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国債パニック ゲーム理論で破綻時期を警告!

逢沢明
定価
1,650円(税込)
判型
46判
体裁
並製
頁数
272頁
ジャンル
  • 経済・金融
ISBN
978-4-7612-7029-2
発行日
2014年9月3日

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各種公開情報をもとにゲーム理論の視点で考えれば、
国債破綻は目の前の〝崖〟として迫っている。

その崖から転落する日を「Xデー」とすると、
それはいつなのか!?

国債が破綻すれば、
過去に発行されて償還が済んでいない国債も
紙クズと化してしまうが、本当にそうなるのか!?

この本では、「Xデー」として
破綻リスクが極端に高まる時期を精密に見積もり、
一般の個人が国債破綻に対して備えるために、
資産防衛法などの情報を可能なかぎり提供。

2014年初めからインターネット上で公開執筆を始め、
やがて4月の時点でグーグル検索の「国債破綻」で、
約261万件中の1位になった論説に
大幅な加筆修正をして書籍化!

全国民必読の国債破綻にけっして負けないための本である。

目次詳細

第1章
「国債破綻の崖」を目前に控えた日本が抱える危機とは?

国の借金は1000兆円をはるかに超える
ころころと変わる財務省発表の数字の不可解さ
国と地方の借金総額はいくらになるのか
日本国債はダントツの借金比率なのに安全といえるか
借金返済の原資はあるのかないのか
国家財政を黒字化する方法はあるのか
国の歳出の内訳はどうなっているのか
消費税率を大幅に上げて国の借金を返す方法とは
国債破綻後の対策を記したネバダレポートとは何か
破綻リスクが極端に高まる時期はいつか
❖第1章まとめ


第2章
国債破綻「Xデー」はいつなのか!? 日本経済大崩壊への道筋はどうなるのか?

日本国債は安全だというのは幻想にすぎない
政府は国債の償還を放棄するのか
終戦直後と類似の破綻シナリオが選ばれるのか
国のバランスシートが示す危機とは
国債はいつまで発行できるのか
国債破綻のゲーム理論的予測はどうなるのか
国債破綻を仕掛けるのは誰なのか
政府は積極破綻に向けて何を準備するのか
主なプレイヤーはどう行動するのか
投機集団から見た日本政府側の動きとは
投機集団側が国債売りを仕掛けるのはいつか
2015年度予算に注目せよ
日銀が最大の弱点になる理由とは
日銀の失策が国債暴落をもたらすのか
投機集団の手口とはどのようなものか
国債破綻は何をきっかけにして起こるのか
❖第2章まとめ


第3章
国民が直面する国債破綻後の悲惨な現実とはどのようなものになるのか!?

国民が失う資産規模はどれくらいか
経済大国の破綻シナリオとはどんなものか
直近の破綻ではロシアが先例となる
ロシア危機の経過を教訓とすべき
超格差社会となったモスクワの現実とは
1兆倍のハイパーインフレとはどのようなものか
国債破綻「Xデー」に至る道筋とは
破綻ゲームの始まりは概算要求からか
「Xデー」に選ばれるのはいつなのか
日本売りで預金封鎖となるのか
破綻後の為替と株価はどうなるのか
ハイパーインフレの元凶とは何か
戦後の物価を月次で見ると驚くべき事実が
新円切り替えのトリックを明かす
新円切り替え後の状況は戦後と大きく異なる
国債破綻で国民の生活はどう変わるのか
ハイパーインフレで年金は破綻するのか
戦後の預金封鎖の実態はどんなものか
預金保護とマイナンバー制はどうなるのか
銀行による貸しはがしは激増するのか
国債破綻に対するIMFの対策はどんなものか
非常事態宣言は発令されるのか
❖第3章まとめ


第4章
一般の個人でもできる安全を重視した資産防衛法はあるのか?

資産を防衛する人はごくわずか
サラリーマンが選択すべき資産防衛策とは
住宅ローンの返済はゆとりを持て
ローンの返済額は激増するのか
フラット35の場合はどうなるのか
借金すべきは銀行以外からなのか
勝ち組になれる銀行はどういうところか
最も安全な預金口座はどれか
郵便貯金は本当に大丈夫なのか
預金ではなく実物資産を多く持つのが得なのか
不動産の購入は得するのか
金などの貴金属類の購入は得するのか
外貨資産を持つのは得なのか
海外銀行の口座を開くのは得策なのか
投資差益にかかる所得税はどれくらいになるのか
破綻後の株式市場はどうなるのか
老後の40年間に備える方法はあるのか
国債破綻の影響はいつ沈静するのか
❖第4章まとめ


第5章
国債破綻に際して対処すべき国家政策を提言する

国債破綻に対処する諸方策
究極の選択を迫られたらどうするか
ライフサイクル政策という立場での将来設計が必要
先手必勝で破綻を避けるにはどうすべきか
さらなる増税はどうすれば実現できるのか
憲法9条に立脚した金融立国を目指せ
2000兆円がもたらす金融革命とは
仲裁型の平和主義外交を活用せよ
為替は円安ではなく円高のほうが有利なのか
輸出企業も円安よりも円高が有利なのか
公務員はどれほど削減できるか
予算削減はできるのか(東日本大震災を例として)
政府部門を効率化する方法とは
科学技術の危険性と可能性に注目せよ
みなし人頭税という選択肢を検討せよ
衆知を結集して日本の未来をつくる
❖第5章まとめ

著者について

著:
逢沢明

数理エコノミスト。京都大学大学院博士課程修了。2013年3月、京都大学情報学研究科を定年退職。現在、国際情報学研究所理事長。工学博士。ゲーム理論を駆使する戦略情報学を得意とする。数理的手法では進化複雑系理論の新分野を開拓している。また、大量の経済データや歴史的資料などを、ビッグデータとして分析する「マクロ情報学」のわが国における命名者であって、本書はその成果の一端をまとめたものである。マクロ情報学は、先端科学によって、多様な分野の専門家を超えるほどの分析を行える手法として、急速に耳目を集めている。

官庁から科学技術政策委員等の依頼が多く、ゲーム理論を実践する政策通として信頼されている。くわえて、途上国向けを含めた完全無料の初等・中等教育サイトの構築を目指す一方で、子供たちの興味を引くクイズ・パズルの収集家という一面もある。

著書に、日本の経済政策に警鐘を鳴らした『国債パニック』『金融パニック』、12万人以上を勝負強くした『戦略思考を磨く ゲーム理論トレーニング』(いずれも、かんき出版)のほか、『直観でわかるゲーム理論』(東洋経済新報社)、『転換期の情報社会』(講談社)、『ギガソサイエティ』(ジャストシステム)、『複雑系は、いつも複雑』(現代書館)、『ネットワーク思考のすすめ』『頭がよくなる数学パズル』(いずれも、PHP研究所)など多数。

読者様の声USER’S VOICE

  • ハイパーインフレをどう乗り越えるか。逢沢先生は中でも一番詳しく書かれていてとても参考になりました。その日のための心構えを持ち対策中です。ありがとうございました。(65歳男性・自営業)

  • 著者のファンなので購入。著者による一種の試論、いわば思考実験の書として大変興味深く読んだ。著者のその後の著作『パニック経済』につながる国家批判、根源的思考は終始一貫した態度だと思います。日本が著者の予想する通り破産するか否かはともかくとして、氏の今後の著述活動に注目したいです。(39歳男性・その他)

  • 国の財政破綻はまぬがれないことを知り、その時どう対応すればよいか、著者の考えに賛同するところがあり購入してよかったです。(37歳男性・学生)

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