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2020.09.30

【実施報告】『学び合う組織』をけん引するリーダー育成術~未来を担う中核人材を『社内伝道師』へ~

中鉢 慎氏
ディアマンテス株式会社 代表取締役社長

9月30日(水)に小社刊『外資系コンサルが教える難題を解決する12ステップ プロジェクトリーダーの教科書』の著者でもある中鉢 慎氏の「『学び合う組織』をけん引するリーダー育成術」無料デモセミナーを行いました。部下・後輩の指導する人材不足、人材育成の時間不足などの課題を解決するために、人を指導・育成できるリーダーを増やすことが大切です。組織の中核を担う次世代リーダー育成のポイントをお伝えしました。当セミナーの内容の一部をご紹介します。

企業の研修内製化を取り巻く環境

人事部門や経営層にヒアリングすると、「問題解決力が低い」「人材視座が低い」「対話ができない」「自信がない」「やる気があるのかどうかがわからない」などの問題が出てきます。これからを担うリーダー人材不足を感じているようです。

【質問】ご参加者みなさんに質問です。「人材開発における課題」をチャットで書いてください。
・そもそも、学びの必要性になかなか気づいてもらえない。
・画一的で多様性が低い
・求める人材の定義が出来ておらず、どう育成していくかが明確になっていない
・あるべき人財像、求められるマイインドセット、能力、スキルの見える化
・会社はどう育ててくれるのかと受け身な姿勢が多い
・先輩社員/上司の指導力不足
・コロナ禍においては如何にコストを掛けずに育成や研修を行えるか
・目標管理や組織開発が曖昧なので評価・改善も曖昧になる
・推奨研修を自発的、積極的に受けようとしない
という声が出てきました。

企業研修実施においては、「研修が仕事の成果に結びついているのか不明」「研修での学びが定着しない」「研修コストが高い」「弊社の事情に合わせた独自の研修を作りたい」という課題から、研修の内製化に変更する企業もあります。
しかし、「内製化で想定の成果を上げている企業は少ない」「内製化が容易に行えず、想定外のハードルが存在していた」などのデータがあるように、実態は内製化がうまくいかず、企業数は停滞しています。その原因は、「講師になれる人材不足」「内製化のノウハウがない」「外部講師からの最新の情報が入っていなくなる」といった理由です。

リーダーシップとマネジメントシップの違い

【質問】みなさんに質問です。「リーダーシップとマネジメントシップの違いは?」チャットに書き込んでください。
・現在か未来か
・リーダーシップ:引っ張っていく力/マネジメントシップ:管理能力
・変化を起こすと変化に対応するの違い
・リーダーシップ:全体を引っ張る力/マネジメント:管理し、全体の成果を上げる力
・リーダーシップ:組織をけん引できる人/マネジメントシップ:管理できる人
・変化に対応する 現状をマネジメントする
・リーダー:目的設定する人/マネジメント:目標設定する人
・リーダーシップ:会社が行きたい方向に引っ張っていく力

このような内容があがりました。

リーダーシップは問題解決/新規事業→“変革を推進する”、マネジメントシップは定常業務→“秩序を維持する”と異なります。何か問題が起きた時、氷山の一角にすぎない「発生型問題」だけではなく、洞察力を高め、「探究型問題」「設定型問題」を解決するべきです。変革リーダーは、「評論家」ではなく、取り組むべき変革課題を設定し、周囲に影響を与える人。次世代リーダーに期待される人材育成に関する力は「任せる力」「聞く力」「伝える力」「ほめる力」「叱る力」「教える力」の6つです。個と組織の成長に繋がる力です。

社内伝道師育成研修について

【質問】まずは質問です。「社内講師を任命された人がどう考えると思うか?」
・面倒
・光栄
・どうしたらうまく伝えられるだろうか…
・人それぞれで、選ぶのがポイント
・自分の知識は正しいのか?
・ちゃんと教えられるか心配
・しっかり学ばないといけない 責任感
・勉強になる
・アンケート等で批判にさらされる割に、報酬等でメリットがない
・前任者はどう教えていたんだろうか?

 
具体的に社内伝道師育成研修について説明します。ある情報システム会社では、次世代リーダー候補者を選抜し、3か月間/計4回のセッションを実施。スキルインプットだけではなく、自部門の部下育成計画を作成し、研修最終日に発表するという内容です。
研修前後で調査を行いました。最初は「ポジティブ感情」「ネガティブ感情」の両方を感じていましたが、事前調査を元に作ったプログラム受講後には「ポジティブ感情が上がり、ネガティブ感情が下がった」という結果が出ました。

「わかる」と「できる」は違います。人が誰かに教えるときに最も学びます。
学びを成果に結びつけるのは、『実践』です。

最後に、社内伝道師育成のコツを4点お伝えします。
①人材開発部単独で計画/推進しない
②次世代リーダー層が講師を行う
③小さくスタートして、PDCAを愚直に行う
④全てを自前でやろうとしない)
これから意識して次世代リーダーを育成してください。

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