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2018.05.07

時短勤務だけど、責任のある仕事を任せてもらいたい

山口理栄氏
育休後コンサルタント®

【質問】

私は、短時間勤務(以下、時短)利用中です。
上司は「時短勤務の人には責任のある仕事を任せられない」と言い、単純作業しか与えられず不満を感じています。

どうしたらよいでしょうか。

【回答】

 時短を使っていても、会社にいる時間は生産性を上げ、能力を最大限に活かして会社に貢献したいと考えていることを、上司や同僚に理解してもらうことが大切です。
 現状では、時短利用者の経験や能力を最大限に活かして成果を出すことができている企業のほうが少ないのが現状です。なぜかというと、これまでの企業では時間の制約なくいくらでも働ける人が前提であったからです。そこへ1日6時間しか働けません、という人が出て来ると、管理が難しくなるのです。

 また、育児中であることに配慮して負荷を減らす上司も。取引先や社内の他部門とのやりとりが少ない、一人で完結しやすい仕事をわざわざ作ってくれるのです。楽ですがキャリアは大丈夫かと不安になりますね。この場合上司に悪気は全くありません。配慮に対する感謝をした上で、自分の能力や経験に合った仕事がしたいと伝えましょう。  

 時短勤務中でも、産休前と同じレベルの仕事を適切な量で担当するのがあるべき姿ですので、上司とともに試行錯誤して調整しながら、最適な状態に近づけていく努力が必要です。

 責任ある仕事をしたい、でも時間に制約があるし子の病気で急に休むこともあるし不安。。。その場合、まずリスク対策(病児保育やシッター確保など)をした上で「こういう仕事を任せてほしい、困った時は早めにアラートを上げるのでその時はサポートしてください」と相談してみましょう。時短で成果を出せれば、通常勤務へのソフトランディングは間違いなしです。

講師プロフィール

山口理栄 (やまぐちりえ)

青山学院大学 社会情報学研究科 プロジェクト教授
育休後コンサルタント®

1984年総合電機メーカー入社。ソフトウェア開発部署にて大型コンピュータのソフトウェアプロダクトの開発、設計、製品企画などに従事。2度育休を取り、部長職まで務める。
2006年から2年間、社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。

2010年より育休後コンサルタントとして法人向けに育休復帰社員、およびその上司向けの研修を開始。
個人向けには育休後カフェ®を主宰し、全国及びオンラインで随時開催中。
2017年より育休後アドバイザー養成講座を開始。
同年、育休後カフェを開催するための人材として、育休後カフェ・ファシリテーターの育成を開始。

2021年より株式会社山口企画代表取締役。
2021年7月より現職。

昭和女子大学現代ビジネス研究所 研究員
特定非営利活動法人女性と仕事研究所 メンター
日本女性技術者フォーラム 会員
日本女性技術者科学者ネットワーク 事務局
NPO法人ファザーリング・ジャパン 賛助会員
東京商工会議所 個人会員

2016年5月「改訂版 さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの応援歌」(労働調査会)
2015年2月「子育て社員を活かすコミュニケーション【イクボスへのヒント集】」(労働調査会)

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