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一冊の手帳で夢は必ずかなう

熊谷正寿
定価
1,540円(税込)
判型
46判
体裁
並製
頁数
224頁
ジャンル
  • ビジネス
キーワード
  • #ベストセラー
ISBN
978-4-7612-6143-6
発行日
2004年3月24日

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書誌情報BOOKS

「手帳ぐらい私も使っているよ。スケジュール管理もバッチリだし、メモとしても大いに活躍しているよ」
読者の中には、こうおっしゃる方もいるでしょう。
でも「スケジュール管理」や「メモ」としてだけ、手帳を利用されているとしたら、残念ながら、手帳の持つパワーのごく一部しか使っていないことになります。
手帳は、人生をマネジメントし、夢をかなえてくれる強力なツールになるのです。
「一冊の手帳が、人の一生を左右する」
実際に私は、手帳に出会うことで、それまでの人生が一変しました。話は二十年前に遡ります。
当時二十一歳だった私は、自分なりに日々頑張っているつもりなのに、何かカラ回りしているような不安と毎日戦い続けていました。高校を中退して、十七歳から父親の仕事を手伝っていた私は、すでに結婚して、娘にも恵まれていました。しかし、朝から晩まで仕事に忙殺されている割にはお金も貯まらず、苦しい生活が続いていました。現状に手一杯で、自分の将来に対してまるでイメージが持てず、ただ浪費されていく人生に焦りを覚えていました。
私はこの頃からかなりの数の本を読んでいました。とくに成功した人の体験記や記録などです。その多くには二つの共通したノウハウが書かれているように思えました。
一つは、目標を決める。 もう一つは、その目標を紙に書いたり口に出して、潜在意識化させる。
なるほど、と思った私は、考えた末にこう結論を出しました。
「行き先が決まっていなければ、どこに向かえばいいのか、どれくらい進めばいいのか、わからなくても当然だ。だからまず、人生の夢や目標を決めよう」
こうして、自分のやりたいことを長いスパンで考え、片っ端から文字に書き起こしていきました。
この夢を一時たりとも忘れないようにするために、自分と一体化させておく必要がある。そう考え、手帳を利用することを思いつきました。
夢や目標を文字として書き残せ、肌身離さず持ち歩くことが可能な「手帳」は、自分の人生を自分の思い描くとおりに生きていく上で、大きな力になってくれると考えたからです。
さっそく、夢と、夢を達成するための計画を手帳に書き込みました。そして片時もその夢を忘れないように、手帳を、あたかも自分の身体の一部分のように、常に持ち歩きました。
さて、その効果のほどはどうなのでしょう。当時の手帳には、たくさんの目標や夢が書き込んでありましたが、その中の一つはこうでした。
「三十五歳までに自分の会社を設立し、上場させる」
当時、この夢を聞いた周囲の人達は、その時の私の姿とあまりに現実離れしたこの夢とのギャップに驚き、笑いました。そんなことは、とうてい出来っこない、と。
しかしそれから十五年の間に、自分の会社はグローバルメディアオンライン株式会社(以後、GMO)を設立し、同社を店頭上場させたのは、三十五歳と一カ月後のことだったのです。一カ月の誤差はありましたが、皆から「出来っこない」といわれた夢を実現したのです。
ごく普通の手帳を、ごくシンプルに使うだけでいいのです。手帳は、確かにスケジュール管理にも大事な役目を果たしますが、それよりも「人生の管理」「生き方の管理」を手帳でしてしまう、とお考えいただいた方が良いでしょう。
そうなのです。本書は「自分の夢をかなえ、なりたい自分になる」ための本なのです。そして、そのために必要なものは、たった一冊の「手帳」なのです。
私のこれまでの体験が、読者の方々のヒントになることができれば幸いです。
(以上、本文より抜粋)

目次詳細

手帳の使い方で人生が決まる

1 手帳に書いて持ち歩けば、その夢はかなう
2 手で書いた言葉には、意味と重みが出てくる
3 読み返しがすぐできる手帳は、電子手帳に勝る
4 手帳という外部記憶に頼れば、頭の回転も速くなる
5 手帳は、バイブルサイズに限る


夢がなければ夢をかなえることはできない

1 夢をカタチにすることが、夢への第一歩
2 「明日死ぬ」と思うと、やりたいことが山ほど出てくる
3 人は、夢で描いた自分の姿以上にはなれない
4 「夢・人生ピラミッド」のすべてを埋める「全人」を目指す
5 人生という旅の計画書「未来年表」を書いてみる
6 現実を正しく見つめないと、未来もぼやけてしまう
7 変更やむをえない目標も、生涯をかける目標もある
8 一年単位の夢や目標は、効果が薄い


三つの手帳で、夢を現実にする

1 手帳の心臓部「夢手帳」とは?
2 目で見て、手で触れられるような夢の方がかないやすい
3 夢を収集していると、夢が向こうからやってくる
4 夢を実現するために必要なことをリストアップする
5 「行動手帳」でやるべきことをスケジュールに落とし込む
6 自分にとって大切な言葉を宝箱に集める
7 ToDoリストで、やるべきことと優先順位を確認する
8 三日坊主になりそうになると、手帳が戒めてくれる
9 チェックリスト思考のすすめ
10 メモ&チェックで、会議が効率化する
11 株式公開企業は、手帳から生まれた


私の仕事術&勉強術

1 締め切りのない仕事に、成果は期待できない
2 すべての目標を数値化する
3 「ポイントは何だ?」を口癖にする
4 あなたに解決できない問題は、あなたに起こらない
5 生涯、勉強!
6 勉強の種はいくらでもある
7 一息おいてから、最短距離を一気に走る
8 刺激的な人物との出会いを積極的に求める
9 礼儀正しさに優る攻撃力はない
10 人に感謝できない人は、利害でしか人とつきあえない


私の情報収集&情報整理術

1 メモ魔のすすめ
2 一件につき、1リフィルにまとめる
3 情報収集三種の神器「夢」「赤ペン」「比較」
4 新聞は、まず「見る」そして「読む」
5 雑誌・書籍の空白は有効なスペース
6 インターネットは効率も効果も高い情報収集ツール
7 情報整理三種の神器「手帳」「パソコン」「A4ファイル」


私の時間創造術

1 時間効率を大幅アップする私の「秘策」あれこれ
2 「ながら」行動を多用する
3 時間に投資する
4 携帯電話の活用で時間を生み出す
5 思考の集中を中断する要素をシャットアウトする
6 整理整頓でモノ探しの時間を排除する
7 話はいきなり本題から入る
8 メールの処理を合理化する
9 休むときは、一生懸命休み、遊ぶ
10 「ひらめき」は休息時に生まれる


私の経営&マネジメントの極意

1 経営者にとって、売り上げや利益より大切なもの
2 社員が「自ら動くような仕組み」を作る
3 若くても、情熱とやる気があればマネジメントはできる
4 「見通し管理」で数字をいち早くキャッチ
5 意思決定の基準は「笑顔」と「感動」
6 商いは飽きない
7 一番になれないことは、最初からやらない
8 戦わずして勝つ。勝ち癖をつける。
9 力は細部に宿る
10 優秀な人材を鼓舞してスターにする
11 自然の法則から導き出した「五十五年計画」
12 オープンな情報共有が社員の力をアップさせる
13 社員のベクトルを一つにする
14 ベンチャー企業とは何か?
15 すべての人に手帳を!
16 手帳を片手に十兆円企業を目指す

著者について

著:
熊谷正寿

1963年、長野県生まれ。1991年、株式会社ボイスメディア(現・GMOインターネット)を設立、代表取締役就任。1999年に「独立系インターネットベンチャー」として国内初の株式上場。現在は、東証一部上場のGMOインターネットを中心に、上場企業9社を含むグループ113社、パートナー約5,700名を率いる(2018年9月末現在)。「すべての人にインターネット」を合言葉に、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、仮想通貨事業を展開。2018年7月にはネット銀行事業も開始した。

主な受賞歴に、日経ベンチャー「99年ベンチャーオブザイヤー」(新規公開部門2位)受賞(2000年)、米国ニューズウィーク社「Super CEOs(世界の革新的な経営者10人)」(2005年)、経済誌「経済界」による第38回 「経済界大賞 優秀経営者賞」(2013年)、経済誌「財界」による第58回「財界賞・経営者賞」(2016年)、経営誌「企業家倶楽部」による第19回「企業家大賞」(2017年)などがある。

仕事のみならず、健康、精神、教養、プライベート分野でも手帳に書いた夢を次々と実現。陸に関しては、中型自動車第一種運転免許と大型自動二輪車免許、海に関しては、1級小型船舶操縦士免許とPADIのレスキュー・ダイバー資格、空に関しては55歳でヘリコプターの自家用パイロット免許を取得。現在はプライベートジェットを自ら操縦するために、飛行機のパイロット免許の取得にチャレンジしている。