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2021.09.16

【実施報告】問題解決・意思決定をスピーディーに!VUCA時代に必須な「仮説思考力」

生方正也氏
HRデザインスタジオ 代表

9月16日に小社刊『アウトプットの精度を爆発的に高める「思考の整理」全技術』の著者でもあり、多くの企業にて論理思考、問題解決、仮説思考の研修に登壇している生方正也氏が登壇し、「問題解決・意思決定をスピーディーに!VUCA時代に必須な『仮説思考力』」と題した無料デモセミナーを開催しました。セミナーの一部をご紹介します。

仮説思考とは

仮説思考とは、仮説と検証のサイクルを繰り返しながら、仮説を進化させたり行動に移したりすることです。仮説思考研修のねらいは、「データを活用し、仮説を何度も立てながら問題解決を行い、 実行に結びつける仮説思考の全体像を理解する」「仮説を立案する際の出発点となる課題設定を行う際のポイントを学ぶ」「定量的・定性的な裏づけに基づいた仮説を立案するためのポイントを学ぶ」「仮説を検証・進化させるためのポイントを学ぶ」こと。
仮説とは、「こうかなあ?」と考えた「仮の答え」。事実やデータだけでなく、自分の持っている知識や経験を踏まえて立てられます。「仮説」は思いつきや当てずっぽうに近いレベルから、ほぼ確実にそうだろうと思われるものまで、幅広い精度のものが含まれます。先の見えない状況で仮説の精度を分けるためには、「立てたい仮説に関連する事実やデータの量・質」と「事実やデータ(知識や経験も)を活用する力」が求められます。

仮説・検証思考の必要性

データを無視する人は、データに基づいた根拠はなく、経験で判断します。データに縛られている人は、データは集めたけれど、答えを出すにはまだデータが足りないと、データ収集ばかりをし、なかなか進みません。仮説思考をする人は、データに基づいて仮説を立てるので、地に足のついた判断や行動をスピーディに実施することができます。

仮説を⽴てる2つのアプローチ

仮説を立てるアプローチ方法は、仮説に関連する事実やデータの量に応じて、2つに分けられます。事実やデータがほとんどない状態で仮説を立てる場合は、「フェルミ推定」「課題設定」。手元にあるデータをフルに使いこなして仮説を立てる場合は、定量データ/定性データを使って仮説を立てます。

「フェルミ推定」「課題設定」では、事実やデータがほとんどなく、答えの見当がつかないような段階でも、その時点での仮の答えを出します。答え自体があっているかどうかではなく、その仮説を検証すべき点がクリアになっていることが重要です。
フェルミ推定は、「日本に電柱が何本ありますか?」など実際に調査するのが難しいことを、いくつかの手掛かりを元に論理的に推測して短時間で概算することです。「答え」よりも「答えの導き出し方」が ポイントで、仮説を導き出すための構造を作ることが重要です。
課題設定は、「なんとなくプロジェクトがうまく いっていないようだが、どこに課題があるか?」を求める際のアプローチです。仮説としての課題を挙げ、検証し、取り組むべき課題を設定し、課題解決に向けて実行するというプロセスです。人から言われたり結果が出たから課題だと気付くのではなく、先手を打って課題を捉え、対応することができます。「幅広く」「異質な」課題をどれだけあげられるか、様々な角度からアプローチできる発想の柔軟さが必要です。

データをフルに使いこなした仮説を立てる際、仮説は本当に言えるのか?データからさらに何か言えないか?をクリアすることが必要です。精度の高い仮説をたてるためには、事実やデータから何が言えるか?(So What?)、なぜ仮説が言えるのか︖(Why?) を考えましょう。
しかし、手元にある事実やデータからいきなりSo What?を考えようとしても、飛躍したり、⼀部のデータしか使われなかったりとうまくいきません。ベースキャンプという仮説を立てやすくなるように情報を整理することから始めます。

ご参加者の声

・データや情報からいきなり仮説を立てるのではなく、仮説を立てやすいようにベースキャンプを間にいれるという思考プロセスが参考になりました。ポイントは「仮説が立てやすくなるように情報やデータを整理する」ということは分かりました。
・自分自身がなかなかこういうロジカルや仮設力が足りないので、勉強になりました。どう受講者にも展開するか考えます。
・仮説思考を定着させることが組織の力になると思います。
・具体的な事例(電柱の数、小売りの表など)が見れてイメージしやすかったです。

講師プロフィール

生方正也 (うぶかたまさや)

HRデザインスタジオ代表。
東京大学文学部卒業。日産自動車にて、取引先部品メーカーの経営分析・指導を担当。
ウイリアム・エム・マーサー(現マーサージャパン)にて、人事制度改革、組織変革等のコンサルティングに従事した後、グロービスを経て独立。
現在は、人材開発、組織変革に関するコンサルティングに携わると同時に、ロジカルシンキング、情報活用術、仮説思考などの分野の指導、著作活動を行っている。
著書に『アウトプットの質を高める 仮説検証力』(すばる舎)、『ビジネススク-ルで身につける仮説思考と分析力』(日本経済新聞出版社)、『シナリオ構想力 実践講座』(ファーストプレス)など多数。

仮説思考力研修
【講師動画】生方正也氏_生産性向上のための仮説思考

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