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2020年のわたし「東京五輪の開会式で世界中にエールを送りたい」我武者羅應援團

かんき出版WEBサイトリニューアルにあたり、新連載がスタート!
“6年後に開催される東京オリンピック”を踏まえ、
自分なりの未来展望を語る本コーナー。
今回は、応援することを生業とする
我武者羅應援團さんにご登場いただきました。

文/両角晴香 撮影/榊智朗 掲載日:2014/05/27

「応援団のプロ集団」という珍しいご職業ですが、2020年の東京オリンピックでは活躍の場がますます広がりそうですね。

正幸さん

おかげさまで、ついに我武者羅應援團の時代がきた!と思っています。と言いますのも、2007年の結成当初から、いつかはオリンピックの開会式で応援してみたいという夢を抱いておりました。そのときはまさか東京で開催されるなんて思ってもいませんでしたから、いよいよ現実味を帯びてきたという感じですかね。

武藤貴宏さん、武藤正幸さんの写真
左から團長の武藤貴宏さん、総監督の武藤正幸さん

とても壮大な夢ですね。ぜひ実現させてください!

貴宏さん

実はひとつ前の「2016年東京オリンピック構想」時に招致委員会の方のご依頼を受けて、国際オリンピック委員会(IOC)視察団を応援する機会をいただきました。そんな経緯からか、どうしても東京オリンピックと良きご縁がある気がしてならないのです。

開催までの6年間で具体的な施策はあるのでしょうか?

正幸さん

あらゆる表現手段を使って世界中の人・モノを応援していきたいです。誰かに呼んでいただいてライブで応援するのも一つですが、応援歌を作って色んな人に聞いてもらうことも応援の一種です。自分たちの映像を制作してYouTubeにのせれば、世界中の方々に応援という日本独自の文化を伝えることもできます。

……「モノ」とおっしゃいましたが、応援する対象は人に限らないということですか?

正幸さん

僕らを必要としている相手であれば、いつでもどこでもかけつけます。過去にもエッフェル塔、ニュージーランドの羊を応援しましたし、日本の初日の出なんてもはや恒例行事になっています(笑)。

すごいですね!自主的に実践されているのですか?

貴宏さん
裕木壱啓さん、伊澤直人さんの写真
左からリーダー長の裕木壱啓さん、主将の伊澤直人さん

いえいえ、彼らの呼ぶ声が聞こえるから行くんです(笑)。ふざけてると思われるかもしれませんが、初日の出の応援はかなり過酷なんですよ。冬の朝に長時間立ちっぱなしでひたすら応援するのですから!残念なことに彼らはツンデレなのか(笑)、すぐに「ありがとう」とは言ってくれません。それにも関わらずなぜモノや太陽を応援し続けるのかというと、本気になって応援することで僕らの心が動くから。日が昇った瞬間「あったかい〜!」って、応援する側の僕らが太陽に励まされ、感謝してしまうのは不思議なことです。応援は「相手のためにする行為」だと思われがちですが、むしろ応援すればするほど僕らの方が元気や勇気をもらって「感謝の念を抱く」ものなのです。

我武者羅應援團さんは海外での応援活動も行っているそうですが、言葉の壁はどう乗り切っているのでしょうか?

正幸さん

言葉の壁は感じませんね。むしろ、強引に外国語を覚えて発音を気にしてしまうくらいなら、日本語で「がんばれ!あなたのことを信じてるぞ!」ってガムシャラに応援する方が確実に伝わります。

貴宏さん

これまで海外遠征に何度も出掛けましたが、現地の方は「第六感」で理解してくださるのだと思いますね。どうやら、ポジティブなエネルギーは万国共通と言えるようです。

応援の様子
WEBサイトリニューアルを記念して我武者羅應援團さんに応援してもらうことに。今まさに変革を起こそうとする弊社の想いを熱い応援メッセージに込めてくださいました!

開催までの6年間で、ガムシャラに生きる人を
一人でも多く増やすのが僕らの使命なんです。

開催まであと6年。長いようで短い気もしますが。

貴宏さん

僕らのなかでは、オリンピック活動はもう始まっているんです。オリンピックの創立者ピエール・ド・クーベルタンが提唱する「オリンピズム」が目指すのは、国と国との対抗戦ではなく、参加する人、関わる人のすべてが「一生懸命頑張る事の喜びを知る」ということだと聞いたことがあります。つまり、参加するアスリートだけを応援するのではなく、我々一人ひとりも全力で生きる姿勢を見せることが、本当のオリンピックムーブメントだと思うのです。

正幸さん

だからこそこの6年間は、僕ら自身がガムシャラに生きることに邁進したいし、ガムシャラに生きる人たちを一人でも多く増やしたいです。

貴宏さん

オリンピック開催期間中に日本は全世界から注目されるでしょうから、「応援立国」として自国のみならず世界中の国々を応援したいですね。まず相手を応援する楽しさを覚え、最終的に双方にエールを送り合うことができたなら、最高のオリンピックが実現するのではないでしょうか。

最後に、我武者羅應援團さんにとって「応援」とは何でしょう?

貴宏さん

応援の最大の目的は、約束することです。つまり、「僕らも頑張るから、あなたも頑張る」という約束をかわすのが応援という儀式なんです。結成から7年で計700回ほど応援してきたので、僕らには大勢の良きライバルがいることになりますが、今後もこの約束を世界中の人とかわしていくつもりです。ライバル同士が切磋琢磨することで、僕らが生きるこの時代の熱が少しでもあがるとすれば、それって最高じゃないですか?それこそが僕らの目標なんです。

正幸さんの推薦図書

『首折り男のための協奏曲』(新潮社)
伊坂幸太郎
首折り男のための協奏曲』(新潮社)伊坂幸太郎 書影

デビュー当初から愛読しているという伊坂幸太郎の最新刊。「濡れ衣の話」「合コンの話」など7つのショートストーリーからなる連作集だが、物語終盤に綴られたワンフレーズに強く心を打たれたという。「人はそれぞれ、与えられた譜面を必死に、演奏することしかできないし、そうするしかない。隣の譜面を覗く余裕もない。自分の譜面を演奏しながら、他人もうまく演奏できればいいな、と祈るだけだ」(本文から引用)。正幸さんは、この一文に応援の精神が凝縮されていると語る。「僕らも誰かの人生を生きることはできないが、その人がより良い人生を送り、限界に挑戦できるよう祈るのが応援です。応援する側の僕らが自分の人生をガムシャラに生きることで、それを見た人が私も頑張ろうと元気になってくれたら最高に嬉しい」。

我武者羅應援團 集合写真

PROFILE

我武者羅應援團
応援団

2007年結成のプロの応援団。「気合と本気の応援で世界を熱くする」をモットーに、国内外でガムシャラなエールを送る。全国の学校、企業を応援する他、『第62回NHK紅白歌合戦』、テレビCMに出演するなど活動の幅は広い。7年間の応援実績数は延べ700回。

我武者羅應援團

この記事を読んだ人にオススメしたい、かんき出版の1冊

筆者の生き方に共感したと貴宏さんは言う。「原さんが自分で信じた道を突き進むことで、読者はその背中を見ながら励まされ勇気をもらうことができるのです。これぞ筆者が贈る究極のエールですよね」。

生き方は山が教えてくれました
生き方は山が教えてくれました
原伸介 /著 
定価 1,404円(税込)
判型 46判
体裁 並製
頁数 224頁
ISBN 978-4-7612-6639-4
発行日 2009年11月2日
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