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成功と失敗の事例に学ぶ 戦略ケースの教科書

編著
松田久一
定価
2,640円(税込)
判型
A5判
体裁
並製
頁数
304頁
ジャンル
  • 経営
ISBN
978-4-7612-6854-1
発行日
2012年8月9日

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書誌情報BOOKS

どうしたら優れた戦略を立てることができるのだろうか?
そのために、何を学び、どんな本を読めばよいのだろうか?

この本は、はじめて戦略について学ぶ人のために書いた入門書である。

戦略を学ぶには一つの鉄則がある。
それは、いくら教科書やビジネススクールで戦略論を学んでも、自分で使いこなせるようにならなければ画餅に終わるということだ。
学んだことを、自分で応用できて初めて戦略思考は自分のものになる。

そのためには、戦略の理論や枠組みである「戦略パラダイム」を「企業事例」で学ぶことが近道だ。

本書は、SWOT分析、TOWS発想、ポジション(競争地位)による競争戦略、RBV(リソース・ベースド・ビュー)、機動戦略(ロングテールやフリーミアムなど)、市場プラットフォーム戦略の5つの戦略パラダイムを、52社の企業事例から学ぶ。

この52社の成功と失敗の事例から戦略の型を学ぶのが、本書の最大の特徴である。

目次詳細

はじめに 五つの戦略パラダイムを五十数社の分析事例から学ぶ

CHAPTER01
STRATEGY0 戦略思考の鍛え方
戦略の優劣がビジネスの成果を決める
経験曲線とBPM
SWOT分析からTOWS発想
RBV視点のコア・コンピタンス
ネット時代の機動戦略と市場プラットフォーム戦略
戦略思考のさらなる鍛え方

CHAPTER02
STRATEGY1 SWOT・TOWSによる戦略発想
SWOT・TOWSとは何か
CASE01 [ SO戦略発想1 ] ザ コカ・コーラカンパニー
CASE02 [ SO戦略発想2 ] ユニ・チャーム
CASE03 [ SO戦略発想3 ] マンダム
CASE04 [ ST戦略発想4 ] キッコーマン
CASE05 [ ST戦略発想5 ] ブリヂストン
CASE06 [ WO戦略発想6 ] キリンビール
CASE07 [ WO戦略発想7 ] 日産自動車
CASE08 [ WT戦略発想 ] ネスレ
SWOT・TOWS活用の4ステップ
BPMは「企業戦略」への応用手法

CHAPTER03
STRATEGY2 競争優位で勝つ戦略
競争戦略の考え方
CASE09 [ コスト優位1 ] ゼンショー(すき家)
CASE10 [ コスト優位2 ] サムスン電子
CASE11 [ コスト優位3 ] 鴻海精密工業
CASE12 [ 差別化優位1 ] コマツ
CASE13 [ 差別化優位2 ] 成城石井
CASE14 [ 差別化優位3 ] シャープ
CASE15 [ 差別化優位4 ] P&G
CASE16 [ 差別化優位5 ] アップル
CASE17 [ 差別化優位6 ] パナソニック
CASE18 [ 集中 ] サントリー
CASE19 [ 柔軟性1 ] HTC(宏達国際)
CASE20 [ 柔軟性2 ] セブン-イレブン・ジャパン
競争戦略の組み立て方

CHAPTER04
STRATEGY3 RBVで強みをさらに強くする戦略
RBVは「内」から戦略を発想する
CASE21 液晶スパイラル戦略 シャープ
CASE22 グローバル優良企業構想 キヤノン
CASE23 シーズによる差別化戦略 花王
CASE24 「物づくりは人づくり」 トヨタ自動車
CASE25 パートの戦略的活用 ヤオコー
RBVで分析する手順

CHAPTER05
STRATEGY4 ライバルの裏をとる機動戦略
機動戦略とはどんな戦略か
CASE26 [ 新市場創出1 ] LGエレクトロニクス
CASE27 [ 新市場創出2 ] 任天堂
CASE28 [ フリーミアム1 ] エバーノート
CASE29 [ フリーミアム2 ] 日本マクドナルド
CASE30 [ ロングテール1 ] アマゾン
CASE31 [ ロングテール2 ] ハンズマン
CASE32 [ ロングテール3 ] ハローデイ
CASE33 [ 破壊的イノベーション1 ] コダックと富士フイルム
CASE34 [ 破壊型イノベーション2 ] ファーストリテイリング(ユニクロ)
CASE35 [ 多次産業化1 ] タニタ
CASE36 [ 多次産業化2 ] 三菱倉庫
機動戦略でライバルの裏をとる方法

CHAPTER06
STRATEGY5 市場を独占するプラットフォーム戦略
今プラットフォームがなぜ重要なのか
CASE37 元祖はクレジットカード JCB
CASE38 一世を風靡した「iモード」 NTTドコモ
CASE39 次世代ネットビジネスの覇者? フェイスブック
CASE40 レシピ投稿サイトから食のプラットフォームへ クックパッド
CASE41 ファッションサイトの王様 ZOZOTOWN
CASE42 急成長、高収益を誇る DeNA
CASE43 小売業のプラットフォーム構築に挑む ウォルマート
CASE44 [ オンラインからオフラインへ1 ] グーグル
CASE45 [ オンラインからオフラインへ2 ] コロプラ
CASE46 [ オンラインからオフラインへ3 ] 資生堂
プラットフォーム戦略の使い方

おわりに 戦略の実行力をどうつけるか
参考文献

著者について

編著:
松田久一

ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役、日本マーケティング研究所代表取締役社長を兼務。
1956年兵庫県生まれ。1980年、同志社大学商学部卒業後、日本マーケティング研究所入社。
情報家電産業、食品・日用品業界でのリサーチ、マーケティング及び戦略経営の実務を経験。

1991年にジェイ・エム・アール生活総合研究所を設立、日本を代表する企業のマーケティング課題、戦略課題のソリューション(解決)に取り組んできた。
主な活動領域は、食品、飲料・酒、化粧品・日用雑貨、輸送機器、家電・情報通信、流通など、生活者と接点を持つ業界が中心。
課題解決の数は年間平均250、のべ5000を超え、クライアントからは高い評価を得ている。

最近では、日本企業の海外進出はもちろん、海外企業の日本市場攻略といったテーマなど、活動の幅はグローバルに拡大している。

おもな著書に『消費社会の戦略的マーケティング』(ジェイ・エム・アール生活総合研究所)、『図解決戦!業界関ヶ原』(洋泉社)、『「嫌消費」世代の研究』(東洋経済新報社)、『「嫌消費」不況からの脱出』(PHP研究所)などがある。