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2022.01.21

【実施報告】経営幹部や管理職へのこれからのハラスメント教育のあり方とは

山藤祐子氏
ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社代表
ハラスメント対策専門家 / ハラスメント研修専門講師

1月21日(金)に「経営幹部や管理職へのこれからのハラスメント教育のあり方とは」と題した人事・研修ご担当者向けの無料デモセミナーを開催しました。講師は、『トラブル回避のために知っておきたい ハラスメント言いかえ事典』(朝日新聞出版)の著者でもあり、多くのメディアに登場している山藤祐子氏が登壇しました。セミナーの一部をご紹介します。

経営幹部や管理職にハラスメント対策の研修を行う背景やポイント

経営幹部や管理職にハラスメント対策の研修を行う理由として、「ハラスメントの相談件数が増えている」「知識不足のため、ハラスメントではないが気になる言動がある」「パワハラと言われるのを恐れ、指導を躊躇している」などがあります。研修を行う場合、一方的に知識だけを伝えても、理解は進みますが、当事者意識は醸成できません。当事者意識を持たせるワークや、トップメッセージをしっかり発信する、相談窓口などハラスメント対応方法の周知が必要です。対応方法を周知すると、一時的に相談件数が増えます。それをポジティブに捉えられるか、組織のトップの考え方の覚悟が重要です。
経営幹部、管理職、一般社員にハラスメント研修を実施する場合、それぞれにポイントがあります。経営幹部で行う場合は、強い当事者意識の醸成、自分の考えのアップデート、自組織への展開方法、管理職には指導方法や感情コントロール、一般社員にはなんでもかんでもハラスメント扱いしない、ハラスメントをうけないために気を付けることなどを伝えます。

ハラスメントとは

ハラスメントとは、主に職場で行われる「いじめ、嫌がらせ」のことです。法律で規制されているハラスメントとして、パワーハラスメント/セクシュアル ハラスメント/マタニティハラスメント/パタニティハラスメント/ケアハラスメントなどがあります。
パワハラが起こると、職場の雰囲気が悪くなる、従業員の心の健康を害する、人材が流出する、企業イメージが悪化するなど、被害者・周囲・行為者・組織への悪営業を及ぼします。会社の行為として行われたと認められる場合は、会社そのものの責任と評価(不法行為責任)、会社は雇用する労働者が業務に関連して第三者に損害を加えた場合、それを賠償しなければならない(使用者責任)など、会社に責任が問われます。

パワーハラスメントとは

パワーハラスメントは、
(1)優越的な関係を背景に
(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により
(3)労働者の就業環境を害されるもの。
防止するための取り組みを事業主に義務化したものが改正労働施策総合推進法です。
パワハラに該当するかどうかは、当該言動の目的、当該言動を受けた労働者の問題行動の有無や内容・程度を含む当該言動が行われた経緯や状況、業種・業態、業務の内容・性質、当該言動の態様・頻度・継続性、労働者の属性や心身の状況、行為者との関係性などを総合的に考慮され、判断されます。業務上の必要性が説明できない指示・命令・侮辱や、容姿・性格・出自・結婚・家庭などのプライベートに踏み込んだ発言はパワハラですが、組織のルール維持に必要な注意叱責、業務上の必要性がある指示命令、根拠のある妥当な評価や処遇は正当な指導となります。
さらには、最近はリモートワーク上で起こるリモートハラスメントがありますが、大きくパワハラとセクハラの二つに分けられます。長時間の監視、家だから残業代はなし、二人でのオンライン飲みを強制はリモハラです。リモハラ対策として、リモートワーク運用ルールの明確化、仕事の見える化、指導をする際、長時間の叱責にならないよう時間管理をするなどを行いましょう。
 
従業員間の水平的ハラスメント、上司から部下への下向的ハラスメント、部下から上司への上向的ハラスメント、仲間外しなどの集団による集団的ハラスメントがあり、誰もがハラスメント行為者になる可能性があります。誰もが行為者になる可能性を考え、自身の言動を 見つめなおす必要があるのです。
正しい知識を知って、職場にふさわしい確かな言動をより良い職場と人間関係をつくるのは、一人ひとりの行動からです。

ご参加者の声

・グレーゾーンのマンガを使ったQ&Aは大変参考になりました。
・理解度チェックなども含め大変分かりやすい研修でした。
・自社の教育も受けていますが、今日の質問にいざ回答すると記憶違いが多いことが分かりました。こうした教育は何度も聞いて良いと思います。
・大変解りやすくて有意義な研修でした。キーワードをメモすることが多かったです。
・エッセンスを分かり易くお話いただき参考になりました。
・改めてハラスメントについて自分の認識も含めて整理できる機会となりました。
・あらためてハラスメント研修の難しさを感じさせてもらい、とても有意義な機会でした。
・講師の話も聞きやすくわかりやすかったです。
・ハラスメントの定義の整理がつきました。

講師プロフィール

山藤祐子(旧姓:倉本) (ざんとうゆうこ)

ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社代表

ハラスメント対策専門家 / ハラスメント研修専門講師
国家資格キャリアコンサルタント / アンガーマネジメントコンサルタント

自身のハラスメント経験を最大限に活かした、ハラスメント専門研修講師として、年間150日以上登壇。研修を実施した企業や自治体は200社以上にのぼる。年平均5000人を超える受講者からは「行動に移しやすい講座」と好評。また、クライアント企業からは、高いリピート率を誇る。

わかりにくいことを徹底的にわかりやすく伝えること、そして難しい話をおもしろく伝えることを得意とし、真剣な研修中にもかかわらず毎回、笑いが沸き起こる。もちろん、手厳しいことを伝えるときも、笑顔は忘れない。

キレイ事は語らず、理想と現実のギャップをいかに埋めていくか?を常に考え、世の中からハラスメントをなくしていくことが使命。働きやすい環境こそが企業の収益を増大させ、ひいては日本の発展につながると信じ、日々ハラスメント研修にまい進している。

<著書>
『管理職・リーダーのハラスメント対策』(編集:ハイテクノロジーコミュニケーションズ株式会社)
『働く人すべてに求められるハラスメント防止の知識と行動』(編集:ハイテクノロジーコミュニケーションズ株式会社)
『ハラスメント言い換え事典』監修(朝日新聞出版)

<セミナー・研修テーマ>
ハラスメント防止/ OJTトレーナー育成/女性活躍/男性管理職向け女性リーダー育成/リーダーシップ/キャリアデザイン/マインドセット/コミュニケーション/ビジネスマナー/アサーティブコミュニケーション/CS向上/クレーム対応/接遇応対/説明力向上/店長育成/店舗調査

<資格・所属>
・国家資格キャリアコンサルタント、秘書検定一級 / ・保育士/幼稚園教諭二種免許、
・アンガーマネジメントファシリテーター、ハラスメント防止コンサルタント養成講座受講
・著書/大学生のうちに内定をとる技術(NaNaブックス)、キャリアカウンセリング6000名以上

<メディア掲載・出演歴>
日経ビジネス/読売新聞/朝日新聞/NHK『ニュースシブ5時』/テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』/テレビ朝日『大下容子ワイド!スクランブル』/フジテレビ『ホンマでっか!?TV』/TOKYO MX『田村淳の訊きたい放題』/ABEMA prime ほか

https://diamond-c.co.jp/
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