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2020.12.21

雑念を消して「無」になるために必要なたったこれだけのこと

森 健次朗氏
株式会社集中力 代表取締役/集中力プロデューサー(R)

集中するためにはマインドフルネスであることが大切!
余計な雑念を消して「今、ここ」に100%集中しよう!

という話をさせていただきました。

『集中力≒マインドフルネス!今ここに100%集中する力を身につけよう!』

では、どうすれば余計な事を考えないようにできるのか?
「無」になる事ができるのか?
これについてご説明しますね。

人間は常に情報の「受信」と「発信」を繰り返しながら生きています。

そしてここからが大切。

受信と発信の総エネルギー=受信力+発信力

私達は一定量の総エネルギーを受信と発信に分配して使っています。
ですから、受信に多くのエネルギーを使えば発信のエネルギーは弱まり、
発信に多くのエネルギーを使えば受信のエネルギーは弱まる。

そして、受信優位にするか発信優位にするかは、少し訓練すれば自分自身でコントロール出来ます。

全力で【受信】にエネルギーを集中すれば「無」になれます。

実はこの原理原則、日常の至る所で使えます。

「頭の中で余計な事を考えたくない」
「雑念を消して無になりたい」

つまり、思考=【発信】を消したい。

そんな時は全力で【受信】にエネルギーを集中すればいいのです。

【受信】に注力すれば、エネルギーがそちらに取られますから
【発信】=思考が働かなくなります。

受信にエネルギーを集中するとはどういうことか。

それは五感から情報を受信する事にエネルギーを集中するという事です。
視覚。聴覚。触覚。嗅覚。味覚。

五感からの情報に集中=つまり【ピントを合わせる】

特にやりやすいのは視覚と聴覚と嗅覚です。

私たちは普段目から情報を得ていますが、実はあまり意識せず、なんとなくボヤッと受信しています。
見ているようで見ていない、視覚情報を受信する事に集中していない時はこんなボヤけたイメージです。

でも、受信にエネルギーを集中させ、ピントを合わせるとこうなります。

五感から得る情報に、ピントを合わせる。

ボヤけていた視覚情報が、【ピントを合わせる】事によってクリアな情報に変わります。

これが大切なのです。

受信に集中するということは、
五感から得る情報に【ピントを合わせる】という事

普段歩いていて目にする木々もピントを合わせれば、葉脈までクリアに見えるようになります。
葉っぱの裏に小さな虫がいる事に気がつきます。

耳からの受信でも同じです。

普段は聞いているような聞いていないようなボヤッとした音も、
耳からの受信にエネルギーを集中=【ピントを合わせる】事によって
クリアにより詳細に聞こえてくるようになります。

遠くから聞こえる車のタイヤの音、鳥のさえずり、誰かの喋り声、風が木々を揺らす音。。。

同様に嗅覚も、味覚も、触覚もピントを合わせることができます。

触覚がよく分からないと言われるのですが、例えば風の冷たさを肌で感じる。
空気の重さ、軽さ、もっと言えば今、パソコンで文章を書いているのですが、指先のキーを叩く時の触覚。

受信に集中して余計な雑念を一切入れないことで、自動的に脳内で処理されたものが発信されます。

実は今、この文章を書くのにほとんど何も考えておりません。
パソコン画面からの視覚、キーを叩く触覚(スムーズに柔らかくキータッチできている感覚)、
キーを叩く音等、それらをひたすらクリアに受信だけして書いています。

受信だけに注力していると、その受信した情報を脳が自動的に処理して勝手に文章が出てくるのです。

受信に集中して余計な雑念を一切入れないことで、
自動的に脳内で処理されたものが発信(アウトプット)される。
これがいわゆる「没頭する」「ゾーンに入る」と言われる状態です。

私は1週間に文章を1万文字ほど書くのですが、この感覚がなければ恐らく処理しきれないだろうと思います。

このように五感受信する情報に【ピントを合わせて】クリアな情報を【受信】するようにすれば、
そちらにエネルギーが取られて自ずと余計な思考・雑念=【発信】は止まります。

「無」になることができます。

多少面倒な仕事でも「面倒だな~」「シンドイな~」といった、余計な思考に囚われずに
すぐに集中できるようになりますよ。

講師プロフィール

森 健次朗 (もりけんじろう)

株式会社集中力 代表取締役
集中力プロデューサー(R)
一般社団法人日本集中力育成協会理事長

1989年大学院卒業後、ミズノ株式会社に入社。多数のオリンピック選手(水泳・陸上)のウェア研究開発に従事。特に、2000年のシドニーオリンピックで開発担当の「サメ肌水着」は13の世界新樹立に貢献。
2003年、ミズノ株式会社を退社後、学習塾「元氣塾」を設立。入塾した元気がなく、不登校の子供たちと過ごす中で、子供たちの意欲を湧かせることが必要だと気づいた。ミズノ時代に関わった一流アスリートたちが日常や試合の本番で実践している呼吸や姿勢を意識するワーク、脳トレ・視覚を利用した集中力アップの方法を指導したところ、子供たちに変化が出た。
この取り組みが注目を集め、PTA、教育機関、スポーツチームなどから講演依頼が殺到し、2011年にアーティストファクトリー・ジャパン株式会社(現・株式会社集中力)を設立。
現在は、集中力プロデューサー(R)として講演・研修に登壇し、年間約15,000人へ集中力発揮のコツを教えている。

<著書>
『30秒集中法 - いきなり一点にすべての能力を集め、持続させる』(ワニブックス)
『ビジネスの9割は集中力で決まる!』(ゴマブックス)
『机に向かってすぐに集中する技術』(フォレスト出版) など

http://syutyuryoku.jp/
ビジネスの現場で即実践できる集中力発揮のコツ

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