でも大反響だった前作
『暦・しきたり・アエノコト 日本人が大切にしたいうつくしい暮らし』
の読者、ラジオリスナーのみなさまからのリクエストにおこたえして、
より実用的な内容となっています。

お正月遊びの独楽(こま)回しををする意味、
2月の雨水にお雛様を出す意味など、
読んで楽しく、ていねいに暮らすためのヒントが盛りだくさん!

* * * * * * * *

《著者メッセージ》

暦の本はたくさんあります。ただ、先人がこの暦をどのように捉え、
どのように活かしてきたのか、よく知られていません。
暦にそって行われてきた年中行事やしきたりの意味を知ると、
先人の知恵がいかに深く、愛情に満ちていたのか
ということに触れるでしょう。
この本にはそんな心豊かで温かい、
われわれ祖先の笑い声やひそひそ声、
そして子孫をびっくりさせたいという悪戯が
あちらこちらに隠れています。
言葉の端々に彼らからのメッセージをくみ取ってみてください。

* * * * * * * *

《「はじめに」より》

かつて日本人は、お正月に独楽を廻したものです。
なぜお正月に独楽を廻すのか?
独楽は、軸が安定して廻っているときには倒れませんが、
止まると倒れてしまいます。
これを人に置き換えてみると、自らの軸が安定しているときは不安に
ならずにひたすら動き続けますが、ふと立ち止まったり不安を感じたりすると、
途端に崩れてしまう。
昔の人はおそらく正月の独楽にしたためて、子孫にそれとなく本質を伝えよう
としたのではないかと思うのです。

……中略……

暦、それは子孫へ語り継がれた、膨大な時間を費やした観察データから
導き出された知恵。
旧暦は、今の暦・新暦より、およそひと月遅れですが、
旧暦でなくては先人の知恵の本質が見えてこないことがたくさんあります。

現代を生きる私たちも、先人の知恵に習って、
まずは「しきたり」というカタを身につけるところから、
自然の時間の中に自分を置いてみてはいかがでしょう。
春夏秋冬など自然環境を司る太陽と、人間の体を調整する月。
その太陽と月の動きにゆだねた暮らし。
身体が自然の流れと調和して楽になり、
日々の暮らしが愛おしくなっていくと思います。


著者について

1964年北海道北見市生まれ。國學院大學卒業後、株式会社リクルート フロムエー、株式会社計算流体力学研究所などを経て現職。現在、多摩美術大学の非常勤講師として教鞭を執る傍ら、日本全国をまわって、先人の受け継いできた各地に残る伝統儀礼、風習、歌謡、信仰、地域特有の祭り、習慣、伝統技術などについて民俗学的な視点から、その意味と本質を読み解き、現代に活かすことを目的とする活動を精力的に続けている。

最近では、様々な企業の商品企画、また地域活性化、町おこしなどのコンセプトデザイン、ネーミングなどに携わるほか、映画やオペラ、アニメなどの時代考証、アドバイザーも務めている。「Back to future Japan(日本の未来に還ろう)」をコンセプトに、人間国宝や職人、科学者、神社界・仏教界の重鎮たちをネットワークし、伝統技術の継承にも積極的に関わっている。
その他、アトモスフェア・デザイン合同会社代表、東京北見会会長、河西ぼたん園顧問。現在放送中のニッポン放送『魔法のラジオ』原案、監修なども手がける。
主な著書に『暦・しきたり・アエノコト 日本人が大切にしたいうつくしい暮らし』『こころもからだも整うしきたり十二か月』(ともに、かんき出版刊)『日本人なら知っておきたい!カミサマを味方につける本』(PHP研究所)などがある。

目次詳細

まえがき

第1章 先人に学ぶ暮らしの時間割
月と太陽のリズムに身体を呼応させる

「一年」
--陽の光を意識し、旬の食べ物で太陽の恵みをいただく
活動の「半年」、力を蓄える「半年」
--“陽"の前半、“陰"の後年、冬至・夏至と陰陽思想
「春夏秋冬」
--季節を感じて旬の食べ物で身体を整える
「ひと月・二週間・一週間」
--月の満ち欠けに身体が呼応する
「一日」
--日常に自分だけのリズムを作って安心をもたらす
花・鳥・虫
--美しい風物詩で身体を整える
季節感が生きる生活の暦
--「二十四節気」と「雑節」
季節の節目をとらえる「五節供」と「冬至」
--アエノコト

第2章 暦の知恵に寄り添う十二か月
千年続く暮らしの整え方

一月--睦月
睦まじく祖先の思い出を語り合う時期
「歳神様」から新しい歳の魂を授かる
おせち、書き初め、双六--魔を祓い自分自身に立ち向かうためのもの
二月--如月
絹には解毒・保湿効果、麻には吸湿・防菌効果
遠赤外線で身体を温めてくれる“あんか"の炭
三月--弥生
桃は長く丈夫に生きていく象徴
彼岸とはあちらの世界、此岸とはこちらの世界
四月--卯月
桜は死者を弔う花
生命力の強い山菜は身を護ってくれるもの
春の土用の頃はとくに体調が不安定になりやすい
五月--皐月
八十八夜に摘み取られたお茶は縁起がいいもの
蓬や菖蒲で魔を祓い健康を保つ
大掃除にぴったりの時期
六月--水無月
やがて来る夏への序章を楽しむ時期
「湿病」を受けないよう毒の効能も活かした先人の教え
七月--文月
先祖供養の意味も含めて贈り物を
「鬼の霍乱」の「霍乱」は夏の季語
半夏生に蛸を食べる意味
八月--葉月
古来から「桂」の木は瑞々しさの象徴
月読尊も山幸彦も桂の木に寄りかかっていた
もうひとつの瑞々しさの象徴・竹
九月--長月
雑節・二百十日収穫前の農作業には要注意日
月を見て漁や狩りをしてきた先人
十月--神無月
神嘗祭は御恵みに感謝する由緒正しいお祀り
十月からは裏地をつけた袷の着物に
中旬には秋の実りをお供えして「後の月見」を愛でる
十一月--霜月
立冬を境に次の季節へ
旧暦十月の最初の亥の日に「炉開き」を行う意味
七歳までは神様の領域、だから「七五三まいり」
十二月--師走
大掃除はその年のよくないものを祓うつもりで丁寧に
家の中だけでなく身体も一年の終わりにリセット

第3章 心と身体をリセットするアエノコト養生訓
ふた月に一度、五節供と冬至の行事

冬至-—太陽の再生と共に、新旧交代をはかる
「ん」のつくものを食べる
ハレとケ、そしてケガレの本当の意味
人日の節供--新たな年の人間関係を考える日
縁を持ちたい人と会ったり共感できる仲間と食事会を催す
太陽のエネルギーを浴びた若菜を食すことで無病息災を願う
上巳の節供--桃の節供、雛祭り、心身を清め温かい季節を受け入れる
雛人形は二十四節気の雨水の頃に飾る
お吸い物でいただく蛤は良縁の象徴
端午の節供--すがすがしい薬草で邪気を祓う
鯉の五色の吹き流しは滝や雲になぞらえたもの
菖蒲は叩いてからお風呂に入れると一層香り立つ
七夕の節供--天への願いと共に自らの「天賦」を考える
ビールが美味しいのは麦が身体を冷やし不要なものを排出してくれるから
重陽の節句--暑さ疲れを菊や栗で整え、息災を祈る
薬効の高い菊を用いて不良長寿を願う
夏の暑さの疲れから肝機能が弱りがち