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2021.06.25

【実施報告】論理思考研修の真の活かし方を考える

稲垣一郎氏
株式会社HRインスティテュート 取締役 シニアコンサルタント

人材育成に関する課題を人材育成のプロであるHRインスティテュートのコンサルタントに直接相談し、課題解決策をお持ち帰りいただける無料集団相談会を実施しています。各回、テーマを設定しております。そのテーマに関する各社の課題に対し、コンサルタントとともに解決策を考えるセミナーです。
今回のテーマは、「論理思考研修の真の活かし方を考える」。株式会社HRインスティテュートの稲垣一郎講師と弊社山縣がファシリテーターとなり、進行しました。最初はご参加者みなさんから各社で抱えている課題をご質問いただき、稲垣講師からアドバイスいたしました。最後に、現場で論理的思考力を活かすポイントを講義でお伝えしました。インプットの内容の一部をご紹介します。

ロジカルシンキング研修は多くの企業で導入していますが、コンサルティングをしている中で、このような課題を伺います。
・現場で「個」を尊重したいが「個」の考え、発信が組織で埋没してしまっている
・目の前の問題・事象への対応には迅速だが、いわゆる“視野を広げて、視座を高めて“考える、発信する、人を巻き込んで実践するなどが苦手
・会議を開いても、いきなり対応策の話しばかりで“本質的”な話しができない
・業務内容の抜本的な見直しを現在の延長線を越えて考えられない
・経営層からの事業方針・戦略(計画)が現場に伝わらない
・組織の連携がますます大切と言うけれど、コトバがひとり歩きしてしまっている

何かを伝える際、抽象的な内容と具体的な内容のふり幅が偏っていませんか。抽象度の高い内容を表現した後に、すぐに具体的な各論の話に落とし込まれた内容を発信し過ぎていないでしょうか?抽象と具体のバランスよく行き来をさせる表現を意識することが大切です。
資料についても同様のことが言えます。例えば会議の場合、思考の対象は良くも悪くも目の前の資料に縛られます。適切なレイヤーで資料が作成されているでしょうか。例えば、営業戦略会議のシーンを例にとってみましょう。営業現場リーダーやプレイングマネジャーは、現場の情報を豊富に有しているため、得意な各製品(顧客)、購買状況などの具体的な情報がメインになり、クライアント企業の市場、事業の業界動向などが少なくなっているケースが多く見受けられます。業界に横串を刺す視座での議論にならないのです。

論理思考力を向上させる研修の中級編として課題解決プロセスがあります。PEST、3C分析などで事業や業務の背景を整理して、あるべき方向性を明確にします。それと現状のギャップ、つまり問題をロジックツリーで原因分析します。WHYツリー/HOWツリーで課題、解決策や施策を考えていきます。その際にMECEになっているように注意しましょう。
この皆さんが良く知るプロセスもどこを起点に議論するのか、その起点の抽象度(≒粒度)を課題解決を実践するチームで丁寧に揃える事が実務で使うためには必須になります。

自分の考えを資料として見える化するときにもロジカルシンキングが活用できます。ピラミッドストラクチャで論点、結論、根拠、事実を構造化したあとに、資料をまとめることで、視野を広げ、視座を高めたアウトプットになります。

講師プロフィール

稲垣一郎 (いながきいちろう)

株式会社HRインスティテュート 取締役 シニアコンサルタント

米国大学留学を経て、関西学院大学 総合政策学部卒。アーサーアンダーセン/朝日監査法人にてビジネスコンサルティングに従事。ビジネスブレイン太田昭和を経てHRIに参画。組織変革プロジェクト、管理会計制度構築支援、ミッション・ビジョン実現のための意識改革プロジェクト、 中京大学経済学部 非常勤講師 ほか
[主なコンサルティング/セミナー実績]経営理念/事業戦略・戦術・計画の策定及びすり合わせ、意識改革・管理会計制度の構築・運用支援。2014年HRサミットにおいて、会社数字をわしづかみする、ビジネスパーソンに必須のスキルとは、を講演。

〈URL〉http://www.hri-japan.co.jp/

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