11月29日(月)に人事部門の方を対象に「新入社員に教えるべきリモートワーク術」と題した無料デモセミナーを開催しました。
新入社員が正しいリモートワーク術を知らないとどうなるか?、リモートワークでも“雑談” “相談”を増やすテクニック、成果を上げる画面越しのコミュニケーション術をお伝えしました。当日の様子を一部ご紹介します。
新入社員が正しいリモートワーク術を知らないとどうなるか?
例えば、AさんとBさんの二人が新入社員として入ってきました。コロナ禍以降もリモートワークを行っています。Aさんは、リモート環境でもコミュニケーション機会を確保、画面越しでもスマートなコミュニケーションができ、成長スピードはこれまでの先輩達以上です。一方でBさんは、先輩や取引先と会話する機会が少なく、オンライン打合せに対応できず、成長のスピード遅く、徐々に仕事が嫌いになり、離職を考える・・・ということになってしまいました。Bさんのようにならないためにも、オンラインテクニックを学ぶことが重要です。
リモートワークでも“雑談” “相談”を増やすテクニック
雑談が減ると、信頼関係、エンゲージメント、イノベーション、アイデア発想が低下し、問題発見や問題解決ができなくなります。雑談が減ることで、人事のみなさんが必至に解消していることがダメージを受けてしまうのです。
企業がどのようにして雑談時間を確保しているかを説明します。
1.オンライン会議の入室、退室がポイント!
テレワークのNG行動は、相手の時間を奪うことです。入室は5分を徹底!会議終了時はすぐに退出しない!
投影する資料を準備しておく、前回のレポートや議事録を読んでおく、雑談内容考えておくなどの準備時間としましょう。
2.スケジューリングで差をつける
移動時間がないからといって、前の会議が終わった瞬間に次の会議の予定を入れてませんか?打合せと打合せの間は30分空けてスケジューリングをしましょう。TODOで決まったこと、修正が必要になったことをその30分で処理できます。他の人を待たず、自分にも早くリターンが返ってくるので、仕事がサクサク進みます。
成果を上げる画面越しのコミュニケーション術5選
仕事の時間のうち43%くらいは会議や打合せです。チームの戦略が決まったり、ソリューション、イノベーションも対話から生まれるので、会議は重要です。成果を上げるための画面越しのコミュニケーション術を5つお伝えします。
1.カメラ
カメラオフ文化のチームや部門はありませんか?部屋暗くて表情が見えない方はいませんか?体面での会議で例えると、フルフェイスのヘルメットを被って参加しているようなものです。会議中に、参加者が怪訝な顔しているのが分かれば、話止めることもできますが、顔がみえないとそれもできない。こんなムダなことは無い。会議時間が伸びる原因です。
基本はカメラON、表情がはっきり見える明るさの部屋、窓を背にしない(逆光注意)の3点は実施してください。
2.スマートなリアクション
うなずきを戦略的に使いこなしましょう。無表情、渋い顔、笑顔など感情が相手に分かるように表情をつくってください。聞いている時もミュートはできれば解除し、相槌も聞こえるようにすると良いです。
3.アジェンダは必須
アジェンダがあると、議論が空中戦にならない、時間が明確になる、ヌケモレ防止、『ToDo確認』の時間を確保など成果があります。
4.空欄で会話をコントロール
例えば、イベントの詳細を決める打合せの場合、「テーマ」「時期」「会場」を書いておけば、議題以外の方向に話がそれることもなくなります。話の脱線防止や、決めたいことを決めたい順番で誘導するために有効です。
5.話し方
結論ファーストで「○○だと思います、なぜなら△△だからです」と伝えましょう。「××さんはどう思いますか?」と名前を呼ぶと誰に意見を求めているか分かりやすいですね。また、「これ」「あれ」と言うと、何の話か分かりません。ポインター機能を使用して、どこの話をしているのか差してください。