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仕事で本当に大切にしたいこと
定価 1,540円(税込)
判型 46判
頁数 224頁
ISBN 978-4-7612-6177-1
発行日 2004年5月31日

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自分を大きく伸ばすために

仕事で本当に大切にしたいこと

大竹美喜 /著 

内容紹介

「今の仕事は自分に向いていないのかもしれない……」
「本当にやりたいことが別にあるのではないか……」
「もっと大きく飛躍したい……」
 このような思いをされている方が、このところ急に増えているようです。なぜ、人生は思い通りにならないのでしょうか。
 その原因の一つは、「自分探し」ができていないからだと思います。
 そのような人の多くは、日々、次から次に課せられる仕事や研究に追われて、自分のことを真剣に考えることが少ないのではないでしょうか。
 しかし仕事を進めるうえでもっとも大切にしたいことは、「自分探し」の時間を持つことだと思います。それによって、自分は何を大切にしていくのか、自分は本当に何がしたいのか、自分の得意なこと・不得意なことは何か……などがすこしずつわかってくるのです。
 私は、人生すべての原点がここにあるように思えてなりません。
 今までは、大学を出て、それなりの企業に入社できれば、それなりの目標が与えられ、それなりの収入があったので、真剣に「自分探し」をしなくてもまだ生活できた。しかし最近は、成果主義の時代になり、もはや終身雇用も年功序列も廃止されようとする時代になると、目標を自分で設定しなくてはならなくなった。
 だから「自分探し」の時間がより大切になってきたのです。
 自分が本当にしたいことが見つかれば、その夢に向かうエネルギーは倍増されます。そしてその夢を実現させるためには、夢をビジュアル化させることも効果的です。
 後は、失敗を恐れず挑戦し、自分に投資をし続けることです。
 このくり返しが、自分を大きく成長させる近道だと思います。

 詳しくは本文で書きますが、実は私も人生の前半は冒頭のような疑問を感じて苦しんでいました。今の仕事に出合う三十二歳までの人生は、何をして生きていけばいいのか、自分にどんな仕事が向いているのかがわからず、悩みと迷いの連続でした。
「一人で考え、一人で生きていけ。そして世のため人のためになる仕事をしろ」
 これは父が常々私に言っていた言葉です。しかし、決められたレールから外れて、すべてを自分の頭で考え選択していくのは、容易なことではありません。
「世のため人のためになる生き方とはどういうものなのか」
 その答えを求めて数多くの仕事を模索しました。
 最初は作家を志し、次には農業指導者になろうと考えました。次は宣教師になって貧しい国で働きたいと思い、その夢がかなわないとわかると、今度は政治家を目指す。さらには保険のセールスマンにも挑戦し、会社も経営しました。
 しかし、何をやっても、これだという確信が得られません。
 ある時期は経済的にも恵まれた状態にありましたが、精神的には満足できませんでした。傍から見れば贅沢な悩みと映っていたかもしれませんが、本人にしてみれば苦しくてたまらないのです。お金では埋められない大切な何かが、人生には必ずあるはずです。何によってその空白を埋めればいいのかは誰も教えてくれません。
 そんな苦悩のさなか、三十二歳のとき、アメリカのジョージア州に本社のあるアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)が日本に進出するので手助けしてほしいと頼まれたのです。その会社は創業して十七年目のまだ無名の「がん保険」専門の生命保険会社で、日本で認可が下りるかどうかもわからない保険でした。こんな未知の保険に人生を賭けていいものか悩み苦しみました。
 多くの人たちに会って事情を話し、意見を求めたところ、十人中九人は否定的な意見でした。気持ちは揺れ動いたものです。
 頭で考えても答えは出ません。そんな迷いを断ち切ってくれたのは、現場でした。がんと必死に格闘する患者や看護する家族の方々と面談したり、闘病記を読んだりして心が熱くなったのです。そして、がんを患うことを不安に思い、恐れている人たちがたくさんいるという現実でした。
 そういう人たちを勇気づける保険がない。リスクが大きいため、どこの保険会社も手を出そうとしないのです。
「いったい誰がそれをやるんだ?」
 自分にできるかを、「自分探し」で自問自答しながら、最後に答えを出しました。
「誰もやらないなら、自分がやるしかない。これこそ私に与えられた天職だ」
 ようやく、自分の気持ちと行動が一致したように感じました。
 ただ、その時点ではまだ自分の使命を見つけたというだけで、この仕事がうまく行くかどうかは皆目わかりません。そこで、それまで経営していた会社の権利を譲って得たお金と銀行から借金をして、不退転の決意で、大蔵省(現・金融庁)から認可してもらう準備に取りかかったのです。「がん保険」の認可が下りたのは、二年半後の三十五歳のときでした。
 実際に仕事を始めてみると、難しい問題が絶えず襲ってきたのですが、多くの人々に助けられ支えられ、なんとか一つひとつ乗り越えられました。
 ここで実感し、学んだことは二つあります。
「答えは現場にあり」
「強い使命感は不安を吹き払ってくれ、他人が応援してくれる」
 このことは私の人生に大きな教訓となったのです。
 またどのような問題が起こるかのリスク予測と、その対処法の準備が、自分でも不思議なほど功を奏しました。
 なぜそんなことができたのか……。
 その答えはどうも三十二歳までの回り道にあったと思うのです。
 最近つくづく、次のように感じています。
「すいぶん回り道をしてきたけれど、結局それが一番の近道だった」
 人生には無駄など一つもない。だから、できるだけ早いうちから、さまざまな経験を積んでおいたほうがいい。
 順調にレールの上を走ってきて、ゴールまであと一息のところで会社が倒産したり、リストラにあって、絶望感を味わっている人が増えています。今までの人生が順調であった分、ダメージは深く、どのように再起を図るかで苦労しているようです。
 いろいろな経験を積んでいないと、試練の乗り越え方はわかりません。経験が自分を助け、大きく伸ばしてくれるのです。

 自分の天職を見つけ、人生のスタートラインにつくまでに、私は三十二年を要しました。その歳月は無駄ではありませんでしたが、早く人生の目標を見つけられるなら、それに越したことはありません。
 目標が人生の早い時期に明確になれば、それだけ多くのチャレンジができ、大きな夢をかなえるチャンスも増えるのです。
 本書は、どれも私自身の体験からつかんだ反省の記録と生身の仕事のノウハウです。読者のみなさんの“自分探しと夢の実現"に少しでも役立ち、大いなる飛躍の手助けとなれば、著者としてこれほど幸せなことはありません。

著者について

1939年、広島県生まれ。広島農業短期大学(現・広島県立大学)を卒業後、米国へ留学。キリスト教の洗礼を受け、宣教師としてコンゴで農業を教えることを目指したが、内線が勃発し断念。帰国後、政治家秘書や保険セールスマン、会社経営などを経て、35歳でアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)を日本に創立。社長、会長を務め、現在は創業者・最高顧問。日本で初めての「がん保険」でスタートした同社を国内最大の外資系生保に成長させた。現在、個人生命保険の保有契約件数では日本一。

大学や大学院、ビジネススクールのみならず、高校生を対象にした「次世代リーダー養成塾」でも自ら教壇に立ち、『リーダーシップ論』『自分探しの生き方論』などを講義し、ビジネスマンや学生の人材育成に熱い情熱を注いでいる。筑波大学経営協議会委員、文京学院大学大学院客員教授、そのほか国連大学協力会評議員、明治学院理事、国際医療福祉大学理事、経済審議会「次代を担う人材小委員会」委員等を歴任。

目次詳細

第1章 「自分探し」の時間を持ち続ける

1 「自分は何を求めているのか」を問い続ける
2 一日五分間、自分との対話をする
3 自己イメージを知る
4 自分探しのために情報を記録する
5 「弱み」を知れば、それが「強み」になる
6 マイナスの環境がプラスに変わる
7 興味を持ち、好きになり、楽しむ
8 劣等生と優等生が逆転する時代

第2章 失敗を恐れず挑戦し続ける

1 使命感を持てば勇気が生まれる
2 路線変更で理想の生き方をつかむ
3 リスクがあるから挑戦する価値がある
4 オンリーワンを生み出す発想
5 失敗するほど、失敗しなくなる
6 成功し続けるために、最悪のシナリオを準備する
7 人の嫌がる仕事だから、貴重な体験ができる
8 ピンチになると必ず知恵がわいてくる
9 成功の哲学は失敗から生まれる
10 小心だから大胆なことができる

第3章 夢を必ず「ビジュアル化」する

1 「好き」「得意」「人生観」で夢を描く
2 二十年先の自分から現在の自分を見る
3 夢を具体的なかたちに変える
4 大きく考えて、小さな計画を立てる
5 イチローの夢実現のプロセスを手本にする
6 重要な二割に全力を注ぎ、残りの八割を捨てる
7 努力をしない人に運は巡ってこない


第4章 勝つための戦い方を身につける

1 売るためには売ろうとしないこと
2 「やらない」という戦略もある
3 得意分野があれば、それを活かす
4 変化の時代はベンチャーの時代
5 退路を断って集中力を高める
6 失敗を封印しない
7 強く信じることが戦略になる
8 多くの人に役立つ仕事なら成功する


第5章 自己アピール力を磨く

1 コミュニケーション力を身につける
2 相手に伝えるコミュニケーションの三要素
3 六つの目を意識してコミュニケーション力を高める
4 スピーチ力は筋肉と同じように鍛える
5 「書く」ことが「話す力」につながる
6 「聞く力」をつければ「話す力」が伸びる
7 スポーツ選手の自己アピール法に学ぶ
8 「かたち」で示さなければ、評価は得られない


第6章 能力を高める自分投資をする

1 「能力」を四つの角度から考える
2 能力よりもモチベーションを大切にする
3 悲観的に準備し、楽観的に行動する
4 積極的な行動を促す二つの習慣をつける
5 「急ぐ仕事」より「重要な仕事」を先にする
6 本は読むだけでなく、必ず写す
7 小さな記事の価値ある情報を見逃さない
8 図解で説明する能力を高める
9 変化を先取りする感性を磨く
10 知恵の宝庫、古典から学ぶ
11 人脈作りは「奉仕」から始める


第7章 勝ち組になるために自分を変える

1 あなたは本当に成功を望んでいるのか
2 リストラは幸運をつかむチャンスでもある
3 プレッシャーがあるから成長できる
4 個の確立に欠かせない三つの感覚
5 常識とは「正しいこと」ではない
6 見えないものを見抜く目を育てる
7 責任を引き受ければ何も恐れる必要はない
8 本当の自分を見つければ成功の人生が歩める
9 人生をコントロールする二つの鍵


第8章 人生を思い通りに動かす七つの言葉

1 「今日は人生で最も重要な一日である」
2 「最後まで絶対に妥協しない」
3 「何歳からでもやり直しはできる」
4 「人を羨むより自分を磨け」
5 「時間はいくらでも作り出せる」
6 「積極的に動いてみる」
7 「考え方をポジティブに変える」