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HOME コラム 管理職をやりたがらない女性社員を昇格させたいのですが、どうすればよいでしょうか?
2020.09.23

管理職をやりたがらない女性社員を昇格させたいのですが、どうすればよいでしょうか?

山口理栄氏
育休後コンサルタント®

【質問】女性の部下に管理職候補向けの研修を受けるよう勧めましたが、子育て中であることを理由に固辞されました。女性管理職比率を上げるため選抜した社員を計画通り昇格させたいのですが、本人の気持ちも無視できない。どうすればよいでしょうか?

【回答】

育児中の女性社員が管理職になりたがらない理由はいくつかあります。

一番大きいのは管理職=長時間労働と考えるからです。既存の管理職の様子から時間外労働が避けられないと想像されるため、育児との両立ができなくなると考えてしまうのです。

2つ目の理由は、自分には経験や能力が足りないと感じるため自信がなく、周りに迷惑をかけてしまうのではないか、という不安です。さらに、女性管理職の数合わせのために下駄をはかせられているのではないか、という疑いもある。管理職に なったとしても、実力でなったのではない、という周囲のやっかみにさらされるのは耐えられない、という気持ちがあるかもしれません。

社内に子育て中の女性管理職いる場合は、相談にのってもらえるよう依頼することで、同じ立場の先輩と話し、かなりの不安が解消できるものです。さらに、本人のどこが高く評価されているのかを丁寧に説明し、育児中であることは承知の上で推しているのだから長時間労働は前提でないこと、短時間での管理手法が期待されていると伝えるといいでしょう。数合わせでは?という疑いには実力で選ばれているから心配ない、周囲が応援している、と励ましましょう。研修や通常業務で学ぶべき知識やスキルを具体的に示すと本人は集中しやすく迷いが少なくなります。女性部下の昇格を支援するという貴重な機会を存分に活かしましょう。

講師プロフィール

山口理栄 (やまぐちりえ)

青山学院大学 社会情報学研究科 プロジェクト教授
育休後コンサルタント®

1984年総合電機メーカー入社。ソフトウェア開発部署にて大型コンピュータのソフトウェアプロダクトの開発、設計、製品企画などに従事。2度育休を取り、部長職まで務める。
2006年から2年間、社内の女性活躍推進プロジェクトのリーダーに就任。

2010年より育休後コンサルタントとして法人向けに育休復帰社員、およびその上司向けの研修を開始。
個人向けには育休後カフェ®を主宰し、全国及びオンラインで随時開催中。
2017年より育休後アドバイザー養成講座を開始。
同年、育休後カフェを開催するための人材として、育休後カフェ・ファシリテーターの育成を開始。

2021年より株式会社山口企画代表取締役。
2021年7月より現職。

昭和女子大学現代ビジネス研究所 研究員
特定非営利活動法人女性と仕事研究所 メンター
日本女性技術者フォーラム 会員
日本女性技術者科学者ネットワーク 事務局
NPO法人ファザーリング・ジャパン 賛助会員
東京商工会議所 個人会員

2016年5月「改訂版 さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの応援歌」(労働調査会)
2015年2月「子育て社員を活かすコミュニケーション【イクボスへのヒント集】」(労働調査会)

育休後職場復帰セミナー
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