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2020.08.05

【実施報告】現役心理カウンセラーが解説!ハラスメントはなぜ起こるのか?無料デモセミナー

鈴木雅幸氏
臨床カウンセラー養成塾 塾長

8月5日(水)に心理カウンセラーの鈴木雅幸氏にご登壇いただき、「ハラスメントはなぜ起こるのか?~現役心理カウンセラーが原因・対策を解説~」無料デモセミナーを開催しました。当デモセミナーは、講義や実際の研修で行うワークの体験会。当日の様子を一部をご紹介します。

テーマは「なぜハラスメントが起きるのか?」です。ハラスメントの法律や対処の仕方など「いざ、起きたらこうしましょう」という内容は聞いたことがある方は多いと思いますので、今回のセミナーでは「そもそもなぜハラスメントが起きるのか」という視点でハラスメントのメカニズムを解説します。

ハラスメントとは、嫌がらせやいじめなど人を困らせることです。「個人のパーソナリティー=内圧」と「環境=外圧」が原因でハラスメントが起こります。

内圧要因

まず、内圧要因であるハラスメント加害者の心理を見てみましょう。
屈折した支配欲求を持つ、常に優越感をよりどころにする、心理的ストレスによる鬱憤を晴らすといった傾向があります。
ハラスメント行為は、満たされていない心理的欲求を満たそうとする行為なので、誰もが可能性がありますが、その多くは一時的であり、その言動の後に後悔します。
しかし、深刻なハラスメントにおける加害者の怒りは恒常的で、罪悪感がなかったり、希薄であったりする場合が多いのです。
「自分が偉くて、重要人物だと思っている」「いつも他人の称賛を必要としている」「相手を利用することしか考えていない」「人前で、大声で人を責める」「自己アピールに余念がない」などの特徴が見られます。

外圧要因

次は、外圧要因について説明します。過剰な成果主義・競争主義により起こります。過剰なノルマによる極度のストレスで余裕がなくなり、人間関係が悪化。そして、相手への言動に配慮がなくなります。不適切なマネジメントによる混乱も原因の一つです。

ハラスメント防止について

「個人のパーソナリティー」は「教育」で、「環境」は「設備」で防止することができます。
ハラスメント対策に着手する上での手順は、
 (1)状況把握:今、何が起きているのか?【現在】
 (2)原因分析:なぜこうなったのか?【過去】
 (3)解決手段の選択:では、どうすればいいのか?【未来】
の3ステップです。解決策から考えてしまいがちですが、そうすると失敗します。まずは現状把握です。ハラスメントはなかなか真実が出てきませんので、組織全体で取り組んでいることを周知して、ハラスメントがあることを発言できる環境を作って、現状が把握できる状態にしましょう。
加害者本人のやる気がでない原因が会社の問題である場合は、制度改革です。本人の問題の場合は個別教育です。やる気はあるけど、できない場合は教育や訓練が必要です。教育・訓練として考えられる研修は、ハラスメントの原因・防止のための理解、メンタルヘルス、ストレスマネジメント、コミュニケーションスキル、心理学、モチベーションアップなどです。ハラスメントの原因よって、研修の切り口を考えることがおすすめです。

ご参加者のコメント

・これまで受講したハラスメント対策セミナーは社労士、労働者側弁護士、企業側弁護士が講師でした。心理カウンセラーが講師だと「こんなに切り口が違うのか!」と思いました。ハラスメントの原因追及は参考になりました。
・講師の経験に基づいたお話で自身の経験からも一つひとつが納得感の高い内容であった。構造的、論理的な解説で分かり易く、多くの気づきがあった。
・目に見えたはっきりしたパワハラは見受けられないが、グレーゾーンはたくさんあると考えています。心理的側面を理解するというアプローチで、意識を向けさせて、職場環境の改善につながるような研修をすることに興味があります。
・パワハラについての研修をいくつか受講しておりますが、臨床心理士の先生のお話は違った視点でとても興味深かったです。現状把握が大切とのこと、忘れずに対応していこうと思います。
・ハラスメントがなぜ起こるのかについてよく理解できました。ハラスメントがなくならない現状がありますが、集団研修で気づきを与えることができればと思いました。
・加害者の心理や人格あるある、そしてハラスメント対策には状況把握が一番大事であるということがとても勉強になりました。
・既にハラスメントのグレーゾーンに関する研修は実施していますが、ハラスメントを起こす原因に関する内容はなかったので、より理解が深まりました。
・今回の研修はまさに他の研修等とは違う角度のお話しで、もともと心理学に興味があることもあり、とても面白く拝聴しました。

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