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2020年のわたし 希良梨 女優・歌手 1980年東京出身。ドラマ『GTO』『ギフト』映画『Love&Pop』などに出演。 Kirari名義で歌手デビューを果たし『TOY SOLDIERS』は人気ドラマの主題歌として話題に。人気絶頂期に病気がきっかけで活動休止。生活の拠点を海外に。 04年に台湾へ定住。2015年に芸能活動再開。

反町隆史さん主演のドラマ『GTO』で生徒役を演じ、鮮烈な印象を与えた希良梨(きらり)さん。台湾で家庭を築いた後、今年15年ぶりに日本での芸能活動を再開します。希良梨さんが考える「日本とアジアがうまくやっていくコツ」とは?

文/大山くまお 撮影/榊智朗 企画構成・コーディネート/板垣響紀 掲載日:2015/10/19

女優・アーティストとして活躍されていた希良梨さんですが、2003年頃に芸能活動を休止して海外へ旅立たれました。どのようなきっかけがあったのでしょう?

希良梨さん

アーティスト活動をしている中で、あるニューヨーク在住のメイクアップアーティストの方と出会ったんです。その方が海外ですごく自分らしく生きている姿を見たり、ニューヨークのお家に遊びに行ったりと交流を深めていく間に大きな影響を受けていました。洋楽などを通して小さい頃から海外に興味がありましたし、なにより「自分らしく生きる」ことのカッコよさにすごく憧れたので、私も日本を飛び出しました。

とはいえ、反対も大きかったのでは?

希良梨さん

みんな心配してくれて、反対がすごく大きかったです。それでも押し切ってしまいました。私は小学4年生の頃から芸能活動をしていたので、気がついたら芸能界にいたような感じでしたが、無意識のうちに自分の人生を気にするようになっていて、それが突然行動に表れてしまったのかもしれませんね。

台湾人妻、母、アーティスト、そして女優。新世代の日台アイコンを目指して前進中。

海外での生活はいかがでしたか?

希良梨さん

最初に行ったのはニューヨークで、その後はオーストラリアのケアンズの学校に行ったり、サイパンでは撮影をコーディネートするスタジオで働いたりしていました。もっと語学を勉強したいと思い、タイのプーケットにある学校に行ってアジアの魅力を知り、台湾人の親友に「来てみない?」と言われて台湾と出会うことになったんです。

台湾では芸能活動もされていますし、結婚・出産もされました。台湾のどのような部分に惹かれましたか?

希良梨さん

昔の日本のような懐かしさを感じますね。人と人との距離がすごく近いところも好きです。あと、私はもともとハッキリ物事を言うタイプでしたが、台湾の人はもっとハッキリしていて、私が大人しいタイプだと思われるぐらい。それがすごく居心地がよかったんです(笑)。私の存在が浮かないんですよ。人だけではなく土地との「出会い」もあると思います。私は台湾に惚れてしまったんです。

希良梨さんにとって、台湾との「出会い」はとても大きかったんですね。

希良梨さん

台湾の人たちは本当にやさしくて人間味があります。出産後も、子連れならバスでもMRT(電車)でも100%席を譲ってもらえました。遠くに座っている人がわざわざ譲ってくれたりするんです。日本では小さい子を連れたお母さんが電車の中で息苦しそうにしていて、少し可哀想ですね。見つけたらすぐに声をかけて、席を譲るようにしています。台湾の良い部分を日本に持って帰ってくるのが好きなんです。

日本の常識を押し付けないことが大切

今年から10年ぶりに日本の芸能界に復帰し、15年ぶりに歌手活動も再会しました。どのようなきっかけが?

希良梨さん
今年は2020年東京オリンピックに向けたイベントのテーマソングをリリース。日本、台湾の政府イベントにも参加するなど活動の幅を広げる。

小学生になった息子に「お母さんの夢は何?」と聞かれたことです。そのときに出産前の自分自身のことを思い出して、歌や演技などの表現を通して何かを伝えることをもう一度してみたいと思うようになりました。今は台湾のことをもっと伝えていきたいですし、これからはいろいろな国の方たちと交流を深めていきたいですね。

台湾を含めてアジアで活動している希良梨さんですが、アジアの方たちと仲良くやっていくコツがあったら教えてください。

希良梨さん

日本の常識を押し付けないことですね。日本では当たり前だと思っている文化も、台湾やほかのアジア圏の国ではまったく違うことがあります。それを「こっちのほうが正しい」と押し通そうとすると摩擦が生まれてしまいますよね。私も結婚生活ではよく衝突しました(笑)。お互いの文化を尊重し、自分の常識と違うこともおもしろがったほうがいいと思います。私のテーマである「人生を楽しんで生きる」ことにもつながっていますね。

5年後の2020年、自分はどうなっていたいと思いますか?

希良梨さん

私のアンサーはシンプルです。家族が健康で幸せで、仲間たちと一生懸命仕事をして、楽しく人生を送っている大人になっていたいですね。日本と台湾の架け橋になるお仕事は、2020年以降もずっと続けていきたい私のライフワークです。


希良梨さんの推薦図書

『恋愛論』(角川書店)
著/森瑤子

37歳で小説家としてデビュー、52歳で夭折するまでのわずかな間に100冊以上の小説やエッセイを残した森瑤子。一貫して都会的な恋愛を描いてきた彼女の、恋愛についての考え方が凝縮されたエッセイ集が『恋愛論』だ。恋愛での駆け引きから不倫、自分を愛することまで、あますことなく語られる。「森瑤子さんは私が大好きな作家さんです。特にこの『恋愛論』は結婚生活を送っている間も何度も読み返しました。“男とは? 女とは? 結婚とは?”などの大事な問題について、リアルでありながらとても美しい言葉で書かれています。森瑤子さんは私の憧れの大人の女性ですね」。

Information

今年、芸能活動再開。復帰のニュースは日本のメディアで大きな話題をよび、中華圏メディアも大きく報じられました。台湾人妻、母、アーティスト、そして女優。新世代の日台アイコンを目指して前進中。最新情報は公式SNSからチェック!

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この記事を読んだ人にオススメしたい、かんき出版の1冊

希良梨さんのように海外で活躍したい人にオススメしたいのが、『クオリフィケーション思考』。「クオリフィケーション」とは、これから必要とされる人材になるための資質、考え方や文化の違う外国人からも信頼を獲得するための行動規範のこと。海外からのお客様も増える2020年に備えておきたい1冊。

生き方は山が教えてくれました
自分の価値を最大化するクオリフィケーション思考 外資系で出世する人は何を武器にしているのか?
池田哲平 /著 
定価 1,512円(税込)
判型 46判
体裁 並製
頁数 192頁
ISBN 978-4-7612-7106-0
発行日 2015年8月3日
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