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2020.04.27

自己肯定感を高める方法

鈴木雅幸氏
臨床カウンセラー養成塾 塾長/心理カウンセラー

ここ最近のカウンセリングで、ある共通のテーマが話になることが多くあります。

そのテーマとは
「自分に自信がもてない」
というものです。

カウンセリングの中だけではなく、仕事で誰かと話している時にもです。

自分に自信のない人。

みなさんは、どんなイメージでしょう?

実は、仕事をバリバリこなす人でも、自分に自信がないという人、いるんです。
お金をたくさん稼ぐ人でも、自分に自信がないという人もいるんです。
気を張って一生懸命仕事をしているけど、根っこのところは自分に自信がもてない。
自分に悩みがあるなんて、周りの人は一人も気づいていないと思う。
そう打ち明けてくれる人が、結構いらっしゃいます。

自信があるから頑張れるわけでもないし、
自信が無いから頑張れないわけでもない。

自信があっても頑張れない人もいるし、
自信がないから頑張る人もいる。

そう、人ってみんな違うんです。

だから、頑張れるか頑張れないかだけで、その人を捉えることはできません。
そういう捉え方は、ある意味、とっても狭い捉え方だと思うんです。

覇気があるから自信があるんだろう。
強気だから自信満々なんだろう。

それって、視野の狭い捉え方だと気づくと、今まで見えなかった側面が見えてきます。

そして、自分に自信がない人には、ある共通点があるんです。

仕事をバリバリするか、しないか。
そういう行動(見た目)だけでは見えてこない共通点ですね。

その共通点とは「視野の狭さ」です。

それも、自分自身を捉える際の「視野の狭さ」ということになります。
自分に自信がないという人のほとんどが、自分を狭く捉えています。
つまり、自分のほんの一部にしか目が向いていない
そういう視野の狭さからくる「自信がない」です。

物事には、いろんな面があります。
それぞれの面に対して、私たちは、自分なりの「意味づけ」をしていきます。

お財布に千円札が3枚入っている。
事実はそれだけです。
しかし、この事実を、私たちは自分で意味づけして捉えていきます。

「お財布の中に、3千円しか入っていない」
Aさんは、そう思った(捉えた)とします。
事実は、「千円札が三枚入っている」ということです。
でも、「しか」という意味づけをAさんはしたことになります。

自分に対する捉え方でも、同じことが起こります。

「自分なんて何も結果を出せない人間だ」
そう思った(捉えた)とします。

これも「三千円しか」と同じような意味づけをしています。

「自分」という人間がいる。
その自分を「なんて」という意味づけをして、限定的に捉えているわけです。

自分という人間には、いろいろな面があります。

頑張ってきた自分。
誰かを思いやってきた自分。
正直な自分。
一方で、怠けて(逃げて)しまった自分。
自分のことしか考えられなかった自分。
そして、不誠実な(ウソのある)自分。

「自分なんて」という意味づけをしていると、否定的な自分にしか、目が向きません。

例えば、私(鈴木)の場合はどうか?

私も、自分には否定的な面がいろいろあります。

自分に満足などしていないし、嫌だなと思う部分もいろいろあります。
でも、普段は「頑張った」「思いやった」そして「正直な」自分に目が向いています。
そんな私も、時には否定的な面に目を向けます。

でもそれは、そうする必要があるから。
自分のやったことを精査し、振り返り、変えていく必要がある場合です。
自分の未熟さを責めたり失望したりせず、真っ直ぐに向き合い、改める。
これができると、鬼に金棒です。
もちろん、それでも時には、不要に悩んだり迷ったりもします。
自分に余裕を失い、イライラしてしまうことも・・・・
焦ったり、不安になったりすることもあります。
でも、それも含めて「経験なんだ」「学びなんだ」と、
最近はずいぶんと捉え直せるようになりました。

どこに目を向けるのかは、あなたに「選択」する権利があります。

ただ、自信のなさは、自分を捉えている無意識の「視野の狭さ」から来るんですね。
こうした視野の狭さからくる自信のなさは、様々な副作用を起こします。

虚勢をはったり、カラ元気が必要になったり、
逆に、気力が出なかったり、
人を信じられなかったり・・・

こうした副作用とさよならしたいなら、もう一度視野を拡げましょう。

自分という人間の、目を向けていない面に、しっかりとフォーカスし直すんです。
自分のいいところ、気に入らないところ、ちゃんと両方に目を向けてみてください。
片方だけでなく、両方にです。
それも「しっかりと」向けるのが秘訣です。

すると、視野が広がり、自分に対して思わぬ発見があります。
そうして視野が「広がる」ことで、自分の気持ちが落ち着いていきます。

自分に対する自信の無さを解消するために最も大切なこと。
それは、自分に対する捉え方の「視野を拡げること」に尽きます。
自信のない人は、自分というものを実に狭い視野で、
極めて限定的にしか捉えていないんです。
無意識な意味づけをすることで、視野が狭くなっている自分に気づく。
これが一番「自分を変える」ことになります。
自分は視野が狭いのかもしれない。
先ずはそう意識してみることがスタートです。

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